入場無料で楽しめる!富士宮市「あさぎりフードパーク」

入場無料で楽しめる!富士宮市「あさぎりフードパーク」

更新日:2014/06/15 12:41

ミネラルたっぷりの伏流水、大地で育った野菜や果物など、富士山の恵みを受けた食材を使った、こだわりの工房が集結している「あさぎりフードパーク」。お菓子や乳製品・日本酒などの工房があり、すべて入場無料! その上、工場見学が可能で、試飲試食まで楽しめてしまいます。そんな「あさぎりフードパーク」の魅力を紹介します。

標高は、900m

標高は、900m
地図を見る

2013年6月、富士山は世界遺産に認定されました。あさぎりフードパークは、その富士山麓の北部、大自然に囲まれた朝霧高原にあります。

ここで工房を構える店舗は、全部で6店。写真に見えるお店は、フードパーク内で製造された商品の販売や、お客様への情報発信を行っている「インフォメーション&ショッピング」。協同組合の組合棟も兼ねた、中心的な役割をしています。お店では、富士山のデザインをしたカラーコーンや、富士山の帽子・富士山の溶岩石など、富士山グッズの品揃えもばっちり!

富士山の火山灰で育ちました

富士山の火山灰で育ちました
地図を見る

まず、最初にご紹介するのは、いも工房「かくたに」。人参芋・紅東・安納芋など、8種類のさつまいもを取り扱った芋専門店です。お店に入ると、芋がずら〜り! ここで使用されるさつまいもは、品種により違いますが、ほとんど地元富士山の火山灰で育ったもの。店内では芋の用途に合わせて作られた、切り干し芋・芋けんぴ・芋ようかんなど、芋・芋・芋の芋だらけの商品ばかり売られています。

店内に、スウィートポテトなどの製品工場が併設されていて、作られる製品は曜日によって異なりますが、ガラス越しに作業風景が見られますよ。店内は、そこから漂うさつまいもの甘〜い香りに包まれ、こんな匂いを嗅ぐと、やっぱり食べてみたくなるもの。嬉しい事に店内に「あぶり処」があって、自分で試食の切り干し芋も焼いて食べられるコーナーがあります。焼くのは切干芋だけですが、芋ようかん・芋かりんとう・芋ドーナッツ・スウィートポテトなど、店内のあらゆる商品の試食もOK。いろいろな味を楽しめ、地元で育ったさつまいものお味はいかがなものでしょうか? 是非、味わってみて下さいね。

工房では「芋けんぴ作り体験」を行っていたり、毎年11月から5月までの期間限定で「切り干し芋作り体験」も行っています。詳しい内容は下記【かくたに】まで、お問い合わせ下さい。

伏流水を使った旨い酒

伏流水を使った旨い酒
地図を見る

「ミネラルを豊富に含んた富士山の伏流水は、旨いに決まっている!」と言うことで、そんな水を使って日本酒を造る「富士正酒造」は、絶対に訪れておきたいところ。
こちらは、富士正酒造の酒蔵。これは「仕込みタンク」と呼ばれ、もろみの発酵を管理しているところ。酒米を蒸す「釜場」・麹を作る「室(むろ)」・酒と酒粕に絞る「槽(ふね)」・原種を貯蔵する「貯蔵タンク」など、見学通路から幾つかの部屋が見られ、それぞれ違った製造工程を見学できます。

日本酒造りをもっと知りたい方は、見学通路に「日本酒造りの過程」の解説付DVDが流れているので、そちらをどうぞ。
ここで出来た日本酒は、酒蔵の隣にある富士正酒造の売店で試飲がOK。大吟醸は上品でスッキリした飲み口でお勧め。試飲コーナーでは、ゲームに参加して「利き酒」を学ぶこともできますよ。売店では日本酒や米焼酎のほか、富士正酒造オリジナルの化粧水・ハンドクリームなども販売しています。
富士山のすぐ近くで酒蔵を見学すれば、日本酒をより一層美味しく感じられることでしょう。

直送の濃厚な味

直送の濃厚な味
地図を見る

ここに来たら必ず味わって欲しい、このソフトクリーム! 朝霧高原で育った牛から採れた新鮮な牛乳を使用したご当地ソフト。搾られたばかりの牛乳をそのままソフトにしたような味わいで、クリーミーな舌触りと滑らかさがたまりません。

フードパーク内にある「朝霧乳業」で味わうことができます。この工房では、このソフトクリームをはじめ、ここで売られているチーズやバターなどの原料となる牛乳の工場見学が可能です。予約不要で毎日見学ができますが、朝搾られたばかりの生乳の鮮度を保つため、生産は午前中に集中。そのため、確実に見学したい方は、午前中の訪問がお勧め!
牛乳が次々に瓶詰めされる様子は、ずっと見ていても飽きない面白さ。牛乳の他、時間によって、さけるチーズなどの乳製品の見学ができますが、製造工程など工房内の写真撮影は禁止なのでご注意下さい。

併設された売店では、できたばかりのチーズや牛乳などの試食が出来、販売もされています。天気が良ければカフェスペースから富士山が望めるので、椅子に座ってソフトクリームを味わいながら、のんびり過ごされてもいいかもしれませんね。

富士山を望む、とっておきの場所

富士山を望む、とっておきの場所
地図を見る

富士山を見ると「うわぁ〜」と、まるでご馳走を見たときの様な感動と驚き! 天気が良ければ、パーク内のどこからでも富士山を望めますが、とっておきの場所をご紹介します。
真ん丸い空洞から見えるこの富士山は、パーク内にあるレストラン「ふじさん」の敷地から見ることができます。これは、富士山の溶岩樹型からの眺めで、穴の直径は50cm・長さは205cmあります。
溶岩樹型とは、火山噴火による溶岩流が樹海や森林を流れ下り、閉じ込められた樹木は焼失し、その後、溶岩が冷やされ固まってできたものです。

レストランでは、ガラスに写った富士山が見られ、こちらも変わった富士山が見られるのでお勧めです。こんな富士山は、何よりのご馳走! 是非、覗いて見て下さいね!

おわりに

ご紹介した工房以外に、富士山の麓で作られたお茶が味わえるお茶工房「茶心庵」・伏流水を使用して練り上げられた羊羹などを製造する「上野製菓」・地元で採れた野菜や朝霧高原で飼育された牛肉・豚肉を使った料理が楽しめる、地産地消レストラン「ふじさん」などがあるので、そちらも是非、ご覧になって下さいね!

パーク内は、歩いて回れる広さで、設置された看板を見ながら迷うことなく行けます。
あさぎりフードパークは「道の駅 朝霧高原」に隣接しているので、ドライブの途中に立ち寄ってもいいですね。
ドデカイ富士山を目の前にしながら「あさぎりフードパーク」で、地元の美味しいグルメを堪能してみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/26 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -