日本無類の炭酸泉 大分・竹田市にあるラムネの湯!七里田温泉「下湯」

日本無類の炭酸泉 大分・竹田市にあるラムネの湯!七里田温泉「下湯」

更新日:2014/03/14 10:38

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
日本でトップクラスの炭酸泉と言われているのが、大分県竹田市にある七里田温泉「下湯」。高濃度の炭酸ガスを発生する事から「危険な温泉」として特集を組まれる事があるほど。もちろん普通の入浴では危険な事などはなく、安心して入浴できます。入るや否や無数の泡が体を覆い、天然の炭酸によるシュワシュワ、ぷちぷちと弾ける泡を体感できます。
入浴すれば肌にやさしく、飲用すれば胃腸にやさしいと言われる極上湯ですよ。

七里田温泉「下湯(したんゆ)」が愛されるわけ

七里田温泉「下湯(したんゆ)」が愛されるわけ

写真:しの

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七里田温泉「下湯(したんゆ)」は温泉ツウから地元の方まで幅広いファンのいる温泉です。なぜそんなに愛されるのかと言うと、日本無類の炭酸泉が湧くからです。そもそも七里田温泉の近くにある「長湯温泉」も炭酸泉として知られ、この近辺は炭酸泉が自然湧出する地として有名。そんな中にあってもこちらの下湯は最高レベル。

七里田温泉の日帰り入浴施設「七里田温泉館 木の葉の湯」にて受付をし、施設の鍵をもらってから歩いて5分ほどの下湯へ移動します。途中、「⇒ラムネの湯」などと書かれた看板などに遭遇するので迷う事はないかと思います。
こじんまりした別棟の下湯は受付でもらった鍵を使わないと中に入れない仕組みになっています。「日本無類の炭酸泉」と書かれた看板がお湯に対する興味をさらにかきたてますよ。

シュワシュワ、プチプチのすごい炭酸泉

シュワシュワ、プチプチのすごい炭酸泉

写真:しの

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男女別の内湯は各1つずつ。脱衣をすませて扉をあけると階段を数段下り、手前に洗面器と石鹸類、奥に浴槽。飲泉も可能なので、浴槽奥には源泉が流れ出てくるあたりにコップが置かれています。
高濃度な炭酸ガスが多く発生しているので、強制的に換気できるよう大型の扇風機がありますが、浴室で寝る事などは禁止されていますので注意しましょう。

シュワシュワ炭酸泉を体感してみよう!

シュワシュワ炭酸泉を体感してみよう!

写真:しの

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それでは実際に入浴してみましょう。
入るとシュワッと炭酸のはじける感じがします。お湯にもシュワシュワ〜プチプチ〜っと湧き出る炭酸泉。
浴槽にも目で確認できる泡(炭酸)がどんどん現れては消え、現れては消え・・・しています。
炭酸泉は数ある泉質の中でも「鮮度」が重要な温泉です。理由は炭酸が蒸発して消えてしまうからなんです。こちらの下湯は源泉かけ流しでどんどん新しいお湯が入ってくるので当然新鮮。
また、炭酸泉の特徴の一つとして、温度が高くなるほどに気化する為、泉温が低く40度が限界と言われています。
そのような特質から冬場に入るには厳しくないほど低い温度の炭酸泉や、人工的に炭酸を注入している、または、炭酸泉ではあるものの体感できない(シュワシュワを感じない)ものなどが多い中にあって、こちらの下湯は源泉そのまま、天然の炭酸泉を楽しめる貴重な温泉と言えます。

炭酸泉を堪能しよう

炭酸泉を堪能しよう

写真:しの

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泡付きに関しては既にお墨付き。入浴していると泡がいっぱい体に付着してきます。泡はそのままにしていると少し大きくなって消えていき、また新たに泡が付く・・・。

温度は低めの37度前後で、かなりの長湯が楽しめるのも特徴のひとつ。湯あたりしにくい温泉で、じわじわ肌に効いてくる感じです。効くかどうかは個人差があるのですが、浴室で一緒になった方はこちらの温泉で皮膚病を治したとか。
私も以前こちらの温泉を訪れた際、敏感肌に悩まされ、入浴すると痛くて入り続ける事ができない温泉もあったのですが、こちらは長湯ができました。

飲泉にもチャレンジしよう。

飲泉にもチャレンジしよう。

写真:しの

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こちらの温泉は飲用できます。
源泉が流れ込んでくる口に手又はコップで新鮮な温泉をすくってみましょう。

ごくり・・・。

やや鉄味、少し炭酸を感じます。正直美味しいとは言えないですが、何だか効きそうな味。炭酸水素塩泉は飲用すると消化器病によいとされており、排泄を促したり、胃腸の血流をよくしたりする効果があるとか。

入浴してよし、飲んでよし。せっかくなので飲用もチャレンジしてみましょう。

基本情報について

七里田温泉は山間にぽつんとある温泉です。
ですが、特筆すべき泉質を誇る温泉が沸き、泉質を重視している温泉大好きさんには是非とも訪れて頂きたい場所です。
また、近隣には長湯温泉もあるのであわせて湯巡りを楽しむのもおすすめです。

■基本情報■
施設名:「七里田温泉館」下湯
住所:大分県竹田市久住町大字有氏4050−1
電話番号:0974-77-2686

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/02/23−2014/01/01 訪問

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