期間限定!3時間だけ出現する「幻の砂浜」で潮干狩り(岡山県倉敷市)

期間限定!3時間だけ出現する「幻の砂浜」で潮干狩り(岡山県倉敷市)

更新日:2020/06/26 11:10

広島 らっこのプロフィール写真 広島 らっこ 子連れトラベラー、食べ歩きを愛するママライター
岡山県倉敷市児島の瀬戸内海に、毎年4月〜8月の大潮の期間限定で「幻の砂浜」が出現するのをご存知でしょうか?

一日に約3時間、沖合1キロ程の海の中に現れる「幻の砂浜」は潮干狩りや磯遊び、夏休みなどの自由研究にもピッタリ!まるで海面をたくさんの人が歩いているような、不思議な光景が目の前に広がりますよ。

幻の砂浜への往復は「からこと丸」で

幻の砂浜への往復は「からこと丸」で

写真:広島 らっこ

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干潮時に現れる砂浜へは、「からこと丸」という船に乗って行きます。船の乗り場は、岡山県倉敷市児島から国道430号を海沿いに玉野(渋川)方面に走って、ハピーマートというお店の近くの「仙隋橋」を渡って右折したところにある琴浦港です。

船の時間は潮に合わせて前後するので、事前にホームページなどで調べてから行きましょう。乗船券は往復で1500円(小学生以下は750円)。料金に潮干狩りも含まれているので、とれたものは全てそのまま持ち帰ることができるところが嬉しいですね!

※写真は以前の「王子が岳」乗り場のもので、琴浦港のものではありません。
※2020年は完全予約制です。最低人数20人以上で出船となるのでご注意ください。

第一便は桟橋ごと出発!

第一便は桟橋ごと出発!

写真:広島 らっこ

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海の真ん中に船で行くと聞いて、じゃあ降りる時はどうするの?と思う人もいるかもしれませんね。答えはなんと、桟橋ごと移動するのです!ちなみにこの写真で見えているのが桟橋で、奥の方にちょっと見える窓の部分が船になります。

第一便で、桟橋も一緒に船で移動し、桟橋を砂浜に置いておいて、最終便で桟橋を回収するという形を取っているようです。第一便に乗れるように行くと、桟橋の上に乗ったまま船で引っ張ってもらえるという珍しい体験ができますよ!また、行きがけの船内では、その季節にとれやすいものや生き物の種類など基本的な情報をアナウンスしてくれるので、よく聞いておくと勉強になります!

※2020年は1日1便のみです。帰りの船も全員一緒の便に乗るのでご注意ください。

生き物がいっぱい!四方を海に囲まれた不思議な空間

生き物がいっぱい!四方を海に囲まれた不思議な空間

写真:広島 らっこ

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海の中の砂浜は、干潮時間に向かって広がっていき、その後徐々に小さくなっていきます。しかし、海水に浸かっているところも広範囲で大人のひざ下程度の浅さになっているので、かなり遠くまで歩いて行くことができます。

潮だまりにはカニやヒトデ、ヤドカリなどの小動物がたくさんおり、時にはイカやタコに出会えることも!見渡す限りの砂浜からは、貝類の出す水鉄砲がいたるところから飛んでいて、眺めているだけでも楽しいですよ。

食べられるかどうかや調理方法も教えてもらえます

食べられるかどうかや調理方法も教えてもらえます

写真:広島 らっこ

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こちらでは、あまり馴染みのない貝もたくさんとれます。食べられるか分からなくても、とりあえず持って帰ってみるのがおすすめですよ!なぜなら、からこと丸のチケット売り場の方に聞くと、食べられるかどうかといったことや調理方法を教えてくれるんです。

その際気を付けたいことは、貝の中には、他の貝を食べる種類があり、一緒の入れ物に入れておくと、砂抜きをしている間に食べられて殻だけになってしまった、という事態も起こりますので、巻貝など珍しい貝には注意しましょうね。

<基本情報>
住所:岡山県倉敷市児島田の口7-1-1
電話番号:086-473-3718
アクセス:児島ICから車で約15分

ちょっと寄り道にピッタリな渋川動物公園

ちょっと寄り道にピッタリな渋川動物公園

写真:広島 らっこ

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干潮の時間によっては、潮干狩りの前や後に時間が空いてしまうこともあるかもしれませんね。そんな時に気軽に寄って楽しめるスポットが、船着き場から車で10分ほどのところにある、「渋川動物公園」です。広い敷地内には、馬や牛、孔雀などがおり、豚や猫、ヤギなどが自由に歩き回っていて、エサをやったり触れ合ったりして楽しむことができます。動物好きにとってもおすすめの癒し系スポットです♪

<基本情報>
住所:岡山県玉野市渋川3-1077-1
電話番号:0863-81-3030
アクセス:JR児島駅からタクシーで約25分、または児島ICから車で約30分

「幻の砂浜」は夏の思い出づくりにピッタリ

四方を海に囲まれた空間を自由に歩き回るなんて、なかなか無い貴重な体験なので、家族でのお出かけやデートにぴったり。「幻の砂浜」で潮の満ち引きを見ていると、普段よりも時間がゆったりと流れているようで良い気分転換になりますよ。お出かけの際には、海の真ん中ですので、帽子と日焼け止めを忘れずに持っていってくださいね。

※以前の「王子が岳」の船乗り場は現在は使用されていないのでご注意ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/06/23 訪問

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