西伊豆町堂ヶ島にある「アクーユ三四郎」は、世界的にも珍しいトンボロ現象が見れる宿。窓をあけると写真のような景色が、瀬浜海岸に広がります。
写真左側に写っている島は、三四郎島の一つの伝兵衛島(象島)。写真に入りきらなかったのですが、伝兵衛島の左後ろに、中ノ島・沖ノ瀬島・高島の三つの島があります。見る角度によって、島が三つに見えたり、四つに見えたりすることから「三四郎島」と呼ばれています。
その三四郎島と写真右側の瀬浜海岸の間に、干潮の時だけ道が現れるのが、トンボロ現象です。今は海ですが、干潮の時は陸続きになるので、三四郎島まで歩いて渡ることができます。
宿の部屋に居ながら、目の前で起こる自然現象に、期待に胸を膨らませながら見られますよ。
ご覧下さい、海だった場所から道が現れました!
トンボロ現象によってできた、海の道の長さは200m。完全にできれば、幅30mの道が現れます。アクーユ三四郎の部屋からは、そんな世界的にも珍しいトンボロが真横に一望でき、時間を追って違った様子も楽しめますよ。
自然が織りなす芸術的で不思議な光景に、きっと感動してしまうことでしょう。
トンボロで道が現れたら、三四郎島まで渡ってみたくなるもの。
アクーユ三四郎から、国道136号線沿いを、堂ヶ島温泉ホテルの方へ約5分歩くと、左側にトンボロの道がある瀬浜海岸へ行く道があります。
遠くから見ると歩きやすいような道ですが、近くで見ると岩が「ゴツゴツ」していて、その上、潮が引き立てで、岩にはコケなどが付いているので、とても滑り易く危険です。そのため、スニーカーなど、歩きやすい靴で訪れるのがいいでしょう。
干潮時、30cm以上潮が引くと、伝兵衛島まで足を濡らさずに渡れます。ちょっとした、冒険気分で楽しいですよ!
潮が引いたあとの水たまりには、取り残されたボラ・アゴハゼなどの魚や貝など、海の生き物が観察できるので、お子さんと一緒に自然観察してもいいかもしれませんね。
トンボロを近くで見たら、温泉で温まりましょう!
お勧めなのが、ちょっとユニークな貸切露天風呂「だんがい風呂」です。だんがい風呂の奥は、洞窟のようなドーム状。そのため温泉の湯気が溜まって、自然のサウナのようで、体の芯から温まれます。温泉で日頃の疲れをとるのは、何といっても旅の醍醐味!
有料で事前予約が必要ですが、貸切でゆったり入れて、目の前に広がる三四郎島などの絶景も一人占めできますよ。
「温泉データ」
泉質:カルシウム・ナトリウム・硫酸塩温泉
(低張性アルカリ性高温泉)
泉温:56.9度
外来入浴:なし
こんな断崖に建つ、アクーユ三四郎。
名前の「アクーユ」とは、フランス語で「おもてなし」の意味。館内の通路はあまり段差もなく、車イスでも移動が容易です。また、塩分を控えるなどの健康に配慮した食事(要予約)の用意もされています。
全室オーシャンビューで、宿から望む絶景は、まるで旅人をもてなすかのよう。
トンボロを絶対に見たい人にお勧めな、絶好のビュースポットです。
トンボロの道を渡って島へ行きたい方は、下記のMEMO【堂ヶ島温泉 アクーユ三四郎】の「西伊豆町日没干潮時刻表」より事前にチェックしておくのをお勧めします。
島へ渡れるのは、あくまでも天候が良い日に限られます。
島に渡れたとしても、周りの様子を定期的にチェックして、潮が満ちてきたり、トンボロが狭くなってきたら、すぐに瀬浜海岸へ戻って下さいね。
めったに目にすることが出来ないトンボロ現象を、アクーユ三四郎でゆっくり温泉を楽しみながら、一緒に見てみませんか?
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(2024/4/17更新)
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