子供と楽しむ越後妻有 日本の現風景と現代アートの里

子供と楽しむ越後妻有 日本の現風景と現代アートの里

更新日:2014/02/03 10:20

鮎川 キオラのプロフィール写真 鮎川 キオラ 子どもの好奇心を育てる旅育ライター、ホテル朝食研究家
アートで町おこしの先駆けでもある越後妻有地域。日本の原風景が残るのどかな里山に現代アート。一見ミスマッチな組み合わせですが、意外なほどに融合して目を楽しませてくれます。里山に畏怖堂々と佇む、「大地の芸術祭」歴代の作品。3年に1度の芸術祭期間以外も楽しめます。子連れ旅行にもお勧めの観光地です。

とにかくドライブが楽しい!!

とにかくドライブが楽しい!!

写真:鮎川 キオラ

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山間の古民家やのどかな田園と農作業をする地元の人々。そんな日本の原風景に目を細めていると突如目の前に現れる現代アート。「あれ見て!!!」とまるで宝を探し当てたような子供の歓声で車を止めます。

こちらは、古い納屋の全面に鏡を貼った行武治美氏作「再構築」という作品です。現在は外観のみ鑑賞可能です。空の青さや周囲の緑を反映してキラキラ輝いています。里山にあるアートとの出会いに胸が躍るドライブ。この地域は、断ぜん車での旅行がお勧めです。アート作品も点在しているので効率よく作品を巡ることができます。

「越後妻有」は、定着しつつある地域の名前になっていますが、地図上に存在する地名ではないのです。新潟県十日町と津南町のエリアは、かつて「妻有郷」と呼ばれていたことに由来しているそうです。約760平方キロの敷地内の集落を美術館に見立てた壮大なアートプロジェクトの為の名称です。

見て、触れて野外アート

見て、触れて野外アート

写真:鮎川 キオラ

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ちょっと変わっている物には触りたくなるのが心情です。鑑賞するだけでなくアート作品を触ったり、体験したりすることができるのも魅力の一つです。

特に子供は好奇心の塊。アートな旅って子連れにはハードルが高いけど、子供の好奇心を妨げることなく楽しめる野外アートは、ファミリー旅行にはうれしいものです。もちろん好奇心を忘れていない大人もぜひ作品に触れて、体験して、アート心を膨らませてください。

とは言っても、子供は思いもよらない無茶な行動をしますので、お子さんや作品がケガをしないように十分ご注意下さい。

室内アートも体験型

室内アートも体験型

写真:鮎川 キオラ

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越後妻有の中心的施設の「まつだい農舞台」では、部屋ひとつひとつがアート空間です。こちらは「黒板教室」。教室のすべてが黒板になっています。机も、イスも、床も、壁も、地球儀もみーんな黒板。アート作品の一員としてチョークで自由にお絵かきができます。

さすが新潟!!料理も美味しい

さすが新潟!!料理も美味しい

写真:鮎川 キオラ

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越後妻有では、地元の食材をふんだんに使用した郷土料理や創作料理を提供するお店が多くあります。おすすめは、「まつだい農舞台」内にある「越後まつだい里山食堂」です。棚田の眺めとお野菜中心の体にやさしい里山料理がいただけます。お皿越しの棚田が素敵でしょ。写真は、土日祝日のビュッフェ形式のお食事です。心がやさしくなるお料理です。

この地域自慢の新米も収穫を終えて、10月6日より「越後妻有 秋2012」を開催し収穫の秋を祝うそうです。米どころ新潟の美味しい新米とやさしい気持ちになれる食事、日本の原風景と現代アートの融合。秋の越後妻有をお楽しみ下さい。

【越後まつだい里山食堂】
土日祝日、約20種類の里山ビュッフェ
大人1,500円 小学生800円 幼児400円
平日ランチ 1,000円〜

【越後妻有 秋2012】
2012年10月6日(土)から11月4日(日)
わらアート in 越後妻有
※米どころ新潟。収穫を祝い、巨大なわらアートが出現します。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/09/03−2011/09/04 訪問

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