写真:Ise Shinkurou
地図を見る銀山が最盛期の頃、温泉津港には頻繁に北前船が出入りし、産出された銀を江戸・大阪へと運びました。
その北前船の守り神として信仰された「龍御前(たつのごぜん)神社」。背後にある岩山は龍が口を開けた姿に見え、この名前で呼ばれています。小さな本殿ですが、雪深いこの地方ならではの厳かな雰囲気を持つ神社です。
またこの神社は石見神楽が公演される事でも知られ、毎週土曜日の夜には幻想的な雰囲気の「夜神楽」が舞われます。地元だけでなく観光客にも人気のある神楽は、懐かしいテンポの舞楽と舞で訪問客の目を愉しませてくれますよ。神社で行われる夜神楽は最近少なくなってきていますので、とても珍しいお勧めの神楽です。
公演の時間等詳しい内容は下記のメモ欄でご確認下さいね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る温泉街には往時の繁栄を偲ぶことが出来る建物がたくさん残っています。特にお勧めは毛利元就の家臣・内藤家の屋敷。400年の歴史を伝える素晴らしい屋敷で、まるで江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気を楽しめます。
また温泉街を散策しながら一歩路地裏へ迷い込むのも面白いですよ。路地裏にある「なまこ壁通り」では石見銀山と共に栄えた温泉津と、廻船問屋の繁盛した様子が伺えます。
また道端にある趣向を凝らした「ぼんぼり」もお勧め。初めての訪問なのに、何か懐かしさを感じさせてくれる、心癒される町並みが続きます。
温泉街には一般の駐車場はほとんどありませんので、お車の方は温泉街の入り口にある「ゆうゆう館」の駐車場が便利です。10台程の駐車スペースがあります。
また「ゆうゆう館」1階にある大田市観光協会でマップを入手されると便利かと思います。
情緒あふれる散策をたっぷり楽しんだ後、疲れた体を癒すための、とびっきりの温泉をご紹介します。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る温泉津温泉には「薬師湯」「泉薬湯(せんやくとう)」と言う2カ所の湯元があります。今回ご紹介するのは、日本温泉協会からオール5という最高の評価を得ている「薬師湯」。
「薬師湯」は大正初期に建築されたノスタルジックな雰囲気の木造の建物です。オシャレな入り口の前に立つと「えっ温泉?」と思ってしまう程素敵な白亜の洋館。写真は入り口ですが、男女を分けた板ガラスと中央の張り出した小部屋が小さな博物館のよう。そして館内にも明治・大正の洋館が持つ素敵な空間が広がります。
中でも2階の展望デッキと休憩室はまるでお洒落な博物館。入浴するために博物館を訪れた雰囲気なのです。
また展望デッキからは温泉街独特の、軒下や屋根を重なり合わせた町並みをご覧いただけます。入浴者には無料のコーヒーサービスがあり、コーヒーを飲みながら、色むらのある美しい赤瓦の町並みを楽しめます。
では湯船もご紹介しますね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る1300年程昔、鬱蒼と繁った山の谷間で、たぬきが傷を癒しこの温泉が見つかりました。効用は万病に効くと言われ、多くの人々の心と体を癒してきました。
湯船からあふれた湯の花が、結晶となって何重にも重なり、洗い場まで!見た目も驚きですが、湯船に入ると、まるで1300年の時をタイムスリップしたような快さ!足先に温泉成分の結晶が触れ、山の中で温泉に浸かっているような雰囲気です。これは最高ランクのオール5!間違いなしですね。是非この素晴らしい湯を愉しんで頂きたいです。
「薬師湯」
時間:5:00〜21:00
料金:大人 350円
年中無休
またもう一つの源泉「泉薬湯」は他のLINEトラベルjp ナビゲーターの記事にありますので温泉はしごもお勧めですよ。メモ欄からどうぞ。
1300年間湧き続ける温泉。石見神楽を夜愉しめる神社。鄙びた中にも何か懐かしさを感じる温泉街。どれも石見地方ならではの旅をお楽しみ頂けるスポットです。心も体も癒される温泉津へのお出かけはいかがでしょうか?
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(2024/4/19更新)
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