「神の子池」の神秘のブルーを探して絶景の裏摩周へ!

「神の子池」の神秘のブルーを探して絶景の裏摩周へ!

更新日:2017/10/12 10:48

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
摩周湖は第一・第二展望台よりも裏摩周展望台のほうが標高が低く、霧のない湖面を見られる確率が高い場所。ガイドブックやWeb情報の充実によって観光客にも知られているのですが、屈斜路湖側ではなく観光ルートから少し外れるため訪れる人も少なめ。ところが最近この近くの「神の子池」が注目を集め、裏摩周展望台とセットで訪れる人が増加中。今回は裏摩周展望台と、神秘的なブルーの水を湛える「神の子池」をご紹介します。

裏摩周展望台

裏摩周展望台

写真:東郷 カオル

地図を見る

裏摩周展望台は清里町と中標津町との境に位置した展望台です。第一・第三展望台の反対側に位置し、両展望台と比較すると訪れる人が少な目のスポットです。それでも運悪く大型バスの団体さんと遭遇してしまうと一瞬混雑するのですが、摩周湖を見るだけの展望スポットしかありませんので、団体さんのトイレ休憩が終われば一気に混雑は解消されます。

第一・第三展望台のある弟子屈側より標高が低い位置にあるので、「霧の摩周湖」の霧のない湖面を見るには適した場所と言えるでしょう。摩周湖はカルデラ湖ですが、注ぎ込む川も流れ出る川もないのに水位が変わらない、不思議な湖です。
摩周湖は実は世界の湖の透明度ランキングで堂々の第一位!展望台からの景色を楽しんだ後は、摩周湖に地下で繋がっている「神の子池」で、この透明度を存分に味わいましょう。

【裏摩周展望台 基本情報】
場所:中標津町養老牛/斜里郡清里町清泉

神の子池までの道

神の子池までの道

写真:東郷 カオル

地図を見る

旅先で気になるのが、目的地までのドライブルート。ここでは神の子池までの道のりを少しご紹介しましょう。特に北海道はペーパードライバーでも気軽に運転できるのが魅力ですが、山道や細い道、狭い駐車場などは心細いもの。神の子池へは裏摩周展望台から北に5〜6Kmくらいの場所に位置します。展望台から車を走らせていくと左手に神の子池という表示があり、小さな林道に入る入口が見えますので、ここから入ります。運転に慣れていない人ならこのあたりに車を停めて歩いて行きたい気持ちになりますが、ここからまだ2Kmほどあります。実際に林道入り口から神の子池までは一部すれ違いが困難な場所もありますので、あまりスピードは出さず、不安な方は対向車が前から来たら停車して対向車にすり抜けてもらいましょう^^

駐車場が見えてきたらもう大丈夫。北海道らしい、だだっ広い駐車場ですので一安心です。
比較的混雑しない観光スポットではありますが、近年観光客が増加傾向にありますので、車の運転に自信のない人はピークシーズンの土日などは時間をずらして訪れるなど、工夫すると良いですね。

熊注意!

熊注意!

写真:東郷 カオル

地図を見る

混雑する時間をずらして観光するのが良いとは言っても、早朝や夕暮れはやはり避けるのが良いでしょう。このあたりに限らず、北海道は熊の楽園。人間が熊のテリトリーにお邪魔しているくらいの気持ちで行動したいものです。
駐車場から神の子池へと通じる道には写真のように「熊注意」の立札があります。日中は他の観光客もいますので、この看板を見てもさほど不安にならないかもしれませんが、一人で訪問した時に他の観光客もおらず、この立札があったらちょっと怯みますね。神の子池を独り占めできる早朝も魅力的ですが、不安いっぱいの気持ちで見るよりも、人がいて気分的に安心できる時間帯をおすすめします。

神秘のブルー・神の子池

神秘のブルー・神の子池

写真:東郷 カオル

地図を見る

驚くほど澄み切ったブルーの池。神の子池は摩周湖とつながる地下水が湧き出ている池です。摩周湖はアイヌ語でカムイトー(神の湖)と言いますが、その伏流水からできているということからから、神の子池と呼ばれています。倒木が腐ることなく水の中に沈んでいる様子はまるで木の化石。なんとも不思議な光景ですが、これは絶えず8度という低い水温を保つ神の子池だからこそ。手を伸ばせば届きそうな池の底は、一見するとせいぜい2メートルくらいの水深のように見えますが、実は5メートル!常識を覆す透明度に、一瞬わが目を疑って2度見してしまいます。

曇りの日でも青く見える不思議な神の子池。是非この神秘的なブルーをカメラにおさめてください!

神の子池までのアクセスに関しての注意

神の子池に限らず北海道旅行ではレンタカーを利用するのが便利ですが、車の運転に自信のない方は、観光タクシーや代行運転を利用するという手もありますので、無理をせず、安全に北海道の観光を楽しみましょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/21−2014/06/23 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -