水戸市郊外に位置する七ツ洞公園は、総工費10億円!日本屈指のイギリス式庭園です。
総面積15.8ヘクタールの広大な敷地には、風景画のように美しい景色が広がり、気軽なウォーキングに最適♪
穏やかな園内に不思議な雰囲気をプラスしているのは、さまざまな積み石やレンガなどで造られたパビリオンやフォリー(装飾的建物)です。
フォリーとは、foolishが語源の「ばかばかしいほど役に立たないもの」という意味。
本来、私たちを雨や風から守ってくれる建築物とは異なり、装飾の意味のみを持つ建造物です。
18世紀のイギリス式庭園では、特に人工的廃墟を作ることが流行したことから、七ツ洞公園でもこの手法が活かされています。
イギリスから輸入された材料で本格的に建造されたフォリーは、格好のフォトスポットにもなっています。カメラを片手に散策しても楽しめることでしょう。
写真は、映画「テルマエ・ロマエ」のヒロイン・真実役の上戸彩さんが、タイムスリップした井戸です。覚えていらっしゃいますか?
写真のフォリーでは、ルシウス(阿部寛さん)が家でお風呂に入りたいという師匠の願いをかなえ、シャワー付き個人風呂を作り上げ、名声を高めるシーンが撮影されました。
重厚な門の先にあるものを期待してしまうのですが、残念ながら、もう少し小さいサイズの若干廃墟化を加速させたような門があるのみ。突き当たりです。
地図で見ると他のエリアにつながっているようにも見えますので、注意してくださいね。
女好きのケイオニウス(北村一輝さん)が女性とデートするシーンのロケ地は、七ツ洞公園の「秘密の花苑」。
19世紀以降イギリスで流行した、花咲き誇るコテージガーデンです。
レンガの壁に囲まれた庭園様式はウォールドガーデンといわれ、現在のイギリス式庭園でも人気がある様式。
「秘密の花苑」は苑の外からは見えず、鍵のかかるオシャレな門をくぐって入らないと全容がわからない仕組みになっています。
まさに「秘密」、ケイオニウスの密会シーンにピッタリですね♪
大小5つの池、水のせせらぎ音に癒され思わずカメラを構えてしまう美しいダム、児童の遊具施設のある広場など、見どころがたくさんある「七ツ洞公園」。
秘密の花苑入り口には、大ヒット映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地マップが設置されています。
広い園内、もしお目当てのロケ地を見失ってしまったら、参考にしてみてくださいね。
18世紀のイギリス式庭園では、当時流行していた古代ローマを描いた風景画に憧れ、それを再現すべく古代ローマ様式の造形物を飾るのが好まれていました。
その様な背景から、「七ツ洞公園」で映画「テルマエ・ロマエ」の古代ローマ時代が撮影されたのです。
地元でも知らない人の多い「七ツ洞公園」。
ちょっとした公園の秘密を手に、ウォーキングを楽しむ休日はいかがですか?
☆常磐自動車道「水戸北スマートIC」や「那珂IC」から車で約10分の距離ですが、カーナビの検索にヒットしない場合もあります。
その場合は、公園の隣に位置する農業試験場の住所「水戸市下国井町2201」から検索をかけてみてくださいね。
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(2024/3/29更新)
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