潜入!源泉かけ流しのドカン風呂・函館「西ききょう温泉」

潜入!源泉かけ流しのドカン風呂・函館「西ききょう温泉」

更新日:2014/03/25 10:22

函館で温泉と言えば『湯の川温泉』が有名で、それ以外にも大衆浴場タイプの温泉は存在します。ですが実際源泉かけ流しの温泉は数か所。中でも今回ご紹介する温泉は一味ちがう温泉として地元はもとより日本全国の温泉マニアに愛されている「西ききょう温泉」です。ではご紹介いたしましょう。

秘湯感たっぷりの場所。

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函館市の端っこ、西桔梗町の平原の中にどどんと見える野球グラウンドの横に建っている簡素な建物が『西ききょう温泉』です。

正式名称は「西ききょう健康グランド」。
採掘された当時は厚生施設として建てられ、年会費を払い会員にならないと入浴できませんでしたが、法改正された現在は温泉のみの一般の利用も可能になりました。厚生施設というだけあり施設内にはトレーニングマシーンが数台置かれていたり、屋外にはウォーキングコースやパークゴルフ場があります。

こちらの温泉は車無しでは行けません。冬は特に真っ白な雪原の中なので案内看板と野球グラウンドがなければたどり着けない程小さな温泉施設です。見逃さないようにしましょう。

意を決し激熱温泉へ入浴!

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受付で入浴券購入後脱衣所の鍵を渡され、いそいそと脱衣所へ。狭いですが手作り感たっぷり。お風呂セットをもっていざ出陣!

内湯は浴槽3つ、露天風呂3つの構成。洗い場は14席とシャワーが2席。14席はシャワーがないので髪の毛を洗う場合シャワーへ移動することになります。

そして一番注目するべき点が内湯・露天風呂ともに「浴槽」です。樽のような形をしていますが、実はこれ。『ヒューム管』と言って、道路下や河川に埋められる大きい水道管=ドカンなのです!それを大胆に横に切ったものをそのまま埋めこんでいます。そのためなのか浴槽によって深さが微妙に違います^^;そして源泉かけ流しのため床が湯の花などの堆積物で覆われ千枚田状態に。

訪れた日の温泉の温度は手前のお風呂から42.5度、真ん中45.7度、一番奥が40度。
熱い浴槽は47度越えることも珍しくなく、熱かったら水を勝手に入れていいそうです。奥のほうから体を慣らして徐々に熱い湯船に移動していきながら入りましたが、度胸のある方は最初から真ん中の高温に挑戦なさってください。

エステよりも安く美人に♪

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お湯は68.5度の源泉をそのまま浴槽に注いでます。浴槽に容赦なくドドーーーーーッと時には管を上下に揺らしながら温泉が流れ込んでいる姿は圧巻です。あまりに熱いので痛いというよりビリビリしてきます。素直に加水しましょう。使用されている水も地下水(冷鉱泉)なので不純物ナシの温泉といえるでしょう。

洗い場のカランも源泉100%の温泉なので火傷しないよう水(地下水)で調節します。ドラッグストア等で「温泉水入り化粧水」が売られてますが、ここでは価格を気にせず、思い切り顔だけじゃなく髪の毛も体もすべて温泉化粧水が使いたい放題!!
お風呂上りの肌はスベスベ。髪の毛もタオルドライをしっかりするとドライヤーなしでもスルスル・サラサラ指どおりなめらかな髪の毛になります。

飲用も可能。胃腸に効果があり塩気の効いた硫黄の香りが飲み終わった後に香ります。¥420で体の中から外から美人になれる「西ききょう温泉」。エステに行ったと思えば凄くお得ですよ☆

取材後記

ドライヤー無し・飲泉用カップもありませんが、どちらも持ち込みOKなので自宅のお風呂の様に自由気ままに過ごせるのも地元客に愛される理由かも知れません。
ただ肌の弱い方には軽くピリピリ感があるかも知れないので、地下水を温めたシャワーでしっかり流したほうがよいでしょう。
タクシー運転手の方もオススメするこの温泉にぜひ一度入ってみてはいかがでしょうか。

【西ききょう温泉】
住所:函館市西桔梗町444−1
電話:0138(49)7294
営業時間:5:00〜23:30(年中無休)
料金:大人370円、子供150円、10枚券3300円
駐車場:あり
その他:サウナ無し

浴槽:内風呂3つ、外風呂3つ
泉質:ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(中性高張性高温泉)
色:無色透明
源泉温度:68.2℃
湧出量:400 リットル/分

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/02/10−2014/03/20 訪問

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