写真：しの
地図を見る鹿児島県・福山町は温暖な気候、良質な水に恵まれ、江戸時代より天然亀壺仕込みによる黒酢醸造が盛んでした。
黒酢は玄米と麹と良質な水が原料で、仕込みが終わると屋外の亀壺の中で発酵・熟成され、黒酢の匠・杜氏の手により一つ一つ手作業により濃厚・芳醇な黒酢となります。
その産地福山町の中でも「福山黒酢」の黒酢は、鹿児島県特産品コンクールで黒酢としては初めて2年連続で入賞。名実ともに逸品である事が証明されております。
商品名ともなっている「桷志田（かくいだ）」と言う名については、良質な湧き水のあるこの地域に、江戸時代の上級武士が「隠し田んぼ」を所有したことから転じた地名「角志田」⇒「桷志田（かくいだ）」となったとか。
「黒酢本舗桷志田」の敷地内には広大な壺畑が広がり、希望があれば見学や黒酢についての説明を受けることも可能です。
写真：しの
地図を見るこちらの施設では代表的黒酢「桷志田」シリーズをはじめ、黒酢の調味料でご飯のおともの「食べる黒酢 激辛」や、万能調味料「シェフの黒酢」（ともに［ときめき調味料選手権2013］最優秀賞)などなどを購入する事ができます。
これらの黒酢や調味料はテレビ「満天☆青空レストラン」「どっちの料理ショー」やＪＡＬの機内誌「翼の王国」などなど各メディアで紹介されていますので、実は今までにも目にしていることがある「特選素材」に遭遇するかも知れませんよ！
また購入するだけでなく、試飲・試食・利き酒ならぬ利き酢コーナーも充実。
じっくり検討する事ができるのも嬉しいサービスです。
写真：しの
地図を見る施設の2階は日本初の黒酢レストラン。
壺畑を見下ろす立地で、コーヒー以外全ての料理に黒酢が使われているという徹底ぶりの料理を頂いてみましょう。
ランチコースは食前酢、スープと前菜、小鉢、メイン、デザートとドリンクとなっております。
メインは鹿児島らしい黒豚を使った酢豚や軟骨煮込み、ステーキ他煮込みハンバーグや桷志田黒すしなどお好みで選べます。
一番人気は「白身魚の甘酢あんかけ」(上記写真)。
あっさりしているのに素材から湧き出るような旨み。どの料理もあっさりしているのに、奥深い味わいがあります。
ほんのり感じる甘さはしつこさは全くなく、素材のよさを引き出すに過ぎません。
前菜のソースは2種、それぞれ全く異なるソースですが、いずれも酸味・コク・甘みが絶妙なバランスです。
これらのソースを最後まで味わうためにも、ご飯ではなくパンを選ぶことをオススメします。残らずパンにつけて頂きたいほどの美味しさです。
写真：しの
地図を見る「コーヒー以外全ての料理に黒酢を使っています」と言う通り、デザートにも黒酢が使われています。
例えばプリン。
上のカラメルが黒酢を煮詰めたもののようで、甘酸っぱい。しかし酸味はあくまでほんのり・・・。
不思議とプリンとよく合います。是非お試し下さいね。
写真：しの
地図を見る「福山黒酢」は長期に渡ってじっくり発酵熟成させていますが、近年一般的に出回っている黒酢は工場生産で急速に熟成させているもの。後者によって大量生産が可能となり手には入りやすくなったものの、やはり長期熟成のものとは全く別物です。味・香も異なるので飲んで試してみましょう。
「黒酢は何となく飲みにくい」とお思いの方もいるのでは？こちらの施設内には試飲コーナー(無料)だけでなく黒酢Bar(有料)もあって、いちごソーダー、りんごソーダーなど美味しく飲める黒酢ドリンクも提供されています。
購入した黒酢でドリンクを作る場合は、レモンなどのかんきつ類や、いちごなどのフルーツに氷砂糖と黒酢で美味しく頂けますよ。
健康・美容に興味のある方はもちろん、今まであまり興味のなかった方でも十分に楽しめる「黒酢本舗桷志田」。
まずはその壺畑で写真を撮り、鹿児島が黒酢の産地である事を実感し、試飲・試食コーナーで物色、レストランでは味を確認し、その素晴らしさと可能性を感じつつ、また黒酢や歴史を学んでみましょう。
楽しさと美味しさが2倍、3倍になること間違いなし!
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい！と思ったらトラベルjpでまとめて検索！
条件を指定して検索
(2024/4/25更新)
- PR -
- 広告 -
