大阪ディープトリップ 1.新世界

大阪ディープトリップ 1.新世界

更新日:2012/10/24 14:48

ガラのわる〜い繁華街から若者が集まる街へと
変貌しつつある大阪・新世界。
今年100周年を迎え、イベントも盛んです。
コテコテの大阪を体感したいなら、ぜひ新世界へ。
独特の空気感が楽しめます。

元祖大阪スカイツリー「通天閣」。

元祖大阪スカイツリー「通天閣」。

大阪の「新世界」は今年、100周年を迎えました。
昔はガラのわる〜い町でしたが、
最近はどっぷり大阪を感じられる町として人気。
休日はたくさんの人で賑わっています。
新世界は1903年に開催された内国勧業博覧会をきっかけに
整備され1913年に初代通天閣が完成しました。
東京で例えるならば「浅草」・・・かな。

シンボルとなるのは中心に建つ通天閣。高さ75m。
小ぶりながら元祖大阪スカイツリーとして現役バリバリです。
元々はパリの凱旋門の上にエッフェル塔を載せるという
イメージで造られたらしい・・・なんとういう趣味?!
足下にニューヨークのコニーアイランドあった遊園地(現在は閉園)を
イメージしたルナパークという遊園地を造ったらしい。
イタリアの会社が製造したロープウェーも設置していたとか。
国際色豊かな街をつくろうとしたのでしょうね。
このごちゃごちゃ、ごてごて感が大阪らしい?!
当時の様子を見てみたいくらいです。

天王寺公園、飛田遊郭、でんでんタウン・・・に接し、
ひと頃はあやしげな所として
一般の人は寄りつけない場所になりました。
橋下市長のお膝元です。
衰退の一途をたどった新世界ですが・・・

NHKのドラマの舞台になるなどして少しずつイメージチェンジ。
最近は子供から若者、高齢者、家族連れ、
観光客と・・まぁ、休日はたくさんの人たちがそぞろ歩き、
食べ歩きを楽しむ愉快な下町へと変貌しました。
やす〜いゲストハウスは外人観光客の宿泊施設として人気です。
新世界を歩くための地図はご紹介しているHPでご確認くださいね。

スパワールド階下特設リングでプロレス開催!

スパワールド階下特設リングでプロレス開催!

新世界ではイベントも盛んです。
この日は特設リングでプロレスがありました。
たくさんの見物客がリングを囲んで大賑わい。

そして、今年の100周年記念のキャラクターに
「キン肉マン」が選ばれました。
その理由は、30〜40代に浸透していることと、
キン肉マンの作家の出身地が大阪であることなどです。
通天閣本通りにはキン肉マンの等身大オブジェが立ち、
キャラクターショップもオープンしています。

寄席あり、着ぐるみを着たキャラクターが出現したり
新世界のあちこちでイベントが盛んです。
ストリートライブなどもあります。

小さな子供にも愛嬌を振りまくっているのが最近の新世界です。

ジャンジャン横町でスマートボール体験。

ジャンジャン横町でスマートボール体験。

新世界本通りに続く路地が有名な「ジャンジャン横丁」です。
レトロな喫茶店、立ち飲み屋、駄菓子屋、雑貨屋など
さまざまなお店が並びます。
天王寺動物園へも、この道から行けます。

新世界ではジャンジャン横丁はもちろん、
細い路地を歩いて大阪の下町を味わうのがおすすめ。

ジャンジャン横丁には、
新世界ならではの「囲碁・将棋サロン」。
懐かしいスマートボールを楽しめるお店も健在。
昭和の香りがまだ残っているんですね、この町には。

新世界では大阪名物「どて焼き」とビール!

新世界では大阪名物「どて焼き」とビール!

新世界では、大阪名物「どて焼き」を食べてみましょう。
牛スジをおしょうゆやみりん、お味噌など、
各店秘伝の味付けでことこと煮込んだものです。
大阪が発祥の地とも言われていますが…真相は?

新世界では、おじさんたちが朝から飲んでいます。
器にたっぷり盛られたキャベツにソースをつけて食べながら
揚げたての串カツをビールと一緒に楽しむのが大阪新世界流。

どて焼き、ホルモン、たこ焼き、お好み焼き、
通好みの「下手物(げてもの)」が食べられるお店もあります。

そして、ここでは立ち飲み屋が人気です! 
人気のお店は並んでますよ。

新世界の守り神 「ビリケンさん」。

新世界の守り神 「ビリケンさん」。

この風変わりな神様「ビリケンさん」は
アメリカ人の女性アーティストが発案して生まれ、
大流行した後、新世界へやって来た「幸福の神様」です。
繊維産業が盛んな大阪で、とある企業のキャラクター
となって活躍した後、
新世界に鎮座され、人気者となり、新世界の守り神となりました。
通天閣の展望台にもおられるのですが。
100周年を迎え、通りにビリケン神社がつくられ、
そこにも座っておられます。
足を撫でると幸せになるという言い伝えがありますので
ぜひ、足を撫でて新世界の福をお持ち帰りください。

なんかわけわからんなぁ〜という
ごちゃごちゃ感こそが新世界、大阪の魅力です。

庶民的な大阪の空気を味わいたいという
ディープな旅行をお求めの方はぜひ、新世界へ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/10/06 訪問

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