2019年は2月9日(土)から3月10日(日)まで開催される佐布里池梅まつり、5400本の梅林の中にのぼりが彩りを添えます。広い公園内は入場無料、駐車無料の人気観光スポットです。
知多半島は大きな川がなく、昔から農業や工業用水用のかんがい池が多い地域です。それを解決したのが遠く木曽川水系から引かれた愛知用水。佐布里池は愛知用水を知多市沿海部工業用水として貯水しています。貯水池面積だけで東京ドームの約13個分あり、入り江が複雑で美しい景観を楽しめます。「梅の館」から見上げる小高い丘には愛知用水神社もあります。
2019年2月現在佐布里池の耐震工事が始まり、2月20日時点で水がほぼ抜かれました。梅まつりが終了と共に本格的に工事が始まり、2021年3月の完了を目指しています。
のぼりがたくさん立ち、眺めも良く人気が高いのが、佐布里池を見おろす丘の周辺です。梅まつり期間中の週末は大人気で、屋台もたちます。佐布里池の梅林には実が取れる佐布里梅種が1800本あり、花は紅色。約5400本の梅の種類は佐布里梅を中心に25種類あります。梅干し用の品種で白い花が咲く白加賀種や、枝やがくが緑色で花が白い青軸種などがあります。
佐布里池周辺には以前は7000本の梅を誇ったと云われていますが、災害などで数が減っていました。佐布里池の整備が進み約5400本を数えるまで増えてきました。現在、佐布里池周辺の梅を1万本にまで増やそうという呼びかけが始まっています。
佐布里池沿いの梅林から下りて行くと広場があり、奥に「梅の館」。この広場では梅まつり中の週末はタレント参加やこの地域の伝統芸能等のイベントが目白押しです。モクモクと長く曲がりくねっているのは、竹のトンネルです。中に入ると光が渦のような縞模様が楽しめます。動物の体内を歩いているようですよ。
梅の館前からふれあい広場を眺めると灯台のようなからくり時計が見えます。梅の館テラス前は春の花を楽しめますよ。
グラデーションが楽しめる梅の花のポイントは広場内にも無数にあり、カメラマンが競ってシャッターを切ります。
佐布里池は高台にあり、開放感一杯です。梅林が人気の佐布里ですが、橋の袂に近いここだけはパームツリーが青空に突き抜け、春が来たことを告げています。佐布里池にはこの橋の袂に取水用ダムがあり、梅林は主に、この橋の左岸側(本記事でご紹介)と右岸側に集中しています。
佐布里池沿いの緩やかな斜面に紅梅、白梅を楽しむことが出来ます。池を眺める散策路に分け入ってみてはいかがでしょう。
梅は桜より小ぶりですが白からピンク、紅色までバリエーションが豊富です。佐布里の梅林は目線の高さで楽しむことができます。
広い佐布里池には里山も残されており梅林ばかりでなく散策路は雑木林にも入ります。緑のアーチを抜けて梅林沿いを進みます。
雑木林周辺では散策する人が減るため静寂に包まれます。いつの間にか木々の間から小鳥のさえずりが聞こえてきます。じっとしていると小鳥が降りてきて木の実をついばんだり、虫をさがしたりする様子を楽しむことが出来ます。水鳥も雑木林近くの水面に多く集まる佐布里池はバードウォッチングのスポットでもあります。
竹や木材を使った遊具が幾つかあり、自然の中で子供達が遊べますよ。写真は竹を使ったすべり台。
梅の館すぐ上にある蝋梅林(ろうばい:写真)は既に可愛らしい花が無数に咲き、甘い香りを楽しめます。
2019年は寒さが厳しく、梅まつりが始まった2月初旬に紅梅が開花。2月20日頃に5分咲きの「見頃」を迎えています。これから3月に向けさらに開花が進みしばらく楽しめます。
梅まつり中は「梅の館」内は土産品などが並びとても賑やか。おススメは梅っ花(うめっか)餅。焼いていたら賞味してみてはいかがでしょう。ひとあじ違う佐布里梅を楽しめますよ。館内にはレストランもあります。
「梅の館」北側に第一駐車場と第二駐車場があります。そこへの西からの進入路脇はまるで紅梅林のようなのぼりが100本ほど。佐布里池梅まつり中の目印です。
住所: 愛知県知多市佐布里台3丁目101
電話番号:0562-54-2911
アクセス:名鉄常滑線で「名鉄名古屋」駅から約20分の「朝倉」駅から知多バス「佐布里」行きで「梅の館口」下車(片道200円)、東へ徒歩5分。車の場合は、知多半島道路「阿久比」インターから車で西へ15分。
情報は2019年2月時点のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/26更新)
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