写真:しの
地図を見る雲仙の小地獄温泉は1731年に開湯された歴史ある温泉で、吉田松陰も訪れたと言われています。その日帰り入浴施設がこの「小地獄温泉館」です。
湯色は雲仙随一とも称される乳白色。手をつけると5cm程度でもう見えなくなるほどの濁り具合です。
そして最大の特徴はその臭い。単純硫黄泉なので硫黄の臭いがすごい。そしてほんのり鉄の臭いも入り混じっています。臭いについては入った時は「硫黄が臭うな」程度ですが、特筆すべきはその持続性。他にも温泉にいくつか入っても2〜3日は何となく臭うほど。臭い=効能ではありませんが、「温泉に入った」、「効いている」と思うはず。
お風呂は男女別に大浴場各2つと打たせ湯があります。温度は熱めとかなり熱めの2つ。休憩室もあるので湯上りにしばし休憩してもオッケーです。
■ご紹介した施設■
施設名:小地獄温泉館
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙500-1
写真:しの
地図を見る雲仙でも一番古い共同風呂といわれる湯の里共同浴場(またの名をだんきゅう風呂)。
古くからあるとは言え数年前にリニューアルしているので外観などはかなりきれいです。
湯船は楕円形の男女別の内風呂がそれぞれ一つずつ。シンプルな造りとなっております。
温度はかなり高いのでたっぷりとかけ湯をしてから入らないとなかなか入れない位の温度で、湯船は深く1mほどあるかというイメージです。色は濁りはあまりないやや青みがかった乳色。深くても底までは見えるような色です。
酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩泉で肌触りは蝋を塗ったようなねっとりつるっとした感じです。
■ご紹介した施設■
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙303番地
電話番号:0957-73-2576
写真:しの
地図を見る熱量(湧出量×湯温)日本一と言われるのがこの小浜温泉。雲仙が山の中に大型の旅館やホテルがあるのに比べこちらは海沿いに中小規模の旅館などが並ぶ温泉街です。
小浜にはいくつかの共同湯があり地元の人にも親しまれていますが特におすすめなのが「脇浜共同浴場」(通称おたっしゃんの湯)。
看板があるのですぐに共同浴場だとはわかるのですが、昭和時代に建てられたような木造の民家のような佇まい。扉を開けると番台のおじさんがいてお代を支払います。
脱衣場は男女別に分かれているものの、鍵もかからない開閉自由な横開きのドアで行き来できそうな感じ。うっかりすると番台のおじさんには見えてしまいそうです。もちろん普通に脱衣をすると見えないので問題ないのですが・・・。
普段は気にする事もないロッカーにも注目。かなりレトロな佇まいです。昔は鍵があったのか、鍵穴のようなものだけが残り、そこに指を入れて開閉。このレトロ感にあっぱれです。
肝心のお風呂は男女別の内風呂が2つずつ。打ちっぱなしのコンクリートにタイルのお風呂と言う構造です。
湯温はかなり熱めと熱めですが、蛇口があって水も客が勝手に加水できる仕組みらしく、常連さん風のお客さんがガンガン加水。もちろん源泉もかけ流しのナトリウム-塩化物泉。
タイムスリップしたような共同湯でかけ流しの温泉を是非ご堪能下さい。
■ご紹介した施設■
住所:長崎県雲仙市小浜町南本町7
電話番号:0957-74-3402
写真:しの
地図を見る小浜温泉には「熱量日本一」だけでなくもう一つの日本一の温泉があります。それが「ほっとふっと105」と言う日本一長い足湯。
105メートルにも及ぶ足湯は海を見ながら足をつけることができ、また足湯の一部は小石が敷き詰められており、「ウォーキング足湯」として足裏を刺激する仕組みになっているので、歩く、立つなどしてみて下さい。
他にも「ペット足湯」もありますのでペット連れの方にも嬉しいですね。
■ご紹介した施設■
住所:長崎県雲仙市小浜町北本町905−70
電話番号:0957-74-2672 (小浜観光協会)
写真:しの
地図を見る温泉に入った後は島原半島の郷土料理「具雑煮」を召し上がってはいかがでしょうか?
具雑煮は一説では島原の乱の際に野菜や魚など色々なものを入れた雑煮を炊いた事とされています。現在ではいわゆる「ハレの日」に食べられる事が多いようですが、観光客用にレストランなどでも提供されています。
具は焼きアナゴなど海のもの、鶏や野菜などの山のものが10種類以上。栄養バランスがとてもよい一品です。
出し汁はアゴ出汁や鶏出汁など各家庭、お店によって異なりますので食べ比べても楽しいです。
旅館のレストランでも提供しているので立ち寄りやすいですよ。
■ご紹介した施設■
店名:レストランド アマリリス(国民宿舎青雲荘内)
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙 500-1
電話番号:0957-73-3273
島原半島は長崎市内からも日帰りの距離にあり、観光客でも足を延ばしやすいところです。
今回ご紹介したのはローカルな雰囲気漂う共同湯。しかしながら泉質は名だたる旅館に決して引けをとらない、いやむしろ個人的にはそれらを上回る素晴らしいものです。
旅の思い出に、温泉の素晴らしさを味わいに、是非とも島原半島の共同湯へお出かけ下さい。
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(2024/4/20更新)
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