写真:しの
地図を見る浜松市の舞阪漁港は浜名湖の入り口付近にある漁港。ここは汽水湖(※)である浜名湖からの淡水の流水量が多く、良質のプランクトンが発生しやすいのだとか。そのプランクトンを追いかけて色んな魚たちがやってきます。
そんな中でもしらす(マイワシ・カタクチイワシの稚魚)は質・量とのに日本屈指。他には実はあまり知られていないのですが、高級食材のふぐ、ハモもかなりの漁獲高を誇っています。
その舞阪漁港では不定期で「えんばい朝市」を開催しています。主にしらすの最盛期にあわせた春〜夏場に向けてで、平成27年度は成5月16日、6月20日、7月18日、8月22日(いずれも土曜日)に開催。徐々にお客さんが増える反面開催日数は少ないのでかなりの人出です。
その魅力はやはり生しらすの販売。
大勢の人が愛してやまない味を求めてみましょう。
※注 海水と淡水とが混じり合った湖のこと
■舞阪漁港の基本情報■
住所:静岡県浜松市西区舞阪町舞阪2119-19
電話番号:053-592-3811
アクセス方法:JR弁天島駅から徒歩15分程度。車の場合はJR弁天島駅すぐの弁天島海浜公園内に駐車場があり、そこにとめてから徒歩15分程度。
写真:しの
地図を見るえんばい朝市での目玉は何と言っても生しらす。
生しらすを手に入れるためには整理券が必要です。
その日の漁獲高によって購入量や整理券の枚数は異なります。また整理券の分が終わっても余っていれば販売してもらえることもあります。
整理券の番号順に「1番〜50番の人」というように番号を呼ばれます。整理券を貰ったら呼ばれるまでしばし待つ時間があります。
2014年5月17日のえんばい朝市では1200枚の整理券が配布され、豊漁だったこともあり1人で購入できる数は無制限でした。反面、不漁の際はお求めになれないことも。その日になってみないとわからないのもお楽しみの一つです。
写真:しの
地図を見るえんばい朝市は生しらすが最大の呼び物ですが、それ以外にも色々販売しています。こちらだけが目的の人もいますが、生しらすの販売順番待ちしている間に色々散策するのも面白いです。
このあたりは潮干狩りができる漁場もあるので、あさりはもちろん、浜松ならではの鰻、青海苔も有名。
鮮魚で販売されるもの特徴的なのは海老、目光(めひかり)などでそれ以外にも金目鯛やアジなどその日によって変化するのも面白いです。
「小腹が空いた時にちょっと食べたい」そういったテイクアウトご飯もあります。
しらすご飯やしらすの天麩羅など舞阪漁港ならではのもの以外にもたこやきや団子などもあります。これらもその時々によって変更されるので、朝市に行かれたら一通り確認してみて下さいね。
写真:しの
地図を見る漁港を散策している間にしらす漁船が入港してきます。
今まさに陸に上がったしらすをその場で販売してくれるのがこの朝市の素晴らしいところ。
鮮度は言うまでもありません。
以前はお客さんがもっと少なく、船が横付けされてそこからパックにガバッと入れて販売されていました。このしらすが当然のことながら評判となり、徐々にお客さんが増え、数年前から混乱を避けるために整理券が配布されるようになりました。
写真:しの
地図を見る最後はやはりしらすを購入して帰りましょう。
透明感がありきらきらした鮮度抜群のしらすがパックにこぼれんばかりに入っています。
重さを計ると500グラムにやや届かない程度。ずっしりと入っています。消費税のアップで少なくなってやしないか心配でしたが、そういったケチな事もなく以前と変わらぬ量、変わらぬ質で提供されています。(税込500円。おつりのないようご用意下さい。)
生しらすは鮮度が命。
できればその場で食べたいくらいですが、それが叶わないときは漁港にて氷や持ち帰り用のバックを提供してくれることもありますのでご確認下さい。(一部有料)。できれば自宅からクーラーボックスなどを持参したほうがよいです。実際にクーラーボックス持参のお客さんは多数です。
では早速、美味しいしらすを手にいれたら、美味しく食べましょう!
生しらすは鮮度が命なのですぐさま食べる事をおすすめします。
用意できるのであれば予め、冷水や氷、ざる、好みで醤油・わさび・ご飯も用意していればどこでもいつでも食べられます。
釜揚げしらすにすると生しらすとまた違った味わいになります。鮮度のよい状態で釜揚げにするとふわっふわ。保存利きますし、冷凍も可能です。
■生しらすの美味しい食べ方■
1 氷の入った冷水で2度洗う。
2 ざるにあげて水分をきる。
■釜揚げしらすの作り方■
1 上記生しらす同様汚れをとり、ざるにあげる。
2 3%の塩水を沸騰させ茹でる(1〜2分)。
3 茹で上がりのサインはふわっとしらすが浮いてきた時。
4 しらすを広げて風を通す。
上記のように「えんばい朝市」は徐々に客が増えていっている朝市です。またリピーターや地元客も多いのが特徴です。
派手さはないものの、この上ない鮮度のよい生のしらすという逸品があり、一度訪れた客がリピーターとなっているようです。
「一見地味なこの朝市になぜこんな人だかりが?」と言う疑問は行った人にしか解決できないことです。
足を運んでその魅力を感じましょう。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/28更新)
- 広告 -