香川県の琴電琴平駅から5分も歩けば、1300段以上の石段でおなじみの金比羅さんがある。
参道はそれほど長くはないんだけど、そこは香川。うどん県を名乗るだけのことはあって、うどん屋さんが10軒ほど立ち並んでいるのだ。
いくら香川のうどんが旨いからとはいえ、これからの温かい季節、石段を登りに登った火照った体に、ホカホカのうどんをブチ込むのはなかなかしんどい作業。
そこでオススメしたいのが『しょうゆ豆本舗×浪花堂餅店』の、かまたまアイスだ。その名のとおり、釜玉うどんをモチーフにしたアイスとのこと。
注文すると、特製マシーンでくるくるとソフトクリームを巻いてくれる。
たしかに、一巻きの太さがうどんサイズで、釜玉っぽさが出ているではないか。
が、さすがはうどん県、そんなもんで完成じゃあない。
「ネギかけまーす」
「醤油かけまーす」
とつぶやきつつ、出来上がったソフトクリームの上から、しょう油と青ネギをじゃんじゃんかけていくではないか。
純白のアイスが、ネギとしょう油の色に染まっていく背徳感。
当然ながら、拒否権は無い。
上記写真が、完成したかまたまアイス。お値段350円也。
どうですか、思った以上にうどんでしょ。これが香川の本気なのです。
・アイスの線を細くし、うどんっぽい見た目に
・ソフトクリームにほんのすこし生姜が練りこみ、色を若干黄色くして、卵をまぶした感じに
と2つの工夫がなされている。
さまざまな角度から写真を撮りまくりたいところだが、いくら精巧に仕上がっていても、そこはアイス。
出来上がったそばから、どんどん溶けていく。
記念撮影したい気持ちも重々分かるが、溶けてしまう前にいただこう。
ソフトクリーム自体はとくに変哲のないバニラ味。しょう油の塩味で甘さがひきたって、意外だけれどもけっこう合う。懸念事項のネギについても、アイスの味と冷たさにかき消され、とりたてて気にならない。
コーンの最後部、しっぽの部分にしょう油が溜まっているので、そいつを思い切って「ズズッ!」っと吸いこもう。既存のアイスでは味わえない食後感を味わえるぞ。
金比羅さんのお参りついでに、変わったアイスはいかがでしょう。
うどん県の底力を思い知らされますよ。
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