提供元:(写真提供/京の七夕実行委員会)
地図を見る『京の七夕』は、京都の夏の夜を光で彩るイベント。一年に一度の願いごとをする「七夕」にちなみ、旧暦の七夕にあわせて、≪願い≫をテーマに毎年8月に京都市内で行われています。鴨川の川面や護岸を彩るファンタスティックな光の芸術は見ごたえ十分!
2018年「京の七夕」の開催日程は、堀川エリア(堀川遊歩道)が2018年8月4日(土)〜10日(金)19時〜21時30分、二条城エリアが2018年8月1日(水)〜15日(水)19時〜21時30分、鴨川エリア(鴨川河川敷)が2018年8月4日(土)〜10日(金)19時〜21時30分。
また、鴨川納涼が2018年8月4日(土)17時〜22時・5日(日)17時〜21時、京の七夕 舞妓茶屋が2018年8月4日(土)〜10日(金)の期間にわたって行われます。
提供元:(写真提供/京の七夕実行委員会)
地図を見る二条城などのエリアを含む「堀川会場」では、堀川遊歩道(押小路通〜元誓願寺通)に沿って光のイベントを楽しむことができます。
こちらの最大の見どころは、なんといっても『光の天の川』。竹で作られたトンネルに10万個以上の発光ダイオード(LED)をちりばめ、ぼんやりと青白く浮かぶ光は息をのむほど美しく、見る者を圧倒!星が流れるといった演出も繊細で、心憎いばかり。
提供元:(写真提供/京の七夕実行委員会)
地図を見る続いても同じ「堀川会場」から。京都の染織工芸のひとつ、「京友禅」(きょうゆうぜん)を川に流し、光の演出により、堀川の水面に艶やかに浮かびあがる『光の友禅流し』は京都らしい風情が感じられ、これもかなりのおすすめ。
「京友禅」といえば、花鳥風月(かちょうふうげつ)など多彩で華やかな模様に染めあげる模様染めが有名ですね。糊(のり)を置いて染めあげ、蒸して染料をなじませるのですが、その後は不要な糊を洗い流すため、“友禅流し”が行われます。
清らかな川の水でないと、色鮮やかな色が出ないことが特色で、昔は鴨川や堀川で“友禅流し”を行う風景が見られました。
その“友禅流し”が光のアートによって現代に実現。幾重にも広がるカラフルな色は、京都そのものの美しい色合い。今年はどんな色が見られるのか、お楽しみに!
このほか、堀川遊歩道に沿って、京都らしい七夕風情が漂う『メッセージ行灯(あんどん)』や、竹と光が織り成す数多くのアート作品を眺めることができ、こちらも必見です。
提供元:(写真提供/京の七夕実行委員会)
地図を見る次は舞台を移し、「鴨川会場」(四条大橋〜御池大橋)へ。こちらの見どころは、鴨川の河原を幻想的に彩る光のオブジェ『風鈴灯』。
球状に編んだ竹かごの中に、清水焼などで作った風鈴を入れ、これを内側からLEDで照らし出します。涼やかな音色を奏で、柔らかで幻想的な光が闇夜に幾つも浮かび、はんなりとした雰囲気に包みこまれることでしょう。
鴨川の夏といえば、川に向かって張り出した座敷に座り、夜風に吹かれながら飲食を楽しむ「納涼床」(川床)が有名ですが、煌々と連なる川床の明かりと、『風鈴灯』の光が静かに響きあい、京情緒を楽しむことができます。
また、鴨川の河原を流れる「みそそぎ川」でも、光の演出や七夕の飾りつけによる『竹と灯りの散策路』がお目見え。京都ならではの上品で繊細なライトアップを眺めながら、水辺での夕涼みを満喫できそう。
京都らしい風情を感じさせる『京の七夕』ですが、このイベントの主人公は、一人ひとりの“願い”。
全国からあらゆる「願い」をウエブなどで募るとともに、絵はがき短冊に願いを書いて、笹に飾りつけることもできます。
寄せられた「願い」は、京都五山の送り火や清水寺でのお焚き上げで、高く京都の夏空へ。夜空に消える花火のように、その願いは天に届くことでしょう。
絵はがき短冊の売り上げの一部は東日本大震災復興支援に役立てられます。リンクを貼り付けておきましたので、イベント内容の詳細とともに、ご興味のある方はそちらをご覧ください。
現代的な光のアート『京の七夕』。その願いは「京都五山の“送り火”」などで、天へと高く昇っていきます。これぞ、京の伝統行事と現代アートとの融合。幻想的な光がもたらす縁(えにし)をひもとくと、そこにはさまざまな人々の想いが…。
風情のある光のアートに想いを馳せ、はんなりとした京都の夕涼みを楽しみませんか?
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(2024/3/29更新)
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