写真:bow
地図を見る三重県四日市市と大阪府池田市を結ぶ国道477号線は、総延長200kmを超えるという長距離の国道。
えてして400番台の国道はそれほどいい道ではないことは知られています。ご多分に漏れず、国道477号線にも”酷道”と揶揄される区間があり、中でも京都市を走る区間に関しては全国の酷道マニアから注目を浴びるポイントがあるのです。
写真:bow
地図を見る「京都市」とはいうもののなんら京都らしさを感じない、滋賀県境に近い山間部を走るルートこそが国道477号線を酷道たらしめる所以!国道367号線の分岐から花背峠に至るまでのルートは劣悪な路面状況と細い道幅、さらには鬼のような勾配、急カーブがこれでもかというばかりに続く酷道区間!
本当なら京都のブランド木材でもある「北山杉」の故郷の中を走っていくシーニックドライブルートとでも言いたいところですが、道端の木なんて見ている余裕もないような状況が続きます。
写真:bow
地図を見るそして、その酷道区間にあるのが「百井(ももい)別れ」と呼ばれる交差点です。ここは国道の交差点であるのにもかかわらず、切り換えしをしないと曲がれないという意味不明な交差点。
しかも分岐する道路よりも国道の方が道幅が狭く、明らかに扱いの悪い道であるという、まさにこれぞ酷道と言わんばかりのポイント!この「百井別れ」の存在で国道477号線は一躍全国区の酷道として知られるようになったのです。
写真:bow
地図を見るさて、実際にその「百井別れ」の交差点部分がどうなっているかというと、超が付くほどの鋭角!画像で見れば左下から右下へと繋がるのが国道477号線です。なんと、ほぼ180度ターンなのです。
左下から走ってきたのなら、道幅が広くなってホッとするかもしれませんが、右下の花背峠方面から来たとしたら、なんでわざわざ国道なのに細くて激しい道にならないといけないのだと憤慨すること間違いナシ。しかも、ご覧の通りターンが非常に困難!軽自動車や小型車でもギリギリ、普通車ならほぼ切り換えしが必要となる交差点なのです。
動画:bow
地図を見るそれでは実際に国道477号線「百井別れ」への突入を動画でご覧いただければと思います。今回、花背峠側からの左折での進入を試みています。
対向車が少ない山中ですので、大きく右に振って大回りで曲がったものの、あえなく目の前にガードレール・・・。1回切り返せば曲がれるものの、これが国道なのか!という疑問が頭をよぎります。
この1回では曲がれないという「百井別れ」を目指して、全国から酷道マニアたちがやってくるというある意味名所なのです!
いかがでしたでしょうか、京都を代表する「酷道」の国道477号線。そんな酷道へアタックするのに注意点を少しだけ。冬季は非常に危険です。京都市とはいえ、市街地に雪がないような状況でもこの辺りは根雪が残るような山間部。路面の凍結も心配ですのでおすすめできません。ぜひ、冬を避けて酷道に挑戦してみてください。
また、山間部が続くルートですので燃料にはあらかじめ余裕を持ってアタックしてみてください。
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(2024/4/18更新)
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