祝♪国立公園指定!沖縄・慶良間諸島で遊ぼう!ケラマ徹底ガイド

祝♪国立公園指定!沖縄・慶良間諸島で遊ぼう!ケラマ徹底ガイド

更新日:2014/05/12 11:39

2014年3月5日、珊瑚の日。
沖縄県の慶良間諸島が、31番目の国立公園として指定されました。
新規では昭和62年に指定された釧路湿原国立公園から27年ぶりなんだとか!
沖縄本島の西、渡嘉敷島など5つの有人島とたくさんの無人島からなる慶良間(ケラマ)の島々は、その海と珊瑚の美しさで世界的にも有名。
今回は、那覇から日帰りでも行ける最高の海、慶良間諸島の魅力をたっぷりとお届けします。

一日中海遊び!ナガンヌ島

一日中海遊び!ナガンヌ島
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那覇から西へたった15km。
慶良間諸島の入り口に、慶伊瀬島(けいせじま)と呼ばれる一帯があります。
この「慶伊瀬島」というのは、いずれも小さな無人島のナガンヌ島・クエフ島・神山島の3島からなる慶伊干瀬(チービシ)環礁の総称。
那覇から一番近い慶良間諸島国立公園です。

3島の中でも、那覇からのアクセスの良さと無人島ながら充実の設備で大人気なのが「ナガンヌ島」。
定期船から島の桟橋へ降りると、そこは一面の美しい海と白い砂浜。しかしビーチだけではありません。島内にはカフェにマリンショップ、更衣室にレストコテージまで充実の設備が揃っているんです。
無人島、と聞くと、不便なんじゃ…なんて不安に思う人もいるかもしれませんが、ここナガンヌ島ではそのような心配はまったく無用。カフェでは本格的なBBQ(要予約)もできますし、食事メニューやアルコールなども豊富。嬉しいですね♪売店ではお土産だって購入できます。また、ビーチにあるレストコテージはちょっとした小屋になっていますので、紫外線対策もバッチリ。リラックス度合いも段違いです。

この、那覇から近く、海は美しく、食事もお酒もマリンレジャーも充実という素晴らしい条件が揃うナガンヌ島には、なんと宿泊施設まであるんです。
夜、晴れていれば満点の星空の下、波の音を聴きながら、海の向こうには那覇の夜景。おまけに食事付き。最高です。

■アクセス
那覇・泊港から船で20分

■お勧めポイント
ビーチだけの小さな島です。一日中たっぷり海だけを満喫する事ができます。海を遊びつくしたい人にお勧めします。
※ビーチはきれいな砂浜ですが、珊瑚のカケラ等でゴツゴツした部分も多いです。マリンシューズの使用をオススメします。

遊び勝手抜群!渡嘉敷島

遊び勝手抜群!渡嘉敷島
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慶良間諸島にある大きな3つの有人島のうち、一番沖縄本島から近いところにあるここ渡嘉敷島には、美しいビーチがふたつあります。

メインとなるのは「阿波連(あはれん)ビーチ」。
集落に隣接という立地の便利さ、そしてシーズン中は監視員も常駐する安全な「海水浴場」でありながら、慶良間諸島の中でも群を抜いた美しさを誇る驚きのビーチです。遊泳区域内でもチョウチョウウオなどの熱帯魚が豊富で充分にシュノーケルが楽しめます。その分シーズンになるとかなり賑やかになり、混雑する事も。
温暖化や環境破壊で珊瑚の死滅が心配されましたが、最近では遊泳区域の中でも珊瑚がかなり復活してきました。しかし海水浴客による珊瑚の破壊が未だ頻繁にあり、マナーの向上が求められます。珊瑚の上に立ったり、珊瑚を折ったりすることは厳禁ですのでご注意くださいね。
ビーチ沖合い1km弱のところにある小島、離島(パナリ)の美しさも別格です。

もうひとつが、ウミガメが住んでいることで有名な「渡嘉志久(とかしく)ビーチ」。
渡嘉敷島へ来る観光客はその多くが阿波連ビーチへと向かいますが、その道中、山の中腹から車窓右手下に一気に広がるトカシクビーチの青さに、かならず歓声をあげてしまうはず。
このトカシクビーチの周りは集落ではなく、宿泊施設があるのみ。しかし隣接して静かな公園もありますので、にぎやかな阿波連ビーチより静かにのんびり過ごしたい方にお勧めのビーチです。

■アクセス
那覇・泊港より、高速船で35分、フェリーで70分。
各ビーチへは渡嘉敷港からバスが出ています。(渡嘉志久線は不定期運行)
阿波連ビーチ沖にある離島、パナリへはビーチから渡し船が出ています。

■お勧めポイント
那覇からも近く、ビーチは集落から近く、遊泳区域内でも珊瑚が美しい。おまけに様々なグルメも思う存分楽しめますし、清潔な宿泊施設も多数。筆者個人的に、慶良間諸島で一番好きな島です。初めて慶良間へ行くという方には渡嘉敷島をお勧めします。

※写真は阿波連ビーチ沖合いの離島(パナリ)

ダイビングを体験したいなら!座間味島

ダイビングを体験したいなら!座間味島
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座間味島と言えば、やっぱりダイビング。そして夏には座間味島近辺に多数ある無人島での海遊び、冬には迫力のホエールウォッチング。年間を通して遊べる魅力たっぷりの島です。

この島のメインビーチは「古座間味ビーチ」。
弓なりの白い砂浜が美しく、そして波打ち際すぐの所からたくさんの魚を見ることができシュノーケルにも最適、という素晴らしいビーチです。
しかし少々残念なことに集落からビーチへは若干距離があります。山を越えていかなければならず、徒歩はもちろんレンタル自転車でもちょっと厳しい。港からバス、もしくはレンタルバイク(原付)が必要となります。

座間味島は慶良間諸島の真ん中に位置し、島中にある展望台から慶良間の絶景が楽しめますので、免許のある方は集落でレンタルバイクを借り、ビーチとともに島のツーリングも楽しむのもお勧めですよ。

■アクセス
那覇・泊港より高速船で50分、フェリー(阿嘉島経由)で約2時間
フェリーでも日帰りは可能ですが滞在時間がとても短くなってしまいますので、日帰りの場合は高速船をお勧めします。
古座間味ビーチへは港から徒歩40分程度の山道です。

■お勧めポイント
座間味島からは、慶良間諸島に多数ある無人島へ渡ることができます。
慶良間で無人島遊びをしたい場合は迷わず座間味島へ。

※写真は阿嘉島から見た座間味島

慶良間諸島で一番美しいビーチを堪能。阿嘉島

慶良間諸島で一番美しいビーチを堪能。阿嘉島
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阿嘉島は慶良間諸島の中では那覇から一番遠い有人島となりますが、その分静かで美しい、ダイビングにもお勧めの島です。

阿嘉島と言えば、慶良間で一番美しいと噂される「ニシ浜」がメインビーチ。シーズン中はマリンショップも出店していますし、トイレ・シャワー(有料)もある優秀なビーチです。
集落からは徒歩10〜20分程度かかりますが、比較的なだらかな舗装道ですので、集落でレンタル自転車を借りると便利です。
ニシ浜の特徴は何と行ってもその透明度。その水の美しさとサラサラの白いパウダーサンドのおかげで、波打ち際は宝石のようなキラメキをしています。遊泳区域内手前の珊瑚は残念ながら壊滅状態で魚影もわずかですが、沖のドロップオフまで泳ぐと珊瑚も元気でシュノーケルが楽しめます。その辺りにはダイビング船も数多く停泊しており、海中を泳ぐダイバーをシュノーケルで上から眺めるなんていう珍しい体験もできちゃいますよ。

このニシ浜以外でお勧めなのが「阿嘉ビーチ」。
こちらは阿嘉港からすぐの所にあるのですが、コンクリート壁にテトラポットというちょっとイマイチな見た目をしたビーチです。しかし、シュノーケルをするならこちらがお勧め。珊瑚が大きく、ダイナミックです。またウミガメも住み着いているので、運がよければ一緒に泳げるかもしれません。
※シーズン中のニシ浜には監視員がいらっしゃいますが、阿嘉ビーチには不在です。シュノーケルをする際は、必ずマスク・フィン・ライフジャケット等の器具を着用の上、経験者を含む2名以上でお楽しみください。

■アクセス
那覇・泊港から高速船で50分、フェリーで90分。
阿嘉島行きは本数が少ないので、夏場は早めの予約をお勧めします。
ニシ浜までは集落から徒歩で20分弱、阿嘉ビーチは港からすぐです。

■お勧めポイント
渡嘉敷島・座間味島に比べ静かですが、集落には海に面したオシャレなカフェや本格的なバーもあり、魅力たっぷり。
お酒が好きな方には、渡嘉敷島か阿嘉島をお勧めします♪

慶良間諸島で静かに過ごす。慶留間島&外地島

慶良間諸島で静かに過ごす。慶留間島&外地島
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阿嘉島の港へ到着すると、大きな橋が目に入ります。
慶留間島へと渡る阿嘉大橋です。

慶良間諸島で一番小さな有人島、慶留間島(げるまじま)へは、阿嘉島から陸路で渡ることが可能。その先にある外地島(ふかじしま)へも橋でつながっています。
住人が100人に満たない慶留間島は、観光化されておらず、観光客の数もまばら。その分、自然が手付かずで残る貴重な島です。

有名なビーチはありませんが、島のあちこちに自然のままの美しい浜が広がっています。特に、慶留間島と外地島の間、慶留間小中学校の前に広がる海は必見!海の青さは想像をはるかに越えます。
その近くにある港へ行くと、シュノーケルをせずとも、桟橋から海をのぞくだけで大量の魚が見えるはず。こちらもかなりお勧めです。私は桟橋から海中を泳ぐイカの大群を見て感動してしまいました。
慶留間島の先にある無人島・外地島には慶良間空港がありますが、残念ながら現在定期便の運行はなく、チャーター便のみとなっています。
この慶良間空港脇にある展望台からは慶良間諸島、特に正面に渡嘉敷島・阿波連ビーチが一望。一見の価値ありです。

■アクセス
阿嘉島から慶留間島→外地島へと橋でつながっています。

■お勧めポイント
人のいない海で静かに静かに過ごしたい方にはうってつけです。

最後に

今回は慶良間諸島国立公園の島々をご紹介しました。
それぞれに魅力たっぷりで、どこへ行こうか迷ってしまいますよね。
以前は渡嘉敷島と座間味島の間には連絡船がなく、両方の島に行きたい観光客は、一旦那覇へ戻ってから再び出発するという少々不便な旅をしていました。
しかし、2013年より座間味港・阿嘉港と渡嘉敷島・阿波連港の間に「ケラマ航路」が運航を開始し、慶良間諸島をめぐる観光はとても便利になりました。

ぜひ、それぞれの島を訪れてみてください。そしてお気に入りの島を探しましょう♪

掲載内容は執筆時点のものです。

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