写真:猫乃 みいこ
地図を見る西国三十三箇所観音霊場第13番札所である石山寺。
重要文化財の東大門がお出迎えしてくれます。
東大門から入る石山寺は広大な境内の中に、毘沙門堂・蓮如堂
・本堂・三十八所権現社本殿・経蔵・多宝塔・芭蕉庵などの建造物があります。
参道では四季折々の花が楽しめます。
拝観時間 8:00〜16:30 (入山は16:00まで)
入山料 500円
写真:猫乃 みいこ
地図を見る石山寺は天然記念物の硅灰石の岩盤上にできています。
硅灰石は、石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、その熱作用で変質したもので、白色のガラス光沢があることが特徴です。これほどの大きな石となっているのは大変めずらしいことです。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る聖武天皇が奈良の東大寺大仏建築のためにたくさんの黄金を必要としていたときに、良弁僧正の夢に金剛蔵王が現れ、石山の寺で拝めば財宝がたくさん集まる、とのお告げがあり石山寺で祈願したところ、陸奥の国からたくさんの黄金が産出されて送られてきたということです。
奈良の大仏との意外な接点にビックリですね。
ご本尊は 如意輪観世音菩薩
普段は拝観できませんが、次のご開帳は2016年とのことですのでそのときまた訪れたいですね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る平安時代には「石山詣」がとても人気になり、紫式部も石山寺で源氏物語の最初の部分を書いたといわれています。
本堂には紫式部源氏の間があり、執筆中の紫式部の像が見られます。
他にも清少納言・和泉式部・藤原道綱の母なども訪れ、女流文学の舞台になったそうです。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る経蔵の下には安産祈願の腰掛け石があり、女性のかたが次々腰掛けていました。
今と違って出産で命を落とすことがあった頃ですから、こちらで願掛けすることは女性にとってとてもありがたいことだったのではないでしょうか。
国宝 多宝塔の46年ぶりの大修理が2012年春に終わり、新しい姿を見せてくれています。
源頼朝の寄進といわれる多宝塔は1194年の建造物。
何度も修理が行われていて修理のときに使われた木材には必ず年号が入っているそうです。
屋根は檜皮葺(ひわだぶき)という技法で、檜の皮を使っています。
修理の終わった、国宝 多宝塔を見に出かけませんか。
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(2024/4/19更新)
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