海上をゆうゆうと進むこの船が、今回ご紹介する「はるひら丸イルカ号」。オレンジ色のイルカのデザインが際立って、ひときわ目を引く可愛らしい形をした船です。
船内は、三層に分かれていて、1階は海の底が見える海底探検室・2階は窓から風景がゆったりと楽しめる座席・3階は大パノラマが見られる展望デッキになっています。
乗船時間は約45分。わずか45分の間に、海上ならではの景色から海の中の様子までもが一度に楽しめてしまいます。さぁ、そんな船に乗って海の旅へ出航してみましょう!
「道の駅 伊東マリンタウン」から出航すると、このような島「手石(ていし)島」が右側に見えてきます。この島は、相模湾の沖合700mに浮かぶ島で、伊東市所有の島。
伊東の海岸から望むとこの島は小さく感じられますが、実際に船上から近づいて見ると、とても大きな島です。この島は無人島ですが、岩場に人の姿が! どうやらここは、磯釣りが人気な場所のようで、こんな場所で人と出会うのは驚いてしまいますね。見る角度によっては、ゴリラの様に見えたりするユニークな島で、伊東市ならではの島なので見ておきたい所。
続いて、こちらは汐吹岩。
この断崖絶壁に開いた洞穴に波が入った時、洞穴から潮が吹きあがる様子が見えることから名付けられ、伊東八景の一つになっています。伊東八景は、魅力的な伊東の風景を思う存分に味わってもらおうと選定され、ここを訪ねたら見ておきたい場所。残念ながらこの日は、汐吹きが見られませんでしたが、潮の干満や波などの条件がそろえば豪快な潮吹きが見られます。時には、高さ10m以上もの潮が吹き上がることもあるそうで、自然の雄大さを感じられるスポットでもあります。
そんな場所を過ぎると、今度は海に浮かぶ2つの島「与望島(よぼうじま)」。与望島の間から、突如現れる日蓮上人像が見られ、こちらも伊豆へ流罪になった「伊豆法難」の話しが残る伊東らしい見所。海の上に凛々しく建つ像は、頼もしくとも何とも不思議な光景ですよ。
船内アナウンスでは、そんな日蓮上人にちなんだ話が聞けます。もっと知りたい方は、遊覧船へ是非どうぞ。
この船に乗った以上、見てみたいのは、やっぱり海の中!
先程もご紹介しましたが、船内の1階は海底探検室になっていて、潜水艦みたいに海の中の見られます。ご覧になっているこの眺めは、そんな海底検査室から。窓から覗くと、目の前にはたくさんの魚達の姿が。こちら、人間の様子が気になるのか、近づいてくる魚や、泳いでいる魚と目があったり、まるで自分が魚になったかのような気分が味わえます。
いつまで見ていても飽きないので「ずっと海底検査室に居たい!」と思ってしまいますが、混雑している場合は前半と後半に別れ、見られなかった人を優遇するなどの配慮がされます。
海の中を見られるのは、「海中見学おすすめポイント」の「道の駅 伊東マリンタウン」で碇泊している間。ここを訪れる魚は季節によって違うそうで、いろいろな種類の魚が見られるのも、また嬉しいですね!
はるひら丸の発着場は「道の駅 伊東マリンタウン」。
折角なので、ここにある足湯で温まって行きませんか? 足湯は、遊覧船乗り場があるマリンタウンの裏側にあって、海を見ながら足湯ができます。全長43m、最大70人も利用できる長い足湯で、地下1000mから湧き出している天然温泉。
マリンタウンは道の駅ですが、日帰り温泉施設を併設していて、そんな温泉を使った足湯が楽しめ、ショッピングゾーン・フードゾーンがあるバザール棟では、お土産も買うこともできちゃいます。
『温泉DATA』
泉質:カルシウム・ナトリウム塩化物温泉(低張性アルカリ性温泉)
はるひら丸イルカ号は、冷暖房完備でトイレも付いていて安心ですよ。展望デッキからは、360度の大パノラマが楽しめ、潮風を感じながらの景色はまた格別です。悪天候の場合は、運休する場合があるので下記のMEMO【はるひら丸イルカ号】よりご覧下さい。
陸とは違って一味違う海からの景色。海の中を覗いて可愛い魚達にも逢える遊覧船に乗ってみませんか? 運が良ければ遊覧中にイルカにも出会えるかもしれませんよ。
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(2024/4/26更新)
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