下関・門司港からちょっと寄り道…決闘の聖地「巌流島」

下関・門司港からちょっと寄り道…決闘の聖地「巌流島」

更新日:2014/05/27 16:50

日本人ならば誰もが知っている宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地「巌流島」。現代では、あのアントニオ猪木もこの島で死闘を繰り広げたとか。
でも「そういえば巌流島ってどこにあるんだっけ?」なんて方も意外に多いのでは。
実は、関門海峡を船で渡るついで!?に行けちゃう、気軽な観光スポットなのです。

工場萌えの方にもおすすめのプチクルージングで巌流島へ

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まっすぐ船で渡ってしまえば、あっという間の関門海峡。巌流島へは海峡を少し横切る航路をたどります。下関と門司港どちらからでも約10分で島に上陸することができます。また、下関を発着するクルーズ船もありますので、船のダイヤを確認してプランニングして下さいね。

さて、船には立派な船室もありますが、お天気が良いなら、ぜひ上のデッキへどうぞ。巌流島の下関側の対岸には造船所をはじめとする工場群があるので、「工場萌え」のみなさんは特に楽しいひとときを過ごせるでしょう。どちらの港から乗船しても右舷前方がベストスポットですよ。

また、巌流島自体には工場はないものの、企業の埋め立てで、かつての6倍もの広さになっているとか。様変わりをした島を見たら、武蔵と小次郎もきっとびっくりでしょうね。

まずは島の神社にご挨拶

まずは島の神社にご挨拶
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現在は無人島になっていますが、戦後から昭和40年代まで人も住んでいたこの島。船着場からすぐのところには神社もあります。そして、鳥居には「舟島神社」という文字が。

実は、この島の正式名称は「船島(ふなしま)」と言うのです。巌流島という名前は、佐々木小次郎の流派「巌流」から来ているのだそう。決闘に負けた側の名前が残っているところに、日本人の心の奥深さを感じます。

関門橋をバックにした絶好のフォトスポットで記念写真をどうぞ

関門橋をバックにした絶好のフォトスポットで記念写真をどうぞ
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島内には遊歩道が整備されており、ぐるっと回って30分でじゅうぶん制覇可能といったところ。その中でいちばんのフォトスポットはこちらの「巌流島文学碑・木碑」です。墨痕鮮やかな「巌流島」の文字も歴史の島らしくて良いですし、何より、バックにちょうど関門橋が真ん中に来るように配置されているのです。

船着場からも近いため、船の到着後すぐは写真撮影の待ち行列ができるのですが、気軽に「後にしよう」とすると、戻ったときには別の便のお客さんでまた行列ができていることもあるので、ご注意を。

銅像になっても遅れてきた武蔵

銅像になっても遅れてきた武蔵
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島の中央、小高くなったところにある展望広場には、2人の決闘シーンを再現した銅像があります。武蔵と小次郎の大河ドラマ化を記念して建立されたんだとか。

実はこの武蔵の像が建立されたのは、小次郎像が建立されてからなんと4ヶ月後!銅像まで史実に忠実に遅れて来たとは驚きです。4ヶ月も待たされた小次郎はかわいそうですが、小次郎像一体だけだった時も見てみたかった気もします。

浜辺には打ち捨てられた小舟が…

浜辺には打ち捨てられた小舟が…
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展望広場から九州側を見下ろすと、浜辺には決闘の時からタイムスリップしてきたかのような一艘の小舟が。

小舟から降りた武蔵がそのあたりから出てきそうで、臨場感たっぷり…なのに、そのすぐ向こうを大型タンカーがしずしずと進んで行ったりして、何だか不思議な世界になっています。

島をめぐる遊歩道から、関門海峡を行き来するたくさんの船が間近に見られるのも、巌流島の魅力のひとつです。

おしまいに

現在も「決闘」をテーマにしたイベントなども多く開催されている巌流島。時間に余裕があれば、釣り桟橋で魚と闘うもよし、バーベキュー場で肉と闘うのもよし。「巌流島で闘って来たよ〜」なんて、お土産話のインパクト大!ですよね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/22 訪問

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