NY自由の女神を10倍楽しむために知っておきたいこと

NY自由の女神を10倍楽しむために知っておきたいこと

更新日:2017/09/28 17:09

いわずと知れた、ニューヨークを代表する世界遺産、自由の女神。絶対に外せない観光名所なのはもちろんですが!ただ見に行って、記念撮影だけでは寂しいものもあります。自由の女神が建てられた経緯とともに、アメリカ合衆国の歴史を辿り、より一層楽しみましょう!更に一歩、よりディープな世界に足を踏み入れることができるはず。

読み解く、自由の女神の全て

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自由の女神 <Statue of Liberty> 高さ48.05m 重さ225トン
右手にはたいまつ、左手にはアメリカ合衆国の独立記念日である「1776年7月4日」とフランス革命勃発(バスティーユ襲撃)の日である「1789年7月14日」と、ローマ数字で書かれた銘板を持っています。

女神の左足、よく見ると一歩踏み出しています。足元には引きちぎられた鎖と足かせがあり、これを女神が踏みつけているのです。これは、全ての弾圧、抑圧からの解放と、人類は皆自由で平等であることを象徴。

7つの大陸と7つの海に「世界に自由が広まる」という意味で、女神がかぶっている冠には7つの突起があります。

自由の女神の歴史を辿る

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自由の女神がニューヨークに来たのは約130年前、1886年。奴隷制を廃し、自由と民主主義を打ち立てようとしていたアメリカの姿勢にフランス側が感銘を受け、フランスにおける民主主義の誕生への願いも込めてモニュメントを寄贈。独立運動を支援するフランス人の募金によって建てられました。

設計はエッフェル塔の設計にも携わったギュスターブ・エッフェル。像のデザインはウジェーヌ・ドラクロワの絵『民衆を導く自由の女神』とマリアンヌをモデルにしたもの。
1884年にフランスパリで仮組み完成された自由の女神。その後214個に分解され、フランス海軍軍用輸送船でアメリカに運ばれました。

台座部分の建設資金は、アメリカ国民の寄付によってまかなわれました。1886年10月28日に除幕式が決行。あいにくの雨にも関わらず、当時の大統領をはじめ、100万人以上の観衆が集まったといわれています。

自由の女神を見に行こう!

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ニューヨーク・ハーバーの中央に位置する島、リバティ島に立っている自由の女神。ニューヨーク州とニュージャージー州のちょうど真ん中あたりの海の上。

リバティ島に行くフェリーはマンハッタン南端、バッテリーパークから毎日午前9時から午後3時半、1時間に2本出航しています。海を左手にして、右手がチケット売り場、左手が乗船場。フェリー乗り場は、季節や時間によってはかなり混雑するので、早めに行くのがオススメ。

料金は、大人7ドル、小人3ドル。リバティ島から眺めるマンハッタンの景色も素敵!自由の女神像のあるリバティ島へは15分程で到着します。フェリーから自由の女神像を撮影するなら、往路の方がいいです。復路は別のルートを通るので撮影出来ませんのでご注意を。

国のシンボルとして君臨する女神

今やアメリカ合衆国の自由と民主主義の象徴。ニューヨークに訪れた際は、女神の近くまで行き、隅々までくまなく見てみて。現在、クラウン部分の展望台に昇ることも可能。予約は取りづらく、階段であがることになるので到達するのもかなり過酷。体力に自信の無い方にはオススメしません。クラウンまであがらずとも、今回の知識を持っていれば台座部分までで十分楽しめます!
勇ましい女神の姿に、感銘を受けることでしょう。写真では伝わりきれない、行ったものだけが分かる感動を、ぜひ味わって来て下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。

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