戸隠神社(中社、火之御子社、宝光社)の穴場パワースポット!

戸隠神社(中社、火之御子社、宝光社)の穴場パワースポット!

更新日:2014/06/18 17:01

大宮 つるのプロフィール写真 大宮 つる 開運ライター、台湾愛好ライター
戸隠神社には天照大神が天岩戸にお隠れになった時に出てきてもらうように、連携プレイで力を尽くした神様が祀られています。その時に「どのような力を発揮したか?」で、神社のご神徳・ご利益が決まってきていますが、奥社は力の神様、中社は知恵の神様、火之御子社は芸能の神様が祀られています。
今回は、「中社、火之御子社、宝光社」に注目して、穴場パワースポットをご紹介します!

「中社」樹齢700年以上!の御神木

「中社」樹齢700年以上!の御神木

写真:大宮 つる

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戸隠神社「中社」のご祭神は「天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)」。天照大神が天岩戸にお隠れになってしまったときに、八百万の神様に“天岩戸を開くための”知恵を授けたことから、「知恵の神様」、「学問・受験の神様」として知られています。
そのようなことから、ご神徳は「学業成就、試験合格」のほか「商売繁盛、開運、家内安全」にもご利益があります。

社殿「龍の天上絵」は、平成15年に復元した狩野派の天才絵師といわれている河鍋暁斎(かわなべきょうさい)の作品ですので、お参りされる際は天井もご覧ください。

さて、中社のそのほかの見どころパワースポットをご紹介します。

まずは、推定樹齢約700年の「御神木」と、樹齢800年を超える「三本杉」です。

御神木はどこにあるかすぐにわかりますが、三本杉は中社の鳥居を中心に正三角形(1辺約72M)に三か所に植えられているので、“宝探し”の感覚で探してみてくださいね。
「い」の杉、「ろ」の杉、「は」の杉と呼ばれています^^

「中社」さざれ滝!パワーあふれる湧水

「中社」さざれ滝!パワーあふれる湧水

写真:大宮 つる

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中社社殿の右側にある「さざれ滝」もパワースポットとして有名です。

九頭龍社に祀られている「九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)」は地主神であり、生命の源の水を司る神様なので、戸隠の湧水には九頭龍大神のパワーが宿っていると考えてもいいのではないでしょうか?

なお、奥社には「八水神」の滝、裏山の滝の2つがあり、奥社は戸隠山の中腹にあるので、時間の都合で奥社に参拝に行けない場合は、中社のさざれ滝の湧水を空のペットボトルに入れて持ち帰らせていただいてもいいかもしれませんね。

また、日本三大そばの一つとされる「戸隠そば」ですが、戸隠のお蕎麦が美味しいのは戸隠の湧水を使っているからといわれています。戸隠神社に参拝に来られた際は、ぜひ「戸隠そば」もお召し上がりください^^

「火之御子社」夫婦杉をみて夫婦円満♪

「火之御子社」夫婦杉をみて夫婦円満♪

写真:大宮 つる

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「火之御子社」は創建が1098年と伝えられ、主祭神は「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」です。
天照大神が天岩戸にお隠れになったときに、天鈿女命が艶やかな舞を踊り、天照大神が天岩戸から出てくるキッカケを作った女神様です。芸人、コメディアン、俳優の祖とも。こういった神話があることから、芸能関係の方がよく訪れる神社です。
ご神徳は「舞楽芸能上達、開運、縁結び、火防」などです。

さて、「火之御子社」のそのほかの見どころをご紹介します。

境内には有名な木が二本あります。

まずは、樹齢約500年の「夫婦杉(めおとすぎ)」。「二本杉」ともいわれています。
一つの根から2本の枝がわかれて、寄り添うようにあります。こちらの神社には、天鈿女命のほか3柱の神様が祀られていて、ご夫婦の神様がいらっしゃいます。2本の枝にわかれる杉は珍しいですが、ご夫婦の神様の神力でしょうか^^

次に、「西行桜」です。「西行桜」はその名の通り、平安時代末期〜鎌倉時代初期にかけての武士・僧侶・歌人である「西行法師」と関係しています。
戸隠の子どもをからかった西行が、賢い子どもたちにやりこめられ、「これ以上先に進んだら思いもよらない失敗をするかもしれない」と、この桜の木のもとから引き返したといわれているという言い伝えがあります。

なお、火之御子社には社務所がなく、宝光社または中社でご朱印をもらうことができます。

「宝光社」石畳途中、右手側にある小さなお社などにも注目!

「宝光社」石畳途中、右手側にある小さなお社などにも注目!

写真:大宮 つる

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「宝光社」は、奥社に相殿として奉祀されていたところ、1058年に現在の地にうつされました。御祭神は「天表春命(あめのうわはるのみこと)」で、中社のご祭神である天八意思兼命の子どもの神様です。女性や子どもの守り神としても信仰されています。
ご神徳は「商工技芸の隆盛、安産、厄除、家内安全」など。

270段以上のかなり急な石畳の途中に、右側の方向に小さなお社が2つあるので、階段を登るのにちょっと疲れたら、小休憩でご参拝ください。神秘的な感じがあります。

「宝光社」社殿は神仏習合時代のおもかげを残す荘厳さ

「宝光社」社殿は神仏習合時代のおもかげを残す荘厳さ

写真:大宮 つる

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石畳を登ると、目の前に社殿があります。社殿は宮彫りの名工といわれている北村喜代松の彫刻です。さまざまな彫刻がほどこされていて、技術の細やかさに圧倒されます。

特に「親子龍」の彫刻が有名ですので、探してみてくださいね!

270段以上の石畳が結構急なので、帰りは「女坂」から鬱蒼とした森の中を下って行くのもいいですよ!
女坂とはいえ傾斜があるので、くれぐれも足元にはお気をつけください。

おわりに

「戸隠神社(中社、火之御子社、宝光社)の穴場パワースポット!」をご紹介しましたが、いかがでしたか?
神話や歴史をひもといていくと、ますます奥深く感じられる戸隠神社。戸隠一帯がパワースポットといってもいいので、地の物を食べてパワーをもらい、戸隠神社でさらに英気を養ってみてはいかがでしょう!

いずれの神社もバスで行くことができますが、多少距離がありますので、車でのアクセスが便利だと思います。3社とも駐車場はありますが、火之御子社は2台分しかありません。中社、宝光社に駐車をして火之御子社へは歩いていくのもいいかもしれませんね!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/26 訪問

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