NHK朝ドラ・マッサンが初代工場長!サントリー山崎蒸溜所でウイスキー工場見学

NHK朝ドラ・マッサンが初代工場長!サントリー山崎蒸溜所でウイスキー工場見学

更新日:2017/06/13 18:20

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
今、世界で日本のウイスキーが高い評価を受けているのをご存知でしょうか。世界の数々のコンペティションで金賞・最優秀賞を受賞し続けるサントリーの「山崎」。今回は大阪にあるサントリー山崎蒸溜所の工場見学をご紹介します。2014年のNHK連ドラ・マッサンが初代工場長を務めたことでも注目を集めています。天王山の名水で作られる「山崎」の世界をご覧ください。

山ア蒸溜所のツアー

山ア蒸溜所のツアー

写真:東郷 カオル

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サントリー山崎蒸溜所は、日本初のウイスキー蒸溜所として90年もの歴史のあるウイスキー工場です。日本の風土に適した、日本人の味覚に合うウイスキーを作ろうと、寿屋(現サントリー)の創業者・鳥井信治郎が名水の地・山崎で1923年に蒸溜所の建設に着手しました。実は初代の工場長はマッサンこと竹鶴政孝。2014年後期のNHK連続テレビ小説の主人公となる人物です。鳥井が、英国でウイスキー作りを学んで帰国した政孝に目をつけてスカウトしたのです。

当時は見たこともない不思議な形をしたウイスキーの蒸溜釜のことを、村の人々は「ウスケ」という麦を食らう怪物に例えていたそうです。日本昔話に出てきそうな名前ですよね^^
敷地内ではその「ウスケ」と呼ばれた古い蒸溜釜も見ることができます。

写真は現在実際に稼動している蒸溜釜。熱気と香りが強いので、気分が悪くなった人はガイドの方に声をかけると外に出してくれます。蒸溜釜は大きさや形が様々。同じ原料でも、この釜の形によって味わいが違うウイスキーができるというから驚きです。

樽の道

樽の道

写真:東郷 カオル

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左右にずらっと並んだ樽。先ほどの蒸溜室で蒸溜された原酒は樽に詰められて貯蔵庫で永い眠りにつきます。同じ原酒をつめても樽の種類によって違った風味のウイスキーへと熟成します。

この貯蔵庫には、見学者のために一部が透明になった樽が展示されていて、ウイスキーの樽の中の熟成の様子を見ることができます。樽に入れられたばかりの原酒と、熟成が進んでいる琥珀色のものとの二つが並べられています。もともとは同じ透明の原酒ですが、明らかに違いがわかり、ウイスキーが生きているということが感じられます。
貯蔵庫の中の香りは、先ほどの蒸溜室とは違って華やかな香りに変化を遂げています。暗い貯蔵庫で、永い年月を経て眠りから覚めるウイスキーの神秘が感じられる場所です。

飲み比べ!試飲タイム

飲み比べ!試飲タイム

写真:東郷 カオル

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一通り見学し終わったら、お楽しみの試飲タイムです。山崎蒸溜所の有料ツアーでは試飲が楽しめます。

自由に見学される方(要予約・無料)も、テイスティングコーナーで有料で試飲が楽しめます。

ここだけのレアグッズ

ここだけのレアグッズ

写真:東郷 カオル

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敷地内のショップでは、蒸溜所限定ラベルの山崎や、試飲会場で使われていたグラスなどが並びます。ウイスキーだけではなく、おつまみも充実。お酒が苦手な方も楽しめるショップです。
ここでおすすめなのが、サントリーの数種類のウイスキーのミニチュアボトルがセットになった商品。お土産にぴったりですが、自分用の飲み比べのために購入する人も多いとか。

ビールやワインに比べると、ちょっと距離を感じるウイスキーですが、サントリー山崎蒸溜所のガイドツアーに参加すると、ウイスキーとの距離がグッと縮まること間違いなしです。特に試飲でいただくハイボールの美味しさには、ウイスキーがちょっと苦手と思っていた人でも、その美味しさに驚くのではないでしょうか。

内容・料金の変更、施設の休止日がありますので、事前に確認を

山崎蒸溜所では有料のガイドツアーや、無料の自由見学があります。どちらも要予約。申し込みはインターネットからできますので気軽に申し込みができます。

内容の変更や、施設の休止がありますので、利用される際には公式HPで最新の情報をご確認ください。

車を運転する人は「ハンドルキーパー」と言って、お酒を飲むことができません。せっかくなので、是非電車でお出かけください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/06 訪問

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