貴族が見た風景!世界遺産「フィレンツェ歴史地区」で庭園巡り

貴族が見た風景!世界遺産「フィレンツェ歴史地区」で庭園巡り

更新日:2018/06/20 17:18

花の女神・フローラの町として名付けられたフィレンツェ。「フィレンツェ歴史地区」という世界文化遺産として登録されている長い歴史を持つ街です。せっかく花の都に来たのであれば、庭園を巡るルートで楽しんでみてはいかがでしょうか。また、歴史ある建造物やそれをとりまく街並みを、かつての貴族が眺めたであろう場所から同じように鑑賞してみるのはいかがでしょうか。

ピッティ宮殿のボーボリ庭園

ピッティ宮殿のボーボリ庭園
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フィレンツェのターミナル駅であるフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からアルノ川を越えて歩いて20分程度のところにピッティ宮殿はあります。この宮殿はなんとウフィツィ美術館と「ヴァザーリの回廊」というヴェッキオ橋の上を通る回廊により通じており、この宮殿内にもおよそ400年に亘り収集されてきた膨大な数の絵画や宝飾品のコレクションが一般向けに展示公開されています。この収集に携わったのが、フィレンツェの実質的な支配者として君臨し後にトスカーナ大公国の君主となった一族であるメディチ家です。
庭園への入場料は10ユーロで、チケットはピッティ宮殿の入り口で購入できます。このチケットで後に紹介させていただくバルディーニ庭園ほか、宮殿敷地内の銀器美術館、磁器博物館、衣装博物館も入場可能です。

【 GIARDINO DI BOBOLI(ボーボリ庭園)】
営業時間
8:15 - 16:30 (11月,2月)
8:15 - 17:30 (3月)
8:15 - 18:30 (4月, 5月, 9月, 10月)
8:15 - 17:30 (サマータイム終了後の10月)
8.15 - 19.30 (6月,8月)
定休日
第1月曜と末の週の月曜日,1月1日, 5月1日,12月25日

ボーボリ庭園のお隣、バルディーニ庭園

ボーボリ庭園のお隣、バルディーニ庭園
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ボーボリ庭園へ入場するのに購入したチケットで、お隣のバルディーニ庭園へも入場できます。
中世の13世紀くらいまでさかのぼるほどの歴史を持つこの庭園は、2000年から約5年をかけてリニューアルされました。

写真のアーチは4月から5月にかけては天井いっぱいの藤の花で彩られ、6月は地上に咲くあじさいを楽しめよるようになっています。

【Giardino Bardini(バルディーニ庭園)】
営業時間
8:15 - 16:30 (11月, 12月,1月,2月)
8:15 - 17:30 (3月)
8:15 - 18:30 (4月, 5月, 9月, 10月)
8:15 - 19:30 (6月, 7月, 8月)
定休日
第1月曜と末の週の月曜日,1月1日, 5月1日,12月25日

バルディーニ庭園から臨むフィレンツェの街

バルディーニ庭園から臨むフィレンツェの街
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本来庭園というのは造られた時点では所有する貴族だけが楽しむ為の場所で、現在のように広く一般向けに開放されていることなど当時はありえないことでした。
つまり、そういった場所から眺める外の景色というのは時期こそ違うものの、かつての貴族が見た風景だということになります。フィレンツェは世界文化遺産に登録されている歴史ある建物が今も現存する街ですので、目に映る街の景色は当時とほとんど変わりがないはずです。

この場所に来れば、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を取り巻くフィレンツェ市街の景色を見下ろすことができます。

2回目以降の訪問として

旅行好きの方であれば世界文化遺産であるフィレンツェは既に訪れたことがある方も多いと思います。
その中でもサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂やルネサンス期の名画中の名画を所蔵するウフィツィ美術館は外せないスポットなので、それ以外で庭園を散策された経験がある方はその中でも少数であるかと思い今回ご紹介させていただきました。
是非フィレンツェ2回目以降の訪問先としての庭園散策はいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/06/12 訪問

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