神風が吹く!諏訪大社下社(秋宮・春宮)の必見パワースポット

神風が吹く!諏訪大社下社(秋宮・春宮)の必見パワースポット

更新日:2018/06/02 09:23

大宮 つるのプロフィール写真 大宮 つる 開運ライター、台湾愛好ライター
長野県のほぼ中央にある下諏訪には、諏訪大社下社の秋宮・春宮の2社があり、年間を通して多くの参拝客が訪れます。下社のご祭神は、男神の建御名方神、妃神の八坂刀売神、兄神の八重事代主神で、「建御名方神」は風の神としても有名。元寇の際に神風を起こしたとする言い伝えも…そんな有り難い伝承を持つ御祭神のパワーを授けてもらいに下社に参拝に行かれてみてはいかがでしょう? 今回は下社のパワースポットをご紹介します!

秋宮の神楽殿は国の重要文化財!

秋宮の神楽殿は国の重要文化財!

写真:大宮 つる

地図を見る

諏訪湖を挟んで上社と下社があり、下社(秋宮・春宮)は諏訪湖の北側にあります。

冒頭でもご紹介しましたが、下社の御祭神は、男神の建御名方神(たけみなかたのかみ)、妃神の八坂刀売神(やさかとめのかみ)、兄神の八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)です。

「建御名方神」は軍神として有名です。また、農耕神・狩猟神として信仰されているだけでなく、風の神ともされています。元寇(13世紀における2度にわたるモンゴル軍の日本襲来)の際には、“神風”を起こしたとする言い伝えもあるのですよ。

そんな歴史的な背景や伝承をふまえて、まずは、下社の秋宮(あきみや)の見どころをご紹介します。

秋宮の神楽殿は、国の重要文化財に指定されており、現在の建物は1835年に完成しています。「神社に相応しく、鮮やかな手腕」といわれるだけあって圧倒されます。

目を引く“大きなしめ縄”は、地元の下諏訪町の氏子有志による大しめ縄奉献会の方々が出雲から職人を呼び作らせたものとのこと。出雲大社のしめ縄とよく似ており、長さが13メートル、重さは500キロくらいといわれています。出雲大社型のしめ縄では日本一長いそうです!

秋宮の拝殿も、国の重要文化財!

秋宮の拝殿も、国の重要文化財!

写真:大宮 つる

地図を見る

神楽殿の奥にある二重楼門造りの建物が秋宮の拝殿で、こちらも国の重要文化財になっています。拝殿の左右の建物を“片拝殿”といい、あわせて重要文化財に指定されています(現在の建物は1781年に落成)。

拝殿の奥には、神明造りの建物があり、そちらが御宝殿です。御宝殿の奥には建物がなく、諏訪大社は御本殿をもたない神社としても有名。下社の秋宮・春宮は御宝殿の奥の御神木を御神体としてお祀りしています(秋宮は一位の木)。

秋宮の拝殿も、国の重要文化財!

写真:大宮 つる

地図を見る

その他の見どころとしては、根入りの杉、秋宮一之御柱、片拝殿前にある白松、拝殿に向かって右側にある境内摂末社(子安社はお産の守り神)などがあります。写真は、秋宮一之御柱。

「信濃国一之宮諏訪大社 下社秋宮」の基本情報
住所:長野県諏訪郡下諏訪町5828
電話番号:0266-27-8035
アクセス:最寄り駅は、JR中央本線「下諏訪駅」。下車後、東北方面へ徒歩約10分。

春宮の拝殿・左右片拝殿も、国の重要文化財!

春宮の拝殿・左右片拝殿も、国の重要文化財!

写真:大宮 つる

地図を見る

さて、次は春宮の見どころをご紹介します。春宮は秋宮から西方面に約1キロ離れたところにあり、徒歩だと約15分程度でつきます。

春宮の拝殿・左右片拝殿も秋宮と同じく、国の重要文化財に指定されています。上の写真を比べてみるとわかるとおり、秋宮と同じ絵図面で造られたといわれており、構造は同じです。一見すると、秋宮の拝殿とまるで同じのように見えませんか?

二社の建築は、彫刻において技が競われているとのことなので、そういった視点で見てみてくださいね。

春宮の拝殿・左右片拝殿も、国の重要文化財!

写真:大宮 つる

地図を見る

写真は、春宮一之御柱。

先でフタマタにわかれている!?「結びの杉」

先でフタマタにわかれている!?「結びの杉」

写真:大宮 つる

地図を見る

春宮内にある「結びの杉」もパワースポットといわれています。先でフタマタにわかれているのですが、根元で一つになっていることから「結びの杉」、「縁結びの杉」と呼ばれています。春宮の御神木は「杉の木」で、この結びの杉もその一つです。

下馬橋、石鳥居、神楽殿、御宝殿、筒粥殿といった見どころもありますので、あわせてご覧ください。

「信濃国一之宮諏訪大社 下社春宮」の基本情報
住所:長野県諏訪郡下諏訪町193
電話番号:0266-27-8316
アクセス:最寄り駅は、JR中央本線「下諏訪駅」。下車後、北西方面へ徒歩約15分。

春宮からちょっと歩くと、「万治の石仏」も!!

春宮からちょっと歩くと、「万治の石仏」も!!

写真:大宮 つる

地図を見る

春宮からちょっと歩いたところに、田んぼの中に、高さ2メートル程の石仏がご鎮座しています。かなり巨大なのでインパクト大!

言い伝えとしては、諏訪・高島藩主が下社春宮に大鳥居を奉納するため工事を依頼し、石工がこの地にあった巨石にノミを入れたところ、巨石から血が流れ出したそうです。その石工は驚いて、石に阿弥陀如来を祀ったと伝えられています。胴には万治3年(1660年)と刻まれており、「万治の石仏」と名づけられたとのこと。日本版モアイともいわれているんですよ。

著名人が絶賛していたり、メディアに取り上げられていたりしたこともあって、訪れる人が増えているパワースポットです。

近くに、万治の石仏グッズが買えるお土産屋さんがあります。

諏訪大社下社(秋宮・春宮)を参拝してパワーアップ!

以上、諏訪大社下社(秋宮・春宮)の必見パワースポットをご紹介しましたが、いかがでしたか?

上社の本宮は男神の建御名方神、前宮は妃神の八坂刀売神のみが御祭神で、今回ご紹介した下社は3つの神様のパワーが集約されています。神風パワーを感じに、ぜひ下社の秋宮・春宮にも足を運んでみてはいかがでしょう。

なお、下社への参拝は、JR中央本線「下諏訪駅」が最寄になります。秋宮へは東北方面へ徒歩約10分、春宮へは北西方面へ徒歩約15分です。もし、上社の前宮・本宮にも参拝に行かれるようでしたら、車でまわられたほうが時間のロスなく参拝できるかと思います。4社とも無料の駐車場があります!

関連メモに、上社の前宮についてまとめた記事もありますのでご参照ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/24−2014/05/26 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -