猫好きにはたまらない!台湾・猴硐(ホートン)の猫村

猫好きにはたまらない!台湾・猴硐(ホートン)の猫村

更新日:2014/07/27 11:18

阿部 吾郎のプロフィール写真 阿部 吾郎 フリーカメラマン、ライター、日本旅のペンクラブ会員、日本旅行写真家協会会員
最近メディアで取り上げられることも多くなってきましたのでご存じの方も多いと思いますが、台北郊外の猴硐(ホートン)に100匹以上の猫が暮らす「猫村」があります。
もともと炭鉱の町として栄えたのですが、閉山とともすっかりさびれてしまいました。しかし、2009年ごろから、もともとこの町にたくさんいた猫で町おこしをしようという機運が高まり、今ではすっかり有名になり多くの観光客が訪れています。

九份の最寄駅「瑞芳」の次の駅です。

九份の最寄駅「瑞芳」の次の駅です。

写真:阿部 吾郎

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猴硐駅へは、九份(きゅうふん)の最寄駅瑞芳から平渓線に乗って一駅です。瑞芳からバスも出ています。
瑞芳から電車で到着し、改札を出て進行方向に向かって左側に階段を下りると駅の正面に出ます。左右にお土産物屋や飲食店など何件かお店が並んでいます。その向うに「願景館」というレンガ作りの倉庫を改造して作られた案内所があります。このまわりにも猫がたくさんいます。今では廃墟となっている炭鉱の設備があり、その向うに石炭を運ぶのに使われていたアーチ型の橋があります。願景館の横の階段から橋の上に上がることができます。橋の上には石炭を運ぶトロッコが走っていた線路が残されています。また猴硐駅や炭鉱設備の廃墟が一望でき、基隆川と山々が織りなす絶景も見られます。

猫も使う陸橋を渡って猫村へ

猫も使う陸橋を渡って猫村へ

写真:阿部 吾郎

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駅の改札から右側に出ると、陸橋があり駅の向こう側に出られます。ここが「猫村」です。この陸橋にはかわいい猫のイラストが描かれた看板が設置されていますが、特徴はそれだけではありません。この陸橋は人間だけでなく猫も渡れるように作られています。ちゃんと猫の通路やジャンプ台が付いています。
猫村のあちこちに猫がいます。普通なら観光客など絶対来ないようなさびれた雰囲気の町、というより村なのですが、猫の像やイラストなどがあちらこちらにあり、ちょっと不思議な感じがします。昼間ですと、猫はだいたい木陰で寝ています。
高台になっており、眺めもいいですし、カフェもあります。猫を探しながらゆっくり散歩してみてください。

猫の家

猫の家

写真:阿部 吾郎

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この猫の家は猫村の方ではなく、アーチ型の橋の下、基隆川のほとりにあります。自宅の上でポーズを決めてくれた猫ちゃん、橋を渡って猫村とこちらを行き来しているのでしょうか。

こんな標識見たことありません!

こんな標識見たことありません!

写真:阿部 吾郎

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これは、駅前の道路で見つけた標識です。
猫がついている標識など、他で見たことがありません。
中国語は読めませんが意味は何となく分かりますね。
「猫がよく出てくるからゆっくり走ってね」ですかね?
猫そのものを探して歩くのも楽しいのですが、猴硐駅周辺では猫の像や猫に関する標識、看板、壁画など様々なものを見つけることができます。ちょっと注意していろいろなものを発見してください。

猴硐のお土産はこれで決まり!

猴硐のお土産はこれで決まり!

写真:阿部 吾郎

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こちらは地元でもおいしいと評判の猫型パイナップルケーキのお店「煤之郷」です。駅の正面から出てすぐ左手にあります。猫耳をつけた美人姉妹が出迎えてくれます。普通のパイナップルケーキのほか、イチゴ味やブルーベリー味もあります。6個入り180台湾ドル、12個入り360台湾ドルです。
食べてみましたが、しっとりとして食べやすいパイナップルケーキです。味にバリエーションがあるのもいいですね。何より猫の形をしていてかわいいのでお土産にぴったりです。

猫好きにはたまらない場所、猫好きでなくても楽しめます

アーチ型の橋や炭鉱施設の廃墟などの写真もお見せしたかったのですが、今回は猫関連の写真中心でご紹介しました。猫好きの方には最高のスポットだと思いますが、中には猫好きの友達や彼女の付き合いで・・・という方もおられるでしょう。しかし、猴硐は”猫”を除いても、十分楽しめる場所です。ひなびたローカル線の駅としても魅力的ですし、1段落目でご紹介した炭鉱関連の史跡も見応えがあります。自然が豊かで空気も水もきれいです。
猫好きの方も、そうでない方も是非足を運んでみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/07/08 訪問

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