写真:東郷 カオル
地図を見るオーベルジュを詳しく知らなくても、なんとなく素敵な宿泊施設というイメージがあり、この響きにうっとりしない女性はいないはず。オーベルジュはフランスが発祥で、郊外にある宿泊設備を備えたレストランのことを言います。普通のホテルが「宿泊に食事が付く」とするならば、オーベルジュは「食事に宿泊が付く」と表現するとわかりやすいかもしれません。オーベルジュではそれほど食事に重点が置かれます。
綺麗な空気と新鮮な地元の食材。それに美味しいお酒。時間を気にせずにゆっくりと食事を楽しむ。そんな大人の休日にぴったりなのが、オーベルジュでの滞在です。
写真:東郷 カオル
地図を見るオーベルジュでは、とにかくのんびりと過ごすことができるのが特徴のひとつ。お部屋も広くて景色が良く、自然と寛げる空間になっています。ゆったりしたソファーに、大きな窓。窓の外は木々の間から洞爺湖が見えます。テラスに出ると澄んだ空気と小鳥のさえずり、森の香り。忙しい日々で疲れた心身が一気に浄化されるのを感じることができるでしょう。
まるで日本ではないような光景。「ここはカナダかも?」と思って目を瞑って大きく息を吸い込んだ瞬間、ウグイスが鳴いたりしてハッと我に帰る、というのもまた楽しい一瞬です。
写真:東郷 カオル
地図を見るオーベルジュはたいてい部屋数が多くなく、限られた人数のお客様に最高のおもてなしをする、というのが一般的。ここ、フェニックス洞爺クラブも広い敷地と建物に、部屋はたったの12室しかありません。敷地内にはプール、テニスコート、ビリヤード台などがあり、オフシーズンのこの日は、たった3組のお客様のためだけにプールに温水が張られていました。他にも、一人一人に行き届いたサービスを心がけているということが、ちょっとした接客などからも伝わってきます。
食事はゆっくり時間をかけて。明るいうちから湖を眺めながら、一皿一皿、目と舌で楽しみながら味わいます。次のお料理を出すタイミングも、お皿を下げるタイミングも、すべてが流れるように自然で、食事を邪魔することがありません。これも一人一人のお客様への目配り気配りの賜物です。
写真:東郷 カオル
地図を見る明るかった景色も、お料理の進行と共にに少しづつ群青色に暮れてゆき、デザートが出るころにはランプの灯りが外の暗さに映えるほどに。デザートは2皿。一皿は冷たいデザートで、テーブルでいただきますが、もう一皿は部屋にそのまま持ち帰れるように焼き菓子中心で用意されています。「部屋でゆっくり」というオーベルジュならではの心遣いです。
オーベルジュは、一般のホテルとは若干雰囲気が異なります。半分はホテルで半分は自分の別荘のような、非常に寛げる滞在を提供してくれます。
オーベルジュに宿泊したら、お庭の草花を愛で、景色を楽しみ、ゆっくりと料理を味わい、快適な部屋で寛ぐ、といったように、贅沢な時間を過ごすのがおすすめです。
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(2024/3/29更新)
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