写真:月宮 うさ
地図を見るまず最初に、北海道の夏の風物詩"ラベンダー"の歴史についてお話を。
ラベンダーといえば有名なのは富良野ですが、日本で最初に栽培が始まったのは、「東海大学札幌キャンパス」が建つ札幌市南区「南沢」です。
その歴史は1937年にフランスから5kgの種を輸入したことから始まります。翌年から北海道・本州などで3年間の試験栽培をし、北海道が栽培に最適な土地であることを確認。そして、1940年に日本初の本格的ラベンダー農場が、南沢に誕生しました。
1942年には蒸留器が設置され、日本最初のラベンダーオイル採取に成功します。
現在は、香料としての栽培は衰退しましたが、観賞用としてのラベンダー畑が、北海道の夏の大地を彩り続けています。
東海大学札幌キャンパスでは、歴史を伝えると共に地域との繋がりを深めるため、2002年度より3年かけて「ラベンダーキャンパス化計画」を実施しました。現在は約3600株のラベンダーが、夏のキャンパスで皆さまをお待ちしています。
写真:月宮 うさ
地図を見るラベンダーが花咲く7月は、キャンパスが一般公開されます。
東海大学札幌キャンパスへのアクセスは、札幌市営地下鉄「真駒内駅」前からバスに乗って向かいます。「じょうてつバス」南96番または環96番に乗り、「東海大学前」で下車。乗車時間は約20分。道中の車窓からも、道沿いに植えられたラベンダーを楽しむことができますよ。
お車ご利用の場合は、道央道北広島ICから国道36号・道道82号経由で約18kmです。キャンパス内の車両乗り入れは禁止ですが、約250台駐車可能の臨時駐車場があるので安心です(学生用駐車場を利用します)。
写真:月宮 うさ
地図を見るキャンパスに足を踏み入れると、そこに広がるのは一面のラベンダー畑!
ラベンダーはゆるやかに高低差のある畑に植えられており、上から下へ、下から上へと眺めることができます。また、キャンパスのある南沢地区は、少し小高い場所にあるため見晴らしがよく、住宅街の風景も一緒に楽しむことができます。
写真:月宮 うさ
地図を見る一面紫色のお花畑を見せてくれるラベンダーですが、同じように見えていくつか種類があります。東海大学札幌キャンパスのラベンダーは3種類。その特徴を紹介いたしましょう。
まずは写真のラベンダーは「ヒデコート」から。この種は額も濃い紫色なのが特徴で、開花する前から美しい姿を見ることができます。観賞用なので香りは弱いのですが、かわいらしいラベンダーの代表種です。
ひときわ濃い紫色を見せてくれるのが「濃紫早咲3号」です。蕾も濃い紫色なので、花が咲く前から紫色のお花畑を見せてくれる品種。この種類はドライフラワーにしても色が濃いままなのも特徴で、観賞用としても愛されています。
やや淡い色の細長いラベンダーは「オカムラサキ」。この種は香料として育てられていたラベンダーのため、匂いが強くとても良い香りがします。香りの違いをぜひとも確かめてみてくださいね!
写真:月宮 うさ
地図を見るラベンター畑では名物グルメもお楽しみ。
露店が設置され、そこでは飲料の他、キャンパスで焼いた手作りパンを買うことができます。写真はサクサクした生地のデニッシュ系のパン。オススメですよ!
また、東海大学札幌キャンパスと宮島学園製菓専門学校の連携により、ラベンダーと名産のハチミツをテーマにして作られたクッキー「らべんだーくっきぃ」の販売も。お土産にもぴったりで、こちらもオススメです。
富良野まで行く時間はないけれど、ラベンダーが見たい!そんな時はラベンダー栽培発祥の地に建つ「東海大学札幌キャンパス」を訪れてみてはいかがでしょう?
2016年7月17日(日)10:00〜16:00には「南沢ラベンダーまつり」もキャンパス内にて開催されます。こちらも要チェックです。
※詳しくは記事一番下のMEMO内「南沢ラベンダーまつり」のfacebookをご参照ください。
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(2024/3/29更新)
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