立山黒部アルペンルートの一番の人気スポット「室堂」で景色とグルメも楽しもう!

立山黒部アルペンルートの一番の人気スポット「室堂」で景色とグルメも楽しもう!

更新日:2014/06/14 14:33

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
立山黒部アルペンルートの中心となる標高2450メートルに位置する立山の室堂は、毎年20メートルほどの雪が積もる世界でも有数の豪雪地帯です。
春になってアルペンルートが開通すると、その雪山の絶景が目の前に広がることから、海外からも観光客が押し寄せる人気スポットです。
そんな室堂のお勧めを紹介しましょう。

立山は、2450メートルまでは誰でも登れます

立山は、2450メートルまでは誰でも登れます

写真:結月 ここあ

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富山県富山市から長野県大町市に至る90キロメートルの立山黒部アルペンルートは、立山駅から扇沢駅まではマイカーの乗り入れが禁止となっています。
立山側からも扇沢側からも、ケーブルカー・高原バス・トロリーバス・ロープウェイなど多彩な乗り物で8つの区間を乗り継いで山を通り抜けられます。

アルペンルートの中心である立山の室堂へは、長野県側(扇沢駅)からも行けますが、今回は富山側(立山駅)から室堂を目指すルートをご紹介します。
立山駅からケーブルカーに乗って美女平へ、そこからは高原バスに乗って、美女平〜室堂へと50分ほどかけて上って行きます。
標高がどんどん上がっていくので、耳が詰まりますが、景色はダイナミックな雪山へとなっていきます。

3000メートル級の山々が目の前に

3000メートル級の山々が目の前に

写真:結月 ここあ

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高原バスは室堂駅へ。
標高2450メートルの室堂は6月は一面の雪。夏でも雪が残っています。
目の前には、立山三山や剱岳や大日連山などの3000メートル級の山々がパノラマのように見ることができます。

室堂を代表する景観地である「みくりが池」まで散策してみましょう。
6月下旬から7月中旬頃には、ブルーの湖面に立山の姿を美しく映し出しますが、写真はまだ雪に閉ざされている時期のみくりが池です。

ここは2450メートルの山です。空気も薄いので、走ったり無理をしたりしないように、ゆっくりと体をならしていくといいですよ。

神の使いと呼ばれる雷鳥

神の使いと呼ばれる雷鳥

写真:結月 ここあ

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立山は、雷鳥の生息地なので運がよければ特別天然記念物の雷鳥が見られることもあります。
雷鳥は、高山に生きる鳥で、室堂では約240羽ほど生息しています。
この写真は、みくりが池付近のハイマツの木の下で見かけた雷鳥のオスですが、メスよりもオスのほうが羽の模様も華やかなんですよ。
6月中旬から7月にかけて、卵を産んで育てます。「グエッ」という鳴き声がしたら、そばに雷鳥の姿があるかもしれません。

室堂ターミナルの立山名物あれこれ

室堂ターミナルの立山名物あれこれ

写真:結月 ここあ

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ホテル立山内の室堂ターミナルには、アルペンルート名物のお土産がたくさん並んでいます。
白海老チップスやかき餅、ほたるいか粋作りなど。その中でも香ばしいアーモンドをミルク味で包んだお菓子「立山星の雫」が一番人気!

ランチは、レストラン立山でも富山名物が食べられますが、ここは立ち食いそば店の「立山そば」で、富山湾の宝石と呼ばれる白海老のかき揚げや、立山のロゴの入ったかまぼこも可愛い「白海老かき揚げそば」がお勧めです。

コーヒーが飲みたくなったら、ティーラウンジりんどうで。
立山の湧き水や、水百選「立山玉殿の湧水」で抽出した水出しコーヒーは格別の味です。

毎年6月頃までは、雪の白壁「大谷ウォーク」

毎年6月頃までは、雪の白壁「大谷ウォーク」

写真:結月 ここあ

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高原バスが走るこの道路は、冬になると20メートルも雪が積もります。
昔は、コンパスで測るなど作業が大変でしたが、今はGPSを使って正確な道路位置を確認しながら、ブルドーザーが2台並んでカンナで削り落とすように掘り下げて除雪することから、このような雪の壁ができます。
雪の大谷(室堂から約500メートル)の除雪は、一週間から10日ほどかかるそうです。
毎年立山黒部アルペンルートが全線開通する4月から6月頃までは、雪の壁の中を歩く大谷ウォークが楽しめます。

室堂は、天気によって真冬の陽気だったり、真夏の陽気にも変わります。
標高が高い分、お日様にも近いので、日焼けもします。
行かれる前には、現地のお天気と気温を確認して、服装にもご注意くださいね。サングラスもあると安心です。

四季折々の室堂を楽しむ

冬の間は、雪で閉ざされた室堂。
アルペンルートの開通とともに、観光シーズンが始まります。
春は雪の壁の中を歩く大谷ウォーク、夏はトレッキングや高山植物散策、秋は一足早く長く紅葉が楽しめます。
自然の息吹を体で感じる室堂への旅はいかがですか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/02 訪問

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