気分は牛若丸・源義経!京都のパワースポット鞍馬山ハイキング!

気分は牛若丸・源義経!京都のパワースポット鞍馬山ハイキング!

更新日:2014/05/07 11:39

LUIのプロフィール写真 LUI アマチュア写真家
源平の争いで大いに活躍し、同時に悲運の武将としても知られる牛若丸こと源義経が幼少期を過ごした鞍馬寺。そこには牛若丸が鞍馬山に住まう天狗に鍛えられたという伝説が残ります。
そんな伝説の残る鞍馬山には宇宙と自然のエネルギーが満ちているといわれ、パワースポットとしても人気です。
京都の観光スポットのなかでは数少ないハイキングと旧跡めぐりを同時に楽しめる鞍馬山をご紹介します。

いざ!鞍馬山に入山!

いざ!鞍馬山に入山!

写真:LUI

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鞍馬山には鞍馬寺方面と貴船方面からの2通りの入山方法があります。オススメは鞍馬寺方面からの入山です。
鞍馬寺方面入山口へは京都市内から京阪電車の出町柳駅で叡山電車鞍馬線に乗り換え、そこから約30分で終点の鞍馬駅に着きます。
駅の近くでは大きな鞍馬天狗のお面が出迎えてくれます。

入山口は駅から歩いてすぐのどっしりと構えた鞍馬寺の大きな仁王門です。
門前には阿吽の虎(あうんのとら)。鑑真和尚の弟子が鬼から毘沙門天に助けられた時が寅の月、寅の日、寅の刻だったため阿吽の虎と呼ばれているとか。
この山門は俗界と浄界の結界の役割を果たしています。ここで愛山料(高校生以上200円、中学生以下無料。2014年4月現在)を納めて進むと聖なる地への一歩の始まりとなります。

由岐神社

由岐神社

写真:LUI

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山門をくぐってケーブルカー乗り場を過ぎ、少し歩くと見えてくるのが由岐神社。毎年10月22日に京都三大奇祭の一つ、鞍馬の火祭が行われる神社としても知られます。境内には樹齢約800年、樹高約53Mの巨大な杉の木があり、ご神木として崇められています。その力強い木は是非見たいポイントの一つです。
ここでは天狗おみくじという変わり種のおみくじを楽しむこともできます。(天狗のキーホルダーの中におみくじが入っています)。

宇宙からのパワー!鞍馬寺金堂

宇宙からのパワー!鞍馬寺金堂

写真:LUI

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由岐神社から清少納言に近うて遠きものと評された「九十九折」の坂道を20分ほど登ると見えてくるのが鞍馬寺金堂。
金堂の目の前には金剛床という場所があります。この金剛床は鞍馬寺の理想である人が宇宙と一体化するということを表現しています。この中心である六芒星の上に立つと宇宙や鞍馬山のパワーをもらえるということで人気です。
金堂内には鞍馬の信仰の中心である三尊尊天が、右から千手観音菩薩、毘沙門天、護法魔王尊の順に奉安されています。

三尊尊天とは鞍馬山の信仰の中心である尊天、「宇宙の大霊であり大光明、大活動体」すなわち宇宙エネルギーの働きによる力である愛と光と力を表した一体の三身です。
愛は月霊の精霊・千手観音菩薩、光を太陽の精霊・毘沙門天、力を大地の霊王・護法魔王尊の姿で表わされています。
祈りの言葉は「月のように美しく太陽のように暖かく大地のように力強く尊天よあふるるみ恵みを与えたまえ」です。
また、ここからは素晴らしい鞍馬の山々を展望できます。

自然のたくましさを感じる木の根道

自然のたくましさを感じる木の根道

写真:LUI

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金堂からは奥の院参道が続きます。ゴールの貴船口までの奥の院参道は金堂までと違い山道らしい道が続きます。
山道の途中、多数の木の根っこが地中から飛び出している趣ある道にたどり着きます。根が飛び出しているのは岩盤が地表近くまであり、根を深く張れなかったためです。このエリアは木の根道と言われており、鞍馬観光のポスターによく取り上げられています。また、杉木立のなか静かにたたずむ大杉権現周辺は瞑想道場でもあります。
かつて牛若丸が跳躍の鍛練を行っていたと言われている場所は、確かに跳躍力など足腰が強くなりそうな道です。

静寂な信仰の場、護法魔王殿

静寂な信仰の場、護法魔王殿

写真:LUI

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木の根道を行き、義経堂と僧正ヶ谷不動堂を過ぎ進んでいくと金堂から40分ほどで奥の院魔王殿にたどり着きます。
ここは650万年前に金星より地球の霊王として降り立った、地上の創造と破壊をつかさどる護法魔王尊を祀っています。魔王殿に入ると正面の柵内には日本庭園の源流である磐座が組まれています。
山中の中で外界と遮断された魔王殿の中で心を鎮めるひと時は、今までの山道の苦労を吹き飛ばしてくれる、そんな不思議な気持ちにさせてくれます。

そして下山

魔王殿を過ぎると貴船方面へはあとは下りのみ。自然豊かな鞍馬山の息吹を感じながら怪我のないように油断せずに下山しましょう。運が良ければ野生の鹿といった動物に出会うこともできます。帰りには貴船神社に参拝やその周辺の緑あふれる道に面したおしゃれなカフェで一服という山を登り切った自分へのご褒美もどうでしょうか?

春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪といった四季豊かな鞍馬山を自然への感謝とマナーを忘れずに気持ちよく楽しんでください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/27 訪問

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