鵜飼小路を抜けて船乗場へ!長良川の河畔に佇む宿「十八楼」

鵜飼小路を抜けて船乗場へ!長良川の河畔に佇む宿「十八楼」

更新日:2015/06/08 13:25

昨今、文化庁より「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜として第1回『日本遺産』のひとつに選出された岐阜市。そこには鵜飼で有名な清流、長良川、そして長良川温泉があります。その地にある創業150有余年の「十八楼」は、館内から船着場まで専用の通路がある唯一の旅館。趣向を凝らした複数のお湯処も温泉好きにはたまりません。宿泊者無料、昔ながらの風情が残る川原町周辺散策ミニツアーも是非お楽しみください。

館内にも鵜が!はく製ですが(笑)

館内にも鵜が!はく製ですが(笑)
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全国各地に数ある鵜飼の中で、長良川の鵜飼はちょっと特別。な、何と代々世襲制の鵜匠の職名は「宮内庁式部職鵜匠」、国家公務員!長良川の鵜飼用具一式は国の重要有形民俗文化財に、長良川の鵜飼漁の技術は国の重要無形民俗文化財に指定されています。1300年の歴史を誇る鵜飼は毎年5月11日〜10月15日(中秋の名月を除く毎夜)に開催。この時期に訪れる方は是非鵜飼観光をお楽しみください。「十八楼」の館内にも鵜のはく製があり、長良川観光を楽しみに訪れた人々をお出迎えしてくれます。

芭蕉も絶賛!「このあたり目に見ゆるものは皆涼し」

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ロビーの外にみえる(写真右)のは、江戸末期に建立されたという松尾芭蕉の句碑。1688年、松尾芭蕉が水楼から長良川を見渡し、その景色の美しさに感動して詠んだ「十八楼の記」の中の句です。「十八楼」の名の由来はここにあります。
鵜飼観覧船に乗船して間近で鵜飼を満喫するもよし。ホテルの窓から、赤々と燃える篝火が川面に映るさまをのんびりながめるもよし。どうぞ楽しんでください。

毎日開催中!川原町周辺散策ミニツアー

毎日開催中!川原町周辺散策ミニツアー
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十八楼を含む、「湊町・玉井町・元浜町」周辺の昔ながらの古い街並みは通称「川原町」といわれており、近年オシャレなカフェやレストラン、雑貨店なども増えてきて、人気の観光スポットとなっています。狭い間口を入った先に、思いがけない発見があるかも!?
十八楼では、宿泊者を対象に毎日夕方5時から、ガイドによる川原町周辺散策ミニツアーを開催中。わかりやすい、面白いと人気の無料ツアー、所要時間は約30分。十八楼を通じての鵜飼観覧船乗船予約の方も参加できるので、気軽に問い合わせてみましょう♪

趣向の異なるお湯処でお湯めぐり

趣向の異なるお湯処でお湯めぐり
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写真は鵜飼小路。先に紹介したとおり、館内から船着場までの専用通路があるのは十八楼だけ。鵜飼観覧船に乗船するのにとても便利な宿です。

大浴場にもこだわりが!町屋造りの和のお風呂『川の音』(1階)と長良川を望みながら、更には川の風を感じながら湯浴みができる『川の瀬』(2階)は、それぞれに趣きがあり、歴史ある十八楼らしさが感じられます。
中でも『川の瀬』内の展望風呂、「蔵の湯」は120年前の明治時代の蔵を蘇らせて造られた、重量感とモダンが融合したものとなっており、昭和初期のステンドグラスなど必見!
贅沢な湯浴みのひとときをゆっくりお過ごしください。

長良川の夏の風物詩、鵜飼の篝火

長良川の夏の風物詩、鵜飼の篝火
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長良川の鵜飼観光も兼ねて、長良川畔のホテル・旅館に泊まろうと考えている方も多いでしょう。どのホテル・旅館もそれぞれに魅力がありますが、十八楼は鵜飼観覧船乗り場に最も近く、金崋山ロープウェイから岐阜城へ、岐阜大仏(籠大仏)へも徒歩圏内(5〜10分)。アクセスのよさも十八楼の魅力です。

最後に

創業150周年記念事業として造られた、土蔵レストラン「時季(とき)の蔵」は、まさになつかしくて新しい、くつろげる空間となっています。歴史と文化を伝承する十八楼。(十八楼とセットで)足を伸ばして明治村までというのも、レトロな旅の思い出にいいかもしれません。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/11−2014/07/12 訪問

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