標高１９５５ｍ。西日本で二番目に高い山が剣山。（ちなみに、一番は愛媛県の石鎚山。）
山頂付近はなだらかで、平家の落人が再興に向け馬での訓練に励んだ場所として「平家の馬場」とも呼ばれます。
標高約１４００ｍの見ノ越まで車で行くことが出来、そこから登山リフトで標高約１７００ｍの西島駅まで上がれば、残りは標高約２００ｍ。誰でも気軽に登れる高標高の山ということで、大勢の方が訪れています。
頂上からは、天候がよければ、淡路島、瀬戸内海、紀州や足摺岬までも見渡せます。
時間が許せば頂上ヒュッテに泊まって、朝日、夕日、そして星空を眺めれば、絶景に感動すること間違いなしです。
緑豊かな剣山は、高山に咲く花々を見るのも楽しみの一つです。
写真は６月に訪れた時に咲いていた、ミツバツツジ。
春から夏、秋と新緑や花々、紅葉がとても美しい風景を見せてくれます。
剣山へ向かう国道４３８号は貞光川沿いを走ります。春に特にお勧めの場所が、つるぎ町一宇にある宿泊施設「つるぎの宿 岩戸」周辺。
写真は、「つるぎの宿 岩戸」の隣にある吊り橋。清流貞光川に架かるこの橋（ふじばし）は、フジに覆われ、５月上旬頃にはフジの花橋となります。人が歩いて渡れ、フジに囲まれた、清流上の空中散歩が楽しめます。満開の時に訪れれば春を満喫。
「ふじばし」を渡った対岸の岩肌にツツジの花が咲くのもこの季節です。
清らかな水の流れと、新緑、そして淡い紫色のツツジの花。日頃のストレスを忘れてしまう心癒される時間が楽しめます。
ツツジの花は、この場所だけでなく、川沿いのあちこちにたくさん咲きます。この季節ならではの美しい風景です。
春は山の幸の山菜が楽しめる季節。ワラビにゼンマイ、ウドや竹の子と美味しい山菜がたくさん採れます。春の息吹を感じる、絶品ばかりです。
「つるぎの宿 岩戸」では、「ふるさと料理バイキング」として、山菜や野菜の地域食材を、地元の方が、家庭の味付けで調理した料理を食べ放題で提供しています。昼食時にここを通るときには是非とも立ち寄りたい場所です。
なお、平成２６年の「ふるさと料理バイキング」は４月５日から再開され、土日祝日のランチタイム（１１時～１４時）限定となります。
団体のお客さんがあると混み合うことがあると思いますので、訪れる時には事前に確認されることをお勧めします。
２０００ｍ近い山を気軽に登れ、多くの人が訪れる剣山は、雪が溶け、山開きも行われる４月からが登山のシーズンとなります。
そして剣山へ向かう道中も花々が咲き、春を満喫できるのもこの季節です。
時間に余裕を持って、自然や地域の食と触れあいながらの訪問をお勧めします。
山の天気は変わりやすいので、気軽に登れると言っても雨具等を携帯し、安全第一でお願いします。
また、リフトの運行開始日、ヒュッテの営業開始日等ＭＥＭＯサイトでご確認ください。
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(2024/4/25更新)
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