"毒毒毒毒毒毒毒毒毒展"ってナニ〜!?サンシャイン水族館で夏の特別展

"毒毒毒毒毒毒毒毒毒展"ってナニ〜!?サンシャイン水族館で夏の特別展

更新日:2014/07/16 14:17

中島 誠子のプロフィール写真 中島 誠子 3児の子連れ旅ライター、子連れキャンパー
東京・池袋のサンシャイン水族館では、2014年7月12日〜9月28日の期間限定特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどくてん)」が開催されています。文字通り、毒を持つ生き物を集めた特別展。見た目は美しいのに猛毒を持っている魚、刺されると死に至る程猛毒な生き物、毒を持つ大きなクモやトカゲ等、見ているだけでドキドキしてしまうものばかり!見たこともない毒々しい生き物があなたを待っています。

見た目の美しさに騙されないで♪「ハナミノカサゴ」

見た目の美しさに騙されないで♪「ハナミノカサゴ」

写真:中島 誠子

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毒のある生き物を集めた「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどくてん)」は2014年7月12日〜9月28日、池袋のサンシャイン水族館で開催されています。(水族館の隣の特別催事場での開催となります。)

「○○したらアウト!」な危険生物が展示されていますが、中でもこれを見てほしい!という生き物をご紹介します。後半、大きなクモの画像が出てきますので、苦手な方は閲覧にご注意ください。

まずは入口すぐにお目見えする「ハナミノカサゴ」。見た目がゴージャスで、泳ぐ姿も美しいのですが、胸ヒレや背ビレに毒を持っています。日本の海にも生息しているため、ダイバーや釣り人たちの脅威に。「ささったら、アウト!」激痛が走ります。指を刺されて、肩まで激痛が走ったという体験談も。海でこの魚を見かけたらご注意ください。

また、近くに展示のあるとても美しい貝イモガイも必見。美しい姿とは一変、猛毒の針で一撃する、人をも殺してしまう恐ろしい貝なんです。やはり、美しいものには毒があるのですね。

海の中でも、見た目の美しさに騙されないでくださいね♪

かわいい顔して毒出さないで♪「コンゴウフグ」

かわいい顔して毒出さないで♪「コンゴウフグ」

写真:中島 誠子

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とてもかわいい見た目の「コンゴウフグ」。ぷかぷか浮いていて、とても癒されます。ドット柄の小さなボールのような「ミナミハコフグ」も同じ水槽にいますが、どちらも毒を持っているんです。

こちらも日本の比較的温かい海に生息して、ダイバーはよく見る魚です。

毒と言っても人間には影響のないレベルですが、体の表面に毒があり、刺激やストレスがあると毒を出します。近くにいる魚が死んでしまうほどの毒なので、毒があると知られているのか・・・あまり近くに魚は泳いでいないとのこと。毒を持っていると得なのでしょうか?敵を感じずにまったりと泳いでいます。

岩と間違えて踏んじゃダメよ!「オニダルマオコゼ」

岩と間違えて踏んじゃダメよ!「オニダルマオコゼ」

写真:中島 誠子

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これ、岩ではありません。岩にそっくりな「オニダルマオコゼ」。よく見ると目・鼻・口があります。背ビレに強力な毒のトゲがあります。

見た目が岩なので、海の中で間違えて踏んでしまうことがあります。しかし踏んでしまったらアウト!!魚類では1〜2位の強さといわれる強力な毒があり、死に至ったケースも。

日本では沖縄や小笠原諸島に生息しています。ダイビングをしているときには足元にも注意ですね。猛毒ですが、じっくり見ると目がキョロキョロ動いていて、ちょっとかわいらしさも感じます。

世界最大級のやばいクモ!「ゴライアスバードイーター」

世界最大級のやばいクモ!「ゴライアスバードイーター」

写真:中島 誠子

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世界最大級のクモ「ゴライアスバードイーター」は人の手のひらよりも大きい。見た目はグロテスクでインパクトがありますが、毒の強さは弱い。毒のある巨大なクモとして有名なタランチュラも実は毒は弱いんです。

クモの毛に触るとかぶれる程度の毒ですが、噛まれることもあり、毛が目に入ってしまったり、噛まれた時は激痛なので注意が必要。

しかし見た目が一番毒ですね・・・。こんなクモが歩いていたらと思うとゾッとします。

近くに展示のある世界最大級のサソリ、オオムカデ、アメリカドクトカゲも見物です。爬虫類が苦手な方は見られないかもしれませんが、見たこともない毒々しい生き物にドキドキが止まりませんよ。

また、猿の仲間「スローロリス」もいます。真ん丸のお目めで、かわいいのですが、寝ている時が多くなかなか見ることができません。しかし森の中で見つけて、かわいいと思って触ったら危険です!

食べたら危険!毒レベルマックス!「スベスベマンジュウガニ」

食べたら危険!毒レベルマックス!「スベスベマンジュウガニ」

写真:中島 誠子

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殻や筋肉にフグ毒(テトロドトキシン)を持っている「スベスベマンジュウガニ」。

おまんじゅうのような見た目なのですが、食べてはいけません。なんと毒レベルマックス!食べると死に至ってしまうほどです。

日本でも千葉県以南に生息し、磯遊びでもよく見かけます。触ったり、ハサミで噛まれたりしても問題ないのですが、食べたら、アウト!です。覚えておきましょう。

スベスベマンジュウガニを見ると出口となりますが、サンシャイン水族館の中にも毒のある生き物が多数展示されています。中でも2階にいる「モウドクフキヤガエル」という黄色いカエルは必見です。他に、どんな毒のある生き物がいるのか、探してみるのも楽しいですよ。

サンシャイン水族館内にも毒のある生き物がいっぱい

もうどく展はサンシャイン水族館の隣にある特設会場での開催となります。(水族館と別途料金)もうどく展では、他にもたくさん毒のある生き物が展示されていますので、実際に見てドキドキのもうどく展を楽しんでくださいね。

これらの毒のある生き物は、餌を捕まえたり、自分たちの身を守るために毒を利用しています。毒があると聞くと怖いイメージがありますが、実はこちらから危害を加えない限り、自ら攻撃してくる生き物は少ないのです。この夏、もうどく展を通して、毒のある生き物についてちょっと学んでみてください。

7/19〜はアシカのびちょびちょガーデン、バードパフォーマンス、ビアガーデンが始まりますので、この夏はサンシャイン水族館でドキドキワクワク涼んでみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/13 訪問

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