戸隠古道で、凛とした空気に触れてみませんか

戸隠古道で、凛とした空気に触れてみませんか

更新日:2012/12/19 18:50

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
長野のパワースポットとして名が知れた戸隠神社は、奥社(おくしゃ)中社(ちゅうしゃ)宝光社(ほうこうしゃ)九頭龍社(くずりゅうしゃ)火之御子社(ひのみこしゃ)の五社からなる創建二千年余りの由緒ある神社です。
その中でも、奥社へ続く樹齢400年を超える杉並木は圧巻です。

戸隠古道、奥社まで歩いてみましょう

戸隠古道、奥社まで歩いてみましょう

写真:結月 ここあ

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戸隠山は、古くから山岳信仰の山でした。
修験道や戸隠神社の参拝道、武田信玄の軍用道などを称して戸隠古道と言います。
現在も一部が遊歩道として残っていて、奥社へもこの道を歩きます。
参道入り口の鳥居から約15分ほどで、茅葺きの赤い山門が見えてきました。
これが随神門で、門の向こうには杉並木が見えます。

随神門をくぐると…

随神門をくぐると…

写真:結月 ここあ

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門をくぐると、そこからは景色も空気もがらりと変わります。
杉のパワーなのか、神々しい空気に包まれ背筋までピンと伸びます。

樹齢400年を超える百数十本の杉の大木が700メートルにも渡って続きますが、あまりの大木に、思わず天を仰いでしまいます。
天に突き抜けるって、このようなことを言うのでしょうか…

荘厳なる杉並木

荘厳なる杉並木

写真:結月 ここあ

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巨木の根は絡みつき、400年以上の歴史を感じます。
杉並木の中ほど右側を注意深く見ていると、幹の中にこのような空洞がありました。
小柄な大人が立てるくらいの大きさで、いかにこの杉が大木なのかがわかりますね。

JRのコマーシャルでも、吉永小百合さんが大木の中から顔出したところは、記憶にも新しいところですが、現在は御神木となったようで、中に入ることは出来ないようです。

奥社への道は険しく

奥社への道は険しく

写真:結月 ここあ

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杉並木を越えると、石段が続きます。
足元が悪いので、注意深くゆっくりと進みましょう。

随神門から約30分ほどで、奥社です。
神話の時代に天照大神が天の岩戸にお隠れになったとき、天岩戸を開き、その岩戸を戸隠山に投げた天手力雄命(あまのたじからおのみこと)が祀られているのが、奥社です。

戸隠神社の社紋は鎌卍(かままんじ)と言い、四本の鎌を卍型にかたどった物で、忍者の手裏剣のように見えます。
開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝に御利益があり、奥社の隣には、戸隠の地主神を祀る九頭龍社もあります。

奥社までは、最低でも往復に1時間はかかるので、時間には余裕を持ちましょう。

戸隠連峰を望む鏡池

戸隠連峰を望む鏡池

写真:結月 ここあ

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奥社の杉並木から徒歩30分のところに、戸隠山を鏡のように映す鏡池があります。
断崖絶壁で、ごつごつとした岩山に見えるところが戸隠山です。
この日は、生憎少しさざ波が立っていますが、それでも美しい景色です。

戸隠には、神社だけではなく奥社参道から繋がる戸隠森林植物園もあり、野鳥観察や春には水芭蕉やカタクリの花など、季節の草花も楽しめ、秋は紅葉も美しいです。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2010/05/09 訪問

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