写真:下川 尚子
地図を見るまずご紹介するのは、「白糸の滝」。
特徴的なのは、幅約70mほどの岩壁をいっせいに伝う、何条もの滝。落差は約3m、それほどの高さではありませんが、一面に広がる清涼な景色は、とても綺麗です。この滝は地下水を源流としているため、天候に左右されずに常に一定の量、清明な流れが見られると言われています。もちろん夏でも涼しさ満点ですので、ぜひ涼を求めて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
また、この周辺ではトレッキングを楽しむ方も多く、近くには「竜返しの滝」と呼ばれるスポットも。お時間がある方は、トレッキングにチャレンジしてみても良いですね。
アクセスは、軽井沢駅周辺から車で出発し、「白糸ハイランドウェイ」を使い北軽井沢方面へ向かって約25分ほどの場所。道沿いに駐車場がありますのでそこに停めて、清流沿いを5分ほど歩くと着きます。
写真:下川 尚子
地図を見る続いて「白糸ハイランドウェイ」を超え、北軽井沢方面へ。「鬼押ハイウェー」へ入ってしばらく走ると見えてくるのが「鬼押出し園」。幾重にも重なる奇岩の数々は、まるで別世界に紛れ込んだよう。一種独特の光景が見られるスポットです。実際に見てみると、「鬼押出し」という一見奇異な名前が実にしっくりくる場所です。
これらの岩は、天明3年の浅間山大噴火によって流れ出た溶岩がそのまま固まってできたもの。見渡す限り続く奇岩群は壮観です。
珍しい景色を見て歩くだけでも良いですが、立ち寄っておきたい園内の見どころもいくつか。東京・上野の寛永寺の別院である「浅間山観音堂」や、「炎観音」などは立ち寄りたいところですね。また、コマクサやヒカリゴケなど高山植物がみられるコースもあります。
散策のモデルコースは3種類あり、最短は30分、最長は60分。スケジュールや体力と相談のうえ、園内のマップを参考に歩いてみましょう。
※営業期間:3月下旬〜12月上旬
写真:下川 尚子
地図を見る「白糸の滝」「鬼押出し園」は、軽井沢からの手軽なドライブスポットとしては比較的有名。これらを巡って軽井沢に戻ると約半日と言ったところでしょうか。
さらに時間がある方は、「鬼押ハイウェー」を超えて「万座ハイウェー」へ。鬼押出し園より30分ほどの場所に、「嬬恋牧場」があります。ここは標高が高く、浅間山、四阿山など周辺の素晴らしい景色がパノラマで見渡せます。
「嬬恋」は「つまごい」と読みますが、その響きをもじって「愛妻家の聖地」と言われ始めたのは近年のこと。2010年には「愛妻の鐘」が設けられ、そのモニュメント前で記念撮影される方も増えています。愛妻家の方も、そうでない方も、この機会に日頃の感謝を相手へ伝えてみてはいかがでしょう。素晴らしい景色の前なら、素直に愛の言葉を伝えることができるのではないでしょうか。事前に予約しておけば、「愛妻セレモニー」なんて儀式を体験することもできます。旅の思い出、いえ、人生の貴重な思い出になるかもしれません!
写真は、レストハウスに設置されている「愛妻ポスト」。直接愛を伝えるのが恥ずかしい方はこちらを利用してみてはいかがでしょう。毎月22日(夫婦の日)に回収されます。オリジナルの愛妻レターセットはレストハウスにて販売しているそう。ぜひ利用してみてください!
※営業期間:4月中旬〜11月中旬
写真:下川 尚子
地図を見る嬬恋牧場を超えてそのまま走ると、万座温泉郷を経由して草津温泉方面に至ります。草津方面へ抜けるルートを選択する方はそのまま進みますが、ここでは「軽井沢からのドライブルート」のご紹介ですので、このあたりで引き返して帰路につきましょう。
※2014年6月現在、草津白根山の噴火危険度が1から2へ引き上げられたため、この先(国道292号線志賀草津ルート)は一部通行規制がかかっています。必ず最新の交通情報をご確認のうえ、対応ください。
ここではドライブ中の休憩やランチで便利なスポットをいくつかご紹介します。一つ目は、「峰の茶屋」。「白糸の滝」を出て、白糸ハイランドウェイより鬼押ハイウェーへ至る分岐点にあります。昔からある休憩所で、食事などもリーズナブル。ドライブの立ち寄りスポットとして便利です。
二つ目は、「浅間六里ヶ原休憩所」。写真はこの休憩所の駐車場から。浅間山がとてもきれいに見えます。きのこそばや浅間ラーメンなどのグルメを楽しんでも良いですし、物産コーナーも充実しています。
最後に、ドライブスポットとしてご紹介した「嬬恋牧場」のレストハウスでも、食事やお土産の調達ができます。嬬恋牛乳や、嬬恋牧場ソフトクリームはこの場所ならでは。
ご当地グルメや珍しいお土産などを物色しつつ、ドライブを楽しんでくださいね!
写真:下川 尚子
地図を見るドライブを終え、軽井沢へ帰る前に、もう一か所、立ち寄りスポットをご紹介。北軽井沢方面から軽井沢の中心地へ戻る途中に位置するエリアが、「中軽井沢」あるいは「星野エリア」と呼ばれるエリア。
このエリアにある「ハルニレテラス」は、ウッドデッキ上にいくつかのお店が連なる、小さな街のようなスポット。おしゃれで、ちょっとしたお土産を調達するにも、スイーツや飲み物でちょっと休憩するにもぴったりな場所です。
また、ここから少し歩いた場所には入浴施設「星野温泉トンボの湯」もあります。立ち寄り湯としても利用できますので、ゆっくりとつかってドライブの疲れを癒しても良いですね。
軽井沢といえば、ベストシーズンはやっぱり夏。ここでは軽井沢を出発点とした約一日のドライブコースをご紹介してみましたが、いかがでしたか?
さまざまな過ごし方のある軽井沢ですが、雄大な自然を感じ取れるのも魅力のひとつ。軽井沢旅行をするなら、一日ドライブに充てるのはとてもオススメです。
ここでは軽井沢から出発し、軽井沢へ戻るコースをご紹介しましたが、そのまま草津方面に抜けて、草津温泉を楽しむのもオススメ。ご自身の興味やスケジュールに合わせて、アレンジしてみてください。
最後に、もう一度注意点を。
鬼押出し園や嬬恋牧場は、冬期は休業するため営業期間が限られています。また、本文中でも触れましたが、草津方面へ抜けるルートは、一部通行規制がかかっている場合があります。必ず事前に下調べをしてくださいね。
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(2024/4/26更新)
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