えひめ絶品スイーツ!並んででも食べたい噂の「かき氷」5選!

えひめ絶品スイーツ!並んででも食べたい噂の「かき氷」5選!

更新日:2015/07/21 15:48

日本の夏の風物詩といえば「かき氷」。
古くは「枕草子」にも登場するかき氷は、日本古来の文化であり和氷菓子です。日本の暑い夏には、やっぱりかき氷が一番!
さて「おいしいかき氷屋さん 西日本」でワード検索すると愛媛県(今治)のお店が必ずヒットするほど「えひめのかき氷」は人気があるのをご存じでしょうか?
今回は筆者の地元・今治の人気店に加えて、えひめで話題の「並んででも食べたいかき氷」たちをご紹介!!

登泉堂(今治):和菓子職人が作ったかき氷

登泉堂(今治):和菓子職人が作ったかき氷
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雑誌や新聞にたびたび取り上げられる「登泉(とうせん)堂」。
西日本エリアでも有名なかき氷処です。土日はもちろん平日でも長い行列ができるお店ですが、行列用に日傘の貸し出しがあるのが女性に優しいサービスです。

行列で待っている間にメニューの配布があり、列のあちらこちらから「今日はこれ食べる!」などの声が漏れ聞こえますが、やはりお店で一番の人気は写真左側の「いちごミルク」。
つぶつぶプリプリ苺の味と香りが自慢で、その上から吟味された濃厚ミルクがたっぷり掛かっています。最近流行のフワフワ食感はありませんが、苺の味が薄まることなく最後まで続くことが人気の秘密。ただし、いちごミルクは毎年お盆までには完売する人気メニューなので注意が必要です。
最近は写真右側の「いよかんミルク」も人気メニュー。いよかん独特の酸味と苦味が暑い夏に心地よく口の中に入り込んできます。

登泉堂ではこの他に約20種類のかき氷メニューがありますが、和菓子店ならではのわらびもちや冷やしぜんざいもありますので一緒に注文してみてください。

玉屋サントノーレ(今治):洋菓子職人が作ったかき氷

玉屋サントノーレ(今治):洋菓子職人が作ったかき氷
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雑誌BRUTUSで「世界で一番おいしい、かき氷発見。」という見出しで書かれたお店が今治にある洋菓子店・玉屋(たまや)サントノーレです。
実は今治にはおいしいかき氷を食べることができる有名店が2軒もあったのです!
登泉堂のかき氷は5月〜10月ごろまでの期間限定ですが、玉屋サントノーレはシーズンを通して食べること(一部商品を除く)ができます。

お店の一番人気は写真左側の「ミルクセーキ」。原料となる卵とミルクは地元産の厳選されたものを使用、口に運べばキメの細かい氷が淡雪のようにスーッと溶けていくのがわかります。昔なつかしい味と優しい味がリピーターの舌を虜にする絶品です。

写真右側がお店の一押し「エリーの苺ミルク」。生いちごのソースがそのままどっぷり掛かっていて、味はミルクの甘味よりもいちごの酸味と香りが表に出ており、登泉堂の「和」とは違う「洋」の香りが楽しめる逸品です。
玉屋サントノーレは創業60年以来、かき氷をカップに入れてお客様に提供。店主いわく「当時、カップとスプーンで食べる事がハイカラだった」という理由からとか。

ゆきもと農園(西条・丹原):農園直営のワイルドなかき氷

ゆきもと農園(西条・丹原):農園直営のワイルドなかき氷
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今治の二大人気店を制覇した愛媛人が次に求めるかき氷が西条市丹原にある「ゆきもと農園」です。

ゆきもと農園のかき氷は、登泉堂や玉屋サントノーレの職人が作る繊細な味に対して、農園直営のワイルドな食感と味を追求したかき氷となっています。
元々苺やぶどうなどの生産農家だった農園の傍らにオープンカフェを開設したのが4年前。今では噂が噂を呼び、休日になると遠く県外からもワイルドな味を求めて列が出来るほどです。

店内にクーラーはありませんが、太陽をさえぎるかのように頭上にはぶどうの木が生い茂り、木漏れ日の中で食べるところがまずワイルド!次に地元西条(名水百選にも選ばれている)のおいしい水を利用した氷を使っているところもワイルド!そして最後に味はと言うと、店主は「ここでしか食べられない味」にこだわり、くだもの本来の持つ酸味とさわやかさを追求した仕上がりになっています。

写真はいちごのかき氷にプラス練乳。そしてなんと!かき氷の中に濃厚ソフトクリームが丸ごと入っています(800円)。かき氷のフワフワ感と濃厚ソフトの絶妙バランス、農園で獲れたワイルドな食感のいちごも加わり、かき氷の域を超えたかき氷と言えます。

田中戸(松山・三津浜):昔にこだわるかき氷

田中戸(松山・三津浜):昔にこだわるかき氷
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松山・三津浜地区にあるCafe「田中戸(たなかど)」。
この地区は先の世界大戦で奇跡的に空襲を免れた地域で、昔ながらの懐かしい雰囲気を今に伝えています。
そんな歴史ある三津浜の商店街にひっそりと佇むのが「田中戸」。漆喰の壁にアンティークの家具が並ぶオシャレなお店に看板は見当たりません。「え?ここで合ってますか?」みたいな…。

店主は三津浜から海を隔てた反対側にある、"怒和島(ぬわじま)"出身。故郷の素晴らしさを広く伝える為、島に一番近い三津浜に店を構えたのが5年前。お店の名前の由来を聞いても「なんとなく」とぶっきらぼうな返事です。
ただそのぶっきらぼうさとは対照的にかき氷の味は繊細でエクセレント!
写真左側にある「甘夏」は怒和島産の新甘夏を使用。仕上げにミントを加えた爽やかな味の仕上りです。写真右奥にある「苺」は愛媛産「あまおとめ」を使用、かくし味にワインを加えて、サッと火を通しているのだとか。

お店はオープンカフェで店主が昔懐かしい「手動かき氷機」を人力で回す姿がどこか懐かしくもあり、メニューのかき氷も昔ながらの氷の粒の大きさであることに心地よいひとときを過ごすことができるお店です。

まるせきカフェ(今治・関前諸島):島の香りを感じるかき氷

まるせきカフェ(今治・関前諸島):島の香りを感じるかき氷
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愛媛県今治市関前(せきぜん)諸島。
まるせきカフェは関前諸島の中でも一番大きい岡村島に位置していますが、実は愛媛県よりも広島県との繋がりが色濃く、岡村島は広島県側(呉市)から延びる安芸灘とびしま海道の橋で繋がっている島なのです。

その島に今治市が取り組む地域おこし協力隊が派遣されたのは2012年4月のこと。地域おこし(活性化)を目的にカフェがオープンし、今では地域に欠かせない情報発信・コミュニティの拠点として活動中です。
建物は古民家を地域おこし隊員が自力で改装。外観は青と白のストライプですが意外と古い町並みに溶け込んでいます。店内は古い調度などが活かされ、懐かしい昭和の香りを思い出させてくれる落ち着いた空間となっています。

そのまるせきカフェで人気のメニューが写真の「かき氷」です。
島で採れた赤シソたっぷりの自家製シロップと流行のフワフワかき氷の食感が抜群!その他、オリジナルシロップとして自家焙煎珈琲・島レモン・島かんきつ、子ども向けに苺やメロンを用意。それぞれが島の香りを堪能できる味になっています。
2012年4月に発表された映画「ももへの手紙」に出てくるシーンそのままの豊かな自然とやさしい人々が生きる瀬戸内の小さな島のおしゃれなカフェは今後も注目です!

愛媛のかき氷はこれからがシーズンです!

今回のかき氷特集は愛媛東予地方を中心にまとめましたので、カキゴーラーの方も集中的に訪問しやすい位置にあります。
愛媛はくだもの類の生産がさかんな土地です。その土地柄を生かした風味豊かなかき氷を楽しんでみてください。
愛媛産のかき氷には愛があります!これらのかき氷は、これから本番を迎える夏の暑さを和らいでくれるツールになることでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/01−2015/07/10 訪問

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