写真:東郷 カオル
地図を見る猫空は台北市木柵地区にある山間のエリア。台北中心部からほんの少ししか離れていないのに、遠くの山里にでもやって来たかのような長閑な雰囲気が漂います。
ここで特に有名なのが鉄観音というお茶。高級茶葉としてその名を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
猫空に行くのはとっても簡単!台北中心部を運行しているMRTの文山線で動物園駅まで行き、そこでロープウェイに乗り換えるだけ!約30分の空中散歩で猫空駅に到着です。ロープウェイで30分なんて長いように思われますが、山を登ったり下ったりまた登ったりしながら進んでいくロープウェイからの眺めは飽きることなく、あっという間に到着します。
こんなに簡単に行けるのに、猫空駅で降りると茶畑や伝統的な茶芸館が立ち並び、別世界が広がっています。
キャビンは2種類あり、いたって普通のものと、床がスケルトンのもの。スケルトンのほうが人気で並んでいることもありますが、普通のキャビンでよければ係りの方に伝えたらタイミングによっては並ばずにすむこともあります。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらがロープウェイの終点、猫空駅です。海抜は300mほどですが、空気が澄んでいるのか、驚くほど空が近い印象です。猫空ロープウェイは2007年に開通した、まだ比較的新しい交通機関。ターミナルも近代的で綺麗ですし、チケット購入方法もわかりやすいのが嬉しいです。
駅を降りたらすぐにビジターセンターがありますので、ここで簡単な地図を入手することができます。駅前には沢山の看板が立ち並び、どちらへ行けばいいのか迷ってしまいますので、もともと猫空へ行く予定をしているのなら、あらかじめ旅行前にお目当ての茶芸館をリサーチしておくのもいいかもしれませんね。お目当てがない場合でも、人の流れに乗ってぶらぶらと散策するのも楽しいです。
写真:東郷 カオル
地図を見る猫空にあるのは伝統的な茶芸館だけではありません。写真のような開放的なカフェやオシャレなカフェもいくつもあります。このカフェの誘惑をぐっと我慢して先へと進むのもいいですが、とりあえずここで景色を眺めながら休憩するのも選択肢の一つかもしれません。このお店は地元台北の方々のオシャレなデートスポットとなっているような雰囲気があります。観光客は趣のある茶芸館を探しますので、どんどん先へ進んでいきます。
写真:東郷 カオル
地図を見る猫空を歩いていると、あちらこちらからお茶の良い香りが漂ってきます。こちらの四哥の店は台湾の方々に人気のお店。「の」というひらがなを見て、「日本語OK」と独断するのは禁物。お店では日本語はほとんど通じません。ですが、オーナーの張さんはとっても親切で日本贔屓!以前お店が「SAVY」という関西で人気の情報誌に掲載されたこともあって、お店にはかなり読み込まれた感じのSAVYが。日本人だとわかると嬉しそうに見せてくれます^^
こちらのお店はお茶だけではなく、茶葉を使ったお料理にも定評があり、お馴染みさんが多いのも特徴。お店の忙しさにもよりますが、オーナーがおいしいお茶を淹れてくれます。説明はもちろん中国語。気合で乗り切ればなんとなく通じるものはあります(笑)
写真は2階の窓際の席。大きな窓からは遠くに台北101を確認することができます。お茶が終わったら、オーナー自慢の3階を見学。3階は更に開放的な空間で、こちらも絶景!
写真:東郷 カオル
地図を見る台北の賑やかな雰囲気とは随分かけ離れた猫空ですが、山の上にありますので、晴れた日には台北市内を見渡すことができます。市内中心部からこんなに近いのに、ちょっと旅慣れた旅行者気分を味わえるのは猫空ならでは。
遠くに見える高い建物は台北101。あの辺りから来たんだな…と、のんびりとお茶をいただきながら寛ぐのもいいですね。
台北からのショートトリップは色々とありますが、その中でも猫空は市内中心部から近くて、アクセスが簡単で、別世界のような雰囲気を味わえる、三拍子揃ったおすすめのスポットです。
半日時間があれば行けますので、自由旅行初心者の方も、是非チャレンジしてみてください。
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(2024/3/29更新)
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