一度は食べたい!初夏の宝石『幻の白びわ』を求め、伊豆市土肥へ

一度は食べたい!初夏の宝石『幻の白びわ』を求め、伊豆市土肥へ

更新日:2014/04/18 17:18

全国的に珍しく、市場に出回らないため「幻の白びわ」と呼ばれている「びわ」をご存知ですか?毎年5月下旬から6月中旬に掛け収穫期を迎え、普通の枇杷よりも抜群に甘くて味が濃く、とても美味!そんなめったに食べることが出来ない「幻の白びわ」を食べに、特産地の伊豆市土肥地区へ出掛けてみましょう。

『幻!』と言われる枇杷!

『幻!』と言われる枇杷!
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こちらが「幻の白びわ」です!
名前に「白」と付いていますが、白色ではなく、普通の枇杷より多少色が薄いものの、あまり見た目は変わりません。でも食べてみると、普通の枇杷よりも糖度が高く上品な甘みです。

この白びわは、明治時代に中国から県知事が持ち帰った種から生産が始まりましたが、寒さや雨風に弱く栽培が難しいため、生産者が少ないそうです。全国的にみても生産しているのはこの伊豆市土肥地区だけ。特産品になっていますが、生産者が少ないため生産量は少なく、ほとんど市場に出回ることがありません。
もし市場に出そうとしても、傷みやすいので出荷は難しいそうです。そのことから「幻の白びわ」と呼ばれています。

白びわは、国道136号線の沿いの「山田石油」で時期になると売られていて、「幻の白びわ」の旗が出ているので分かり易いです。「石油屋さん?」と思うでしょうが、お店の前の道をはさんだ場所で、この白びわが生産されているので、直営で売られています。

幻の白びわ畑は、恋人たちのデートスポット「恋人岬」の近くにある!

幻の白びわ畑は、恋人たちのデートスポット「恋人岬」の近くにある!
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こちらは、恋人たちのデートスポットで知られる「恋人岬」の駐車場近くにある、びわ園です。
この枇杷の木は「幻の白びわ」の木で、毎年5月下旬から6月中旬の収穫期に、白びわ狩りが行われ、もぎたてのびわを贅沢に味わうことができます。恋人岬は、先程ご紹介した「山田石油」を国道136号線を松崎町方面へ向かうとありますよ。

※白びわ狩りの詳細は、下記のMEMO【といおんせん】よりお問い合わせいただくか、伊豆市観光協会土肥支部(TEL 0558(98)1212)へ直接お問い合わせ下さい。

収穫期以外も安心!一年中食べることも。

収穫期以外も安心!一年中食べることも。
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もし収穫期以外の時期に白びわを食べたい方は、こちらの施設がオススメです。土肥地区の中心部、松原公園近くにある農産物直売所「ありがとう」では、約10粒位ずつ袋に入って冷凍された白びわが売られているので、一年中、味わうことができますよ。

このお店は、地元の農家などから仕入れた新鮮な野菜や、果物、加工品、白びわを使ったジャム「枇杷ジャム」なども売っています。
「ありがとう」は、土肥温泉バス停付近にあるので、バスを待つ間に買い物を楽しめます。

おわりに

「ありがとう」の隣には、「黄金の湯」もあり、足湯や手湯が楽しめます。また、松原公園内には、ギネスに認定されている「世界一の花時計」や、緑が美しい松林、土肥海岸など、土肥を満喫できる散策スポットがあります。
「世界一の花時計」は、土肥を象徴するシンボル! 花時計の外周は、足つぼマッサージができる健康歩道になっていて、花時計の文字盤に「白びわ」を表したデザインがあるので、足つぼをしながら探してみるのも、面白いかもしれませんね。

公園の駐車場の生垣に、白びわの木が植えられていたりして、土肥を歩くと意外な場所で白びわに出会えます。
旬の時期に味わう、新鮮な「幻の白びわ」は、みずみずしくて、とっても美味しいですよ! 伊豆市土肥地区ならではの、初夏の味に逢いに土肥へ遊びに来てみませんか?

近くには、土肥金山や象牙美術宝庫、土肥温泉発祥の湯「安楽寺・まぶ湯」などの観光スポットもあり、泊りで訪れるのも良いですね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/05/31−2014/03/26 訪問

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