生きた小宇宙【盆栽】を集めた、埼玉県「大宮盆栽美術館」

生きた小宇宙【盆栽】を集めた、埼玉県「大宮盆栽美術館」

更新日:2013/03/18 17:27

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
世界初、盆栽の公立美術館として埼玉県大宮市に誕生した「大宮盆栽美術館」。美術館では、季節に合わせた見頃の盆栽を展示しています。おすすめは、「葉もの盆栽」。特に、もみじやケヤキの盆栽は、季節ごとに表情を変えてくれるので、1年中楽しめます^^ 時には、忙しい毎日からほんの少しだけ離れ、四季の移り変わりを感じさせてくれる盆栽を見て、ほっとしてみませんか?

庭園は常時40〜50点の盆栽を展示

庭園は常時40〜50点の盆栽を展示

写真:安藤 美紀

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庭園には、常時40〜50種類の盆栽を展示。11月上旬からは、もみじやケヤキの盆栽が紅葉を迎えます。もみじやケヤキが、赤や黄色に染まる姿はとっても鮮やか!季節の移り変わりを感じながら、空の下で盆栽をゆっくり楽しむことが出来ます。

盆栽は、一つ一つ色も違えば形も違う。一本の木から大自然の風景をイメージさせることから、「生きた小宇宙」とも言われているんですよ^^

竹が伸びる小道を通り、美術館の入り口へ

竹が伸びる小道を通り、美術館の入り口へ

写真:安藤 美紀

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竹が伸びる小道を通って美術館の入り口へ向かいます。美術館へは電車だとJR宇都宮線「土呂駅」から徒歩10分。車なら、39台分の広い駐車場があります。(2時間まで無料)

ロビーからも開放的な景色を堪能出来ます

ロビーからも開放的な景色を堪能出来ます

写真:安藤 美紀

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入り口で入場料300円を払い、室内展示場と庭園へ行くことが出来ます。。。。が、ここでSTOP!すぐに移動してしまわず、ちょっと立ち止まってみてください ^^

ロビーには大きな窓があり、庭園を眺めることが出来ます。椅子も置いてあるので、開放的な庭園の景色をゆっくりお楽しみいただけます♪

左右の寸法が1.8mを越える「蝦夷松」

左右の寸法が1.8mを越える「蝦夷松」

写真:安藤 美紀

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室内には、9つの盆栽が床の間に飾り付けられています。掛け軸や工芸品を背景に、どれも盆栽が主役に飾り付けられているので、まさに「盆栽の晴れ舞台」といったイメージ。撮影が禁止されていてお見せできないのが非常に残念!ぜひ、みなさんの目で直接見てみてくださいね^^

室内展示を見終えると、盆栽広場へ移動します。盆栽広場は、撮影が許されている場所。カメラがお好きな方は、思い思いに撮ることが出来ますよ。(展示内容は1週間ごとに変わります。)


写真の松は、「蝦夷松(えぞまつ)」という盆栽。写真だと大きさが伝わり難いのですが、左右全体の寸法がなんと1.8mを越える、超大型盆栽なんです。

小さくて細かい葉や大きさの違う幹が集まっている姿は、それだけで森や林のようにも見えてきます!


盆栽を見ていたら、「家に盆栽が欲しい!」と思うかもしれません。そんな時には、駐車場のすぐ横にある「盆栽の販売所」で、盆栽を買うことが出来ますよ^^ ミニ盆栽や苔玉もあります。気になる方は、のぞいてみてくださいね♪

2Fの盆栽テラスから庭園を一望

2Fの盆栽テラスから庭園を一望

写真:安藤 美紀

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一番庭園が綺麗に見渡せるビュースポットは、ロビーの2階にある「庭園テラス」です。

ここから、庭園の盆栽を一望出来るので、盆栽美術館へ来たら立ち寄ってくださいね。ひょろりとした幹が長く伸びる赤松や、どっしりとした松など様々な形の盆栽を見つけられます。

「庭園テラス」は、土日のみ「盆美カフェ」として営業しています。お庭を見ながらお抹茶や和菓子をいただけるので、こちらもおすすめ♪カフェだけの利用もOKです。さいたまのご当地サイダー「盆栽だー!!」というちょっと変わったドリンクもありますよ^^



同じ植物なのに、ガーデニングの鉢植えとは明らかに違う雰囲気を持つ盆栽。特に葉もの盆栽は、春の新緑・夏の青葉・秋の紅葉・冬の落ち葉に変化するため、四季をギュッと凝縮した味わいを持っています。何かと忙しい毎日から放れ、ゆっくりと「盆栽時間」を味わってみてはいかがでしょうか。

「大宮盆栽美術館」は都心からも40分程度とアクセスがよく、見ている人をほっと優しい気持ちにさせてくれるスポットです。

【大宮盆栽美術館】
埼玉県さいたま市北区土呂町2ー24-3
3月1日〜10月31日 9:00〜16:30、11月1日〜2月28日 9:00〜16:00
木曜休館
大人300円 65歳以上は150円

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/10/04 訪問

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