平成26年3月、徳島県三好市の吉野川大歩危峡が国天然記念物に指定されました。長い年月をかけた地層の隆起と川の浸食によって、深い渓谷となった大歩危峡。地層の傾きからこのあたりが隆起の中心となっていることがわかる、学術的にも貴重な場所とのことです。
夏には山の緑が眩しく、秋には鮮やかな紅葉となる観光スポット。
国道沿いの遊歩道からこのような渓谷美が見られます。
特にお勧めしたいのが、船下り。遊覧船で巨岩を間近に見ながら清らかな流れの吉野川を下ります。船頭さんから、大歩危峡の成り立ちや歴史など詳しく説明があります。
また、風が無く波が立たない時には川底まで見える吉野川の美しい流れも必見です。
船にはエンジンが付いているので、ある程度下るとUターンしてもとの場所まで戻ってきます。
三好市山城町が発祥の地とされる「児啼爺(こなきじじい)」。この妖怪をモデルに、ゲゲゲの鬼太郎には「子泣き爺」が出てきます。
大歩危峡からすぐ近くの、藤川谷川沿いの道路近くでは、石像の「児啼爺(こなきじじい)」をはじめ、いろんな妖怪が見られます。
秘境感の漂う山間の地は是非立ち寄りたい場所です。
大歩危にある「道の駅大歩危」の中には、妖怪屋敷があります。妖怪屋敷の中は撮影禁止となっていますので、写真は道の駅の中の様子です。
妖怪屋敷にはもっとたくさんの妖怪が待っています。また、妖怪屋敷と石の博物館が一緒になっていますので、妖怪とともに、大歩危の石のことなども学習できます。
妖怪グッズや地元のお土産もたくさんあるので、ゆっくり買い物したい場所です。
大歩危船下り乗り場でもある、「大歩危峡まんなか」では、妖怪にちなんだ物が食べられます。その一つが「妖怪ひとつめ丼」。地元の堅い豆腐や目玉焼き、その下には肉やゴボウがご飯に乗ってボリューム満点。それに「祖谷そば」、「妖怪茶」、「お〜こわ饅頭」もついたお得なセットになっています。妖怪の里の雰囲気を楽しめます。
吉野川大歩危峡は、秘境祖谷のかずら橋への道中でもあって、たくさんの人が訪れる場所です。美しい渓谷を眺めるだけでも楽しめますが、船に乗って間近に国指定天然記念物となった渓谷を体感することで満足感は倍増します。
また、少し足を伸ばして、妖怪たちを訪ねれば楽しい旅の記憶になること間違いありません。
険しい山々を貫く吉野川の渓谷美と地域の伝説を堪能してください。
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