道後温泉本館の浴場は2つ。大浴場を「神の湯」、小浴場を「霊の湯」といいます。休憩なしの料金もありますが、ここは風情を楽しむためにも休憩つきを選びましょう。ちょっと豪華に個室つきの霊の湯、2階席・霊の湯、2階席・神の湯の3種の中からお選び下さい。霊の湯は貸タオルつきですが、神の湯にはついていませんのでお持ちでない方は60円でタオルを借りるといいでしょう。
旅館からタオルを持参した場合は、2階席・神の湯がお手軽価格でご利用できます。今回はこちらの利用方法をご紹介いたします。
鍵つきの下駄箱に履物を入れて入浴料金を支払うと席まで係りの人が案内をしてくださいます。2階大広間に整然と並べられた篭と座布団、その一つが与えられます。篭の中には貸浴衣が入っていますが、今回は宿から浴衣を着てきましたので使用いたしません。洋服で来られた方は湯上りに使うといいでしょう。
貴重品は有料コインロッカーがあるのでそちらへ。ちょっとしたものなら着替えを入れる無料のロッカーにいれることができます。
男性用浴室は広間の横の階段から、女性用は係りの人たちがいる奥の間を通って階段へと分かれています。
道後温泉本館にはジャグジーやサウナも露天風呂もありません。かろうじて身体を洗うシャワースペースはありますが、基本楽しむのは昔ながらの湯船です。流行の設備もなくちょっと薄暗い気もしますが、それこそ先人たちが長い年月楽しみ続けた歴史を感じるエッセンスとなっています。
歴史の湯をその肌で感じられたら次は湯上りです。篭と座布団の自分の席に戻るとスッとお茶とせんべいのサービスがいただけます。開け放された窓から入る心地よい風にあたりましょう。
ゆったりと心を休めたら、さあ街にくりだします!
施設の情報は[MEMO]の【道後温泉本館】よりご確認下さい。
湯上り後にはググッとビール!ということで道後温泉本館のすぐ横には地ビールのお店「道後麦酒館」があります。こちらで地ビールを楽しみましょう。スタウト・漱石ビール、アルト・マドンナビール、ケルシュ・坊ちゃんビール、ヴァイツェン・のぼさんビールの4種類。苦みのないのぼさんビールなら苦手な人でも美味しく飲めます。
ビールのおつまみには地元名物じゃこ天も食べられます。
ビールはちょっとという甘党の方にはその隣の「みかんの木」でソフトクリームをどうぞ。愛媛といえばやっぱりみかん!みかんのソフトクリームがおススメです。テーブルと椅子が用意されていますのでゆっくりと道後温泉本館の建物をながめながら食べてください。
飲んだり食べたり楽しんだ後には、坊ちゃんたちと記念撮影を。坊ちゃんとマドンナの間に座ってパチリ。とてもいい記念になりますね。
さて、次は道後温泉本館前のアーケードをそぞろ歩いてみましょう。
両脇にずらっと並ぶお土産屋さん、少しのぞいては次へと歩く。
その途中浴衣姿の人たちとすれ違います。旅館ごとにちがったデザインの浴衣、自分の浴衣のほうが可愛いなとこっそり思ったり。もっと可愛い色浴衣はどこの旅館だろうかと考えたり。やっぱり浴衣に下駄が温泉気分を醸し出します。
L字に曲がったアーケードの終着点は路面電車の「道後温泉駅」。運が良ければ坊っちゃん列車に出会えます。
駅前のからくり時計で時計の中からあらわれる坊ちゃんたちを見ることもできればちょっとうれしいですね。隣の足湯につかりながら時刻を待つのもいいでしょう。
夕食後にも散歩にでてみましょう。昼間とは違った顔を見せてくれます。夜になるとまず浴衣率がぐんと上がります。団体で浴衣姿の方たちもいて、土産物屋もにぎわっています。
道後温泉本館も灯りがともり、昼間よりもさらに歴史を感じることができるでしょう。本館の上にある振鷺閣もギヤマンを赤く光らせ、明治のにおいを放ちます。
この姿、もっと全体から眺めてみませんか?
道後温泉本館すぐ横にある観光案内所・振鷺亭の向かいにある湯神社の一部への階段。といっても長い階段を上るわけではなくほんの少し小高くなっている場所です。ここから道後温泉本館が見渡せるのです。夜風が気持ちいい季節がおすすめです。
小高い場所から道後温泉本館を眺めた後、そのもっと上の建物を見上げてみると・・・
なんだか建物に影絵のようなものが浮かび上がっているのに気づきます。じっと眺めているとその影絵が次々と変化していくのに見とれてしまいます。
これは2014年4月10日から道後で開催されているアートな催しなんです!
道後温泉本館に置いてある真っ赤な正方形のパンフレット、それが「道後オンセナート2014ガイドマップ」です。昼間も見学可能ですが、夜の散歩道でアートを見つける楽しさは格別です。
地図を広げてみると、道後温泉本館前から湯神社の小高い山のまわりをぐるっと一周するだけでも数々のアートが提示されています。時間のあるかぎり探してみてください。
ただ、湯神社・石階段の「チョコレート」は注意が必要です。慣れない浴衣に下駄の足元、なんでもない石段でもすべりそうになります。一段一段気をつけて上ってくださいね。
小高い山をぐるっと回ると、昼間に来た道後温泉駅にたどり着きます。お土産屋が並ぶアーケードとは反対周りにやってきたことになります。灯りのともったからくり時計がとてもきれいです。そしてその奥の観光案内所の壁には白鷺の影絵アニメーションが写しだされていますので、からくり時計とダブルで楽しむことができるでしょう。
アート作品の詳しい情報は[MEMO]の【道後オンセナート】よりご確認下さい。
いかがですか?
浴衣と下駄で楽しむ温泉散歩。昼の顔も夜の顔もどちらもステキですのでぜひ両方とも楽しんでください。
そして、温泉街のアートイベント「道後オンセナート」は2014年12月31日までです。2014年は道後温泉に旅してみたくなりますよね。
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(2024/4/19更新)
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