写真:ミセス 和子
地図を見る「六花の森」に入り、始めに目にするのがこの光景です。丘の一番高い場所にアート作品が佇んでいます。何か人の背中に似ていると思いませんか?
これは彫刻家・坂東優氏の作品「考える人(ロダンから)」です。人の背中が表現されていますが、なんとも哀愁を感じさせられますね。「何を考えているの」?と背中を叩きたくなる様な気分になります。
また駆け寄って、四方から眺めてみたくなる作品ですよ。観光客の多くは、遠目で眺めた後近づいてじっくり観察している光景が見られます。
写真:ミセス 和子
地図を見る丘陵地を利用した「六花の森」の園内には、小川が流れ野の花が咲き乱れます。
黄色の「エゾカンゾウ」は、6月中旬から8月上旬に咲く花です。自然の中で咲いている野の花は可憐です。
この六花の森は緑に包まれた自然、この全体的な風景が素晴らしく、このような庭園を「風景式庭園」と言うそうですよ。
写真:ミセス 和子
地図を見るここで言う「ハマナシ」は、十勝六花を代表する花です。一般にハマナスと呼ばれているバラ科の原種です。
「ハマナシ」の名は、浜(海岸の砂地)に生え、果実がナシに似た形をしていることから「ハマナシ」という名が付けられ、それが訛ってハマナスと呼ばれているそうですよ。
1〜1.5mに成長する木で、5月〜8月に開花して8月〜10月に実を結びます。六花の森には、約4000株が育てられています。
他の「十勝六花」を紹介します。
カタクリ・・春の妖精と呼ばれる植物の代表的な花、見ごろは5月
エゾリュウキンカ・・茎が立ち黄金色の花を付ける、見ごろは5月
オオバナノエンレイソウ・・白色の3枚の花弁、ガク葉が特徴で開まで10年もかかる、見ごろは5月〜6月
シラネアオイ・・日本固有種の1属1種です。見ごろは5月〜6月
エゾリンドウ・・北海道に秋を告げる花、リンドウより淡い色です。見ごろは8月〜9月。
写真:ミセス 和子
地図を見る六花の森には、クロアチアの古民家を移築したオークの美術館棟が点在しています。
ここには、山岳画家・坂本直行氏が描いた作品を展示している施設が4館あります。
十勝の山々を集めた「坂本直行記念館」、六花亭の花柄包装紙で壁を埋め尽くした「花柄包装紙館」、児童詩誌・サイロの表紙絵で壁や天井を飾った「サイロ五十周年記念館」。そして、日高山脈を描いた坂本直行未完の作品を展示する「直行絶筆展示室」。
また、坂本直行氏と同じく北海道の景色を描いている「真野正美作品館」、「百瀬智宏作品館」、「はらたかよし作品館」なども庭園に点在しており、自由に入って美術品を鑑賞する事ができます。
六花の森
住所:中札内村定盤西3線249-6
電話:0155-63-1000
開園期間:4月25日〜10月19日
開園時間:10時〜17時
6〜8月は9時〜17時
10月は10時〜16時
休み:無休
入場料:500円
写真:ミセス 和子
地図を見るレストランショップ「はまなし」の壁に展示されているのも、山岳画家・坂本直行氏の作品です。
この作品の絵は、誰もが目にした事があるのではないかと思う六花亭の包装紙に描かれている野の花なんですよ。一枚一枚の野の花の絵は、皆違う表情をしています。
はまなしでは、六花亭のスイーツや軽食メニューを楽しむ事ができますよ。
「六花の森」は、全体の風景が素晴らしく、森の中には野の花だけでなく、小川のせせらぎや木漏れ日を感じるところもあります。また、古民家の美術棟、アートも点在。スイーツも楽しめる癒しの空間でもあります。
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(2024/4/20更新)
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