バクラヴァ(Baklava)は、濃く甘いシロップをたっぷりかけたパイのようなお菓子。
フィロと呼ばれる薄い生地が何層にも重ねられ、ナッツ類やシナモンが挟まれています。
写真中央のシンプルなバクラヴァが定番ですが、そのアレンジはさまざま。
手前はピスタチオ餡が入ったバクラヴァで、和菓子にも似ています。
また、バクラヴァ以外にも一口サイズのお菓子は多く、左奥はカダイフ(kadaif)。
基本的にはバクラヴァと同じシロップ漬けですが、表面は麺状でパリパリとしています。
右側のチュロスのシロップ漬けはトゥルンバ(tulumba)で、どれも衝撃的な甘さです。
ひげを生やしたトルコ人のおじさんが嬉しそうにバクラヴァを頬張る様子も微笑ましいので、街歩き中にお菓子屋さんを見つけたらぜひ立ち寄ってみてください。
提供元:HIDE and MINA
地図を見るバクラヴァと並んで伝統のあるトルコのお菓子がロクム(lokum)。
お砂糖とコーンスターチを練り固めた素朴なお菓子ですが、バラやレモンの風味だったりナッツ類やドライフルーツが混ぜ込まれていたりとその種類は無限にあります。
練り固めたと言ってもかなり柔らかく、日本の求肥(餅菓子)に似た食感。
バクラヴァのシロップは苦手でも、ロクムのお砂糖味は好きだという日本人も多いです。
異国情緒あふれる見た目にしり込みせず、ぜひ一度は食べてみましょう。
イスタンブールのグランドバザールやエジプシャンバザールに行くと、いろんな種類を試食しながら少量ずつ買うことができます。
売り子のお兄さんがしつこくて辟易するかもしれませんが、それもまたトルコ。
チャイを無料サービスしてくれることもありますので、のんびりと楽しみましょう。
バクラヴァやロクムを食べそびれてしまっても、おみやげとして帰りの空港で買えます。
でもケーキ類は持ち帰れないので、食べたい方は計画的に制覇していきましょう。
まず、チョコ好きにはなんと言ってもプロフィテロル(Profiterol)。
小さなシュークリームの上からチョコソースをかけたお菓子です。
お店によってはシュークリームの中もチョコクリームだったり、さらに削ったチョコをトッピングしてあったりと徹底的にチョコ尽くし。チョコ好きにはたまりません。
甘すぎるのが苦手な方には、優しい味のフルン・スュトラッチ(firin Sutla)がおすすめ。
お米の入った焼きプリン(ライスプディング)です。
見た目や食感はドリアなのに味は甘いので、食べながら混乱するかもしれません。
好みは分かれますが、ハマる人はハマるので気になったらぜひ挑戦してみてください。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る日本人にとっていちばんなじみ深いトルコのスイーツは、トルコアイスでしょう。
トルコ語ではドゥンドゥルマ(dondurma)と言います。
味や食感は、白玉団子がアイスクリームになったような感じ。
想像以上に甘いのはさすがトルコで、飲み込む瞬間に甘さが喉に突き刺さります。
冬場は売っているお店が少ないので、運よく見つけられたら後まわしにせず購入を!
但し、トルコではアイスクリームや氷菓全般を「ドゥンドゥルマ」と呼びます。
「DONDURMA」の看板を見つけて飛びついたら、どこにでもあるアイスクリームだった…ということもありますので、買う前の事前確認をお忘れなく。
ちなみにドゥンドゥルマの粘りはサーレップ(salep)というランの球根の粉末なのですが、トルコではサーレップは飲み物としても広く親しまれています。
スーパーではお湯で溶かすだけのインスタントのサーレップ(飲み物の名前もサーレップです)を売っていますので、一風変わったおみやげとしても便利です。
さらりとした甘さながら、口当たりは少しだけねっとり。
甘酒のようでわりと飲みやすいので、チャイに飽きてきたらサーレップをどうぞ。
トルコらしいお菓子が食べたいけれど、ローカルすぎるお菓子はちょっと苦手かも…。
そんな方におすすめなのが、イスタンブール新市街にあるお菓子屋さんです。
「イスタンブール歴史地域」として世界遺産に登録されている旧市街に対し、外国人ビジネスマンも多い新市街はお菓子も少し洗練されている印象。たとえばミニシューのチョコソースがけであるプロフィテロルも、フレッシュないちごと一緒にアレンジされていたりします。
それでも日本のケーキよりはかなり甘いので、ほどよいローカル感を味わえるでしょう。
また、滞在時間の都合で新市街まで行けない場合はには旧市街のスターバックスへ。
日本のスターバックスにはないケーキ類が揃っているので、気軽にトルコの味を楽しめます。
イスタンブール限定のタンブラーや箱入りのお菓子もついでにチェック!
甘すぎないケーキや人工甘味料を使ったカロリーオフがすっかり定番の日本。
それに慣れていると、トルコのお菓子の甘さや素朴さに驚くかもしれません。
でも、お砂糖たっぷりで食べごたえのあるお菓子は異国で疲れた心身を癒してくれるはず。
街歩きの途中で休憩したくなったら、チャイと一緒に甘〜いトルコ菓子をぜひどうぞ!
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(2024/4/20更新)
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