時代を超えた美しい邸宅に感動!旧岩崎邸庭園

時代を超えた美しい邸宅に感動!旧岩崎邸庭園

更新日:2012/10/17 17:19

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
三菱創始者の岩崎彌太郎氏の長男である岩崎久彌氏が、建築家ジョサイア・コンドル氏に設計させた邸宅です。
イギリス17世紀のジャコビアン様式を基調とし、ルネサンスやイスラム様式を取り入れ、和館もあり見ごたえ十分です。

ジョサイア・コンドル氏の設計

ジョサイア・コンドル氏の設計

写真:結月 ここあ

地図を見る

シュロの木が、南国の宮殿のような雰囲気を醸し出しています。

明治29年に、岩崎家の迎賓館として用いられた西洋館で、重要文化財に指定されています。

ジョサイア・コンドル氏は、イギリスのロンドン出身の建築家で、政府関連の建物の設計を多く手がけました。
東京にも、旧古河邸、三井倶楽部、ニコライ堂などコンドル氏設計の建築物が残されています。
西洋建築ではありますが、日本の風土にもあった素晴らしいものです。
私は、上記の建物は、全て見ていますがその中でも、旧岩崎邸は一番だと思います。

玄関

玄関

写真:結月 ここあ

地図を見る

ステンドグラス、照明も当時のままです。
照明の細工も手が込んでいます。

現在は、邸内の撮影は禁止されていますが、この当時は許されていました。

木漏れ日溢れるテラス

木漏れ日溢れるテラス

写真:結月 ここあ

地図を見る

ここでアフタヌーンティーなどを楽しんだのかもしれませんね。

4メートル近い客室天井はペルシャ刺繍の布張り、足元に目を落とせば、玄関やベランダは、イスラム風のミントンのタイルが敷きつめられています。

トイレの便器は、びっくり!ロイヤルドルトンです。
ゴージャスのひとこと。

ベランダ

ベランダ

写真:結月 ここあ

地図を見る

重厚で美しい階段で2階へ上がると、壁紙も天井もピンクの女性用の客間や、ブルーで統一された男性用の客間もあります。

南側のベランダに出て見ると、芝生の庭が見下ろせます。

列柱の美しさ

列柱の美しさ

写真:結月 ここあ

地図を見る

洋館南側は列柱の並ぶベランダで、1階列柱はトスカナ式、2階列柱はイオニア式の装飾。
柱の一本一本も美しいです。

この他に別棟に、撞球室(ビリヤード場)もあり、洋館から地下道で繋がっています。

書院造りの和館もあり、今では手に入らないような木材で、贅をつくしたものです。
壁紙だけでも、億単位とか…
全てが上品で、落ち着いた雰囲気です。

近代の日本建築に多大な影響を与えたとする、ジョサイア・コンドル氏の建築をご覧になってみませんか、時代を超えた美しさに感動すること間違いなしです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/06/20 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -