西郷さんと温泉Vol.2〜日当山温泉編「西郷どん湯」〜

西郷さんと温泉Vol.2〜日当山温泉編「西郷どん湯」〜

更新日:2012/12/20 15:07

六三四のプロフィール写真 六三四 温泉ソムリエ師範、温泉フリーライター
「西郷さんと温泉」第2弾は鹿児島県霧島市の日当山(ひなたやま)温泉!「西郷さんと温泉」のタイトルにふさわしい温泉のご紹介です。

鹿児島でも温泉好きで知られる西郷さん。“通”だった西郷さんが訪問した温泉は、温泉王国鹿児島の中にあってもトップクラスの温泉地ばかりです。(さすがホンモノは違う!)

「ドラ、フロ イケ イタックッデ!」
(訳:「さあ、温泉入りにいって来ます!」)

西郷さんに誘われて日当山温泉にあの男も来た!?

西郷さんに誘われて日当山温泉にあの男も来た!?

写真:六三四

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西郷さんが日当山温泉で宿舎にしていたのがこちらの「龍宝伝右衛門宅」。
老朽化がすすんでいましたが後に再建。現在は移築され「西郷どんの宿」として観光名所のひとつになっています。

西郷さんと日当山温泉を語る上で忘れてはいけないのが坂本龍馬。
1866年3月16日(慶応2年)坂本龍馬夫妻も日当山温泉を訪れています。

西郷さんと龍馬が肩を並べて湯に浸かる事はありませんでしたが平穏無事に世が流れていればそのような光景があったかもしれません。
ツーショット見てみたい気もしますねぇ・・・

その名の通り「西郷どん湯」

その名の通り「西郷どん湯」

写真:六三四

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ネーミングはインパクトも大事でしょうが、ここはまたストレートすぎて(笑)。

西郷さんが入ったから「西郷どん湯」(わかりやすっ!)

「西郷どん湯」は当時「元湯:もとゆ」と呼ばれ、西郷さんが元湯に入浴したという史料が残っています。龍法宅はこの元湯の向かいにあったので湯治を行なうには抜群の環境だったわけで。

現在、当時の元湯の面影はありませんが、その『湯』は今も変わらず当時のままに湧き続けています。

※地元では親しみをこめて“せごどんのゆ”と呼ばれています。

西郷さんの名の付く温泉らしさ

西郷さんの名の付く温泉らしさ

写真:六三四

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入口には普通の番台があるのに人がいない!?
訪問回数30回は越えているエセ西郷六三四でさえ一度も番台の人影を見たことはありません・・・。

これが「西郷どん湯」の名にふさわしい経営者の『懐の深さ』?(笑)

素朴な温泉銭湯

素朴な温泉銭湯

写真:六三四

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シンプルな浴舎にこれまたシンプルなタイル貼り2槽式の浴槽。
温泉は源泉温度49℃、ph7.8、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉がかけ流し。ぬる付きもあり飲用も可能。

西郷さんがこよなく愛した温泉で、偉人西郷さんと同じ温もり、同じ空気感漂うこの湯の味を体感してみては。

日当山温泉「西郷どん湯」

日当山温泉「西郷どん湯」

写真:六三四

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【温泉名】日当山温泉
【住 所】鹿児島県霧島市隼人町内1462-2
【電 話】0995-43-3870
【泉 質】ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
【適応症】切り傷,神経痛,消化器病など
【立寄湯】¥250
【宿 泊】通常価格素泊まり¥1,500〜

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/08/01 訪問

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