竹田城まで車で行きたい!雲海の見られるビュースポット巡り〜立雲峡(兵庫県朝来市)

| 兵庫県

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

竹田城まで車で行きたい!雲海の見られるビュースポット巡り〜立雲峡(兵庫県朝来市)

竹田城まで車で行きたい!雲海の見られるビュースポット巡り〜立雲峡(兵庫県朝来市)

更新日:2017/04/26 10:28

津田 泰輔のプロフィール写真 津田 泰輔

雲海に浮かぶ竹田城を見に行こう!天空の城や日本のマチュピチュと称される竹田城を眺めるなら、車で巡るのがオススメだ。竹田城自体へは観光地として整備されたため、駅からバスなどで訪れることができるようになったが、雲海に浮かぶ天空の城を見るためには車で少し離れたビュースポットを訪れるしかない。

- PR -

竹田城を正面から眺められる立雲峡

竹田城を正面から眺められる立雲峡

写真:津田 泰輔

地図を見る

竹田城から円山川を挟んで東側に立雲峡と呼ばれる場所がある。立雲峡は山の中腹斜面に造られた自然公園で、春になると桜の名所になっている。

正面に竹田城の巨大な石垣が一望できる絶好のビューポイントで、秋から冬にかけて雲海ができる日には、ちょうど真横から雲に浮かぶ城の絶景を見ることができる。恐らく観光パンフレットに載っている雲海の写真は、たいていここから撮影されたものだと。

和田山ICから国道322号線を南下し、県道277号線との交差点を左折。しばらく行くと立雲峡の看板が見えてくるのでそれを右折。ところどころ道が細い箇所もあるので注意して進もう。突き当たりに50台ほど停められる駐車場がある。
山の斜面が自然公園になっていて、遊歩道も整備されているので、車さえあれば竹田城に登るよりずっと簡単に訪れることができるだろう。

ただ、冬に訪れる場合は道路も地面も凍っているので、冬用タイヤやチェーン、雪道用の靴などを用意して行った方が良いかもしれない。また暗いうちに登る際は電灯がないため、懐中電灯が必要になるだろう。

竹田城を正面から眺められる立雲峡

写真:津田 泰輔

地図を見る

この辺り一帯は豪雪地帯のため、冬場は遊歩道もこの通り雪に覆われている。しかもたくさんの人によって踏み固まれて凍っているので、非常に滑りやすくなっている。
駐車場からでも竹田城の姿を見ることができるのだが、この雪の坂道を上へ上へと進めば、それだけ竹田城を上から眺められる絶景ポジションに行くことができるので、本気で行きたい人は冬山装備のアイゼンやスパイクシューズを持っていくことをお勧めする。
一番上の第一展望台までは徒歩約40分。雪道だともっと時間はかかるだろう。

竹田城を正面から眺められる立雲峡

写真:津田 泰輔

地図を見る

ちなみに桜のシーズンに訪れるとこの通り桜と竹田城をセットで鑑賞することができる。桜の季節は少し遅くて、4月中旬から下旬ごろがピークになる。

雲海を見るためには

雲海を見るためには

写真:津田 泰輔

地図を見る

雲海は麓を流れる円山川から蒸発した水蒸気が雲となって発生するのだが、必ずしも毎日発生するものではない。以下のような自然条件が重なった時に発生する現象なのである。

・季節は晩秋がベストだが、9月〜2月頃まではチャンスあり。

・次に朝と昼の気温差。この気温差があればあるほど雲海は発生しやすい。最低気温と最高気温の気温差10℃以上が一つの基準になるだろう。

・そして天候。できれば天気は晴れの日で、ある程度は湿度が高い日のほうが良い。前日に雨が降って、翌日に快晴になり朝冷え込む日が最高の条件だろう。また風があるとせっかく雲海が発生しても流されてしまうため、できるだけ無風に近い状態の方が良い。

・時間は明け方から8時ごろまで。絶景を見るために頑張って早起きしよう。

地元の人に聞いたところでは、やはり秋の方が雲海の立ち登り方が多いという。
私が訪れたのは1月下旬だったのだが、秋ごろにはもっと多くの雲が城の奥まで回りこんで、雲間から竹田城が覗くというさらに幻想的な景観が望めるという。

反対から遠望する藤和峠

反対から遠望する藤和峠

写真:津田 泰輔

地図を見る

もう一つのビューポイントは竹田城の西側にあたる藤和峠。峠道を登りきったところに駐車場があり、そこから竹田城が遠望できる。
アクセスは国道322号線から県道136号線を西に向かい、途中で左折すると竹田城の駐車場がある山城の郷に行くのだが、そこに向かわずに直進して峠方向へ。峠を登りながら連続するカーブを越えた辺りに車3台ほど停められる場所がある。ここが藤和峠の展望台になっている。

少し距離があるのだが、山々が連なった中に、城郭のシルエットが浮かぶ水墨画のような景色が見られる場所である。東側に竹田城を見ることになるので、朝方は逆光になり、写真を撮るとこのような白黒のシルエットになる。

この日は立雲峡に時間をかけすぎてしまったため、雲海もほとんどなくなってきてしまっていた。やはり8時過ぎぐらいが雲海の限界のようだ。

竹田城に登るには

竹田城に登るには

写真:津田 泰輔

地図を見る

竹田城は増加する観光客に対応するために行われていた工事も完了し、現在はルートも整備されて訪れやすくなっている。

車で訪れるなら麓の山城の郷が起点になっている。国道322号線から藤和峠に向かう県道136号線に入ると大きな看板が出ているので、そこを左折すれば山城の郷の駐車場に到着する。
ここより先は一般車通行止になっているので、天空バスか徒歩、もしくはタクシーで登城することになる。

山城の郷から中腹第二駐車場へバスなら5分程度、歩けば20分ぐらいでたどり着く。中腹第二駐車場から竹田城に登るにはさらに徒歩20分。ずっと坂道が続くので夏場なら飲み物などを持参した方が良いだろう。

昔は観光客も少なかったので中腹の駐車場へも自由に車で乗り入れできたのだが、現在は渋滞を避ける事と登城する人数を制限する目的で一般車が規制される事になっている。

山城の郷の駐車場はハイシーズンにもなると満車になっている事も多い。その際は竹田駅周辺にある駐車場に車を停めて、駅から出ている天空のバスに乗車して竹田城に登る方法もあるのでそちらの方をお勧めする。

竹田城に登城するには

竹田城に登城するには

写真:津田 泰輔

地図を見る

山腹第二駐車場から20分歩くとようやく竹田城の入り口に到着する。入口で観覧料が必要になってしまったが、ルートが整備されて以前のように崩壊しかける石垣などが修復されているので、安全に鑑賞できるようになっている。
観光地化されて残念だと思っている方もいるかもしれないが、ここまで訪問客が増えてしまうと、それも仕方がない事だろう。

4月になるとこのように桜が咲き誇り、戦国時代そのままの石垣と桜のコラボレーションが楽しめる。夏になると芝が緑に染まり、蔦がもう少し成長するので、天空の城ラピュタのような自然と遺跡が融合した景観が楽しめるだろう。

竹田城に登城するには

写真:津田 泰輔

地図を見る

竹田城の城郭からは、遥か下の竹田の町並みと円山川の流れを見渡すことができる。また、山頂に築かれた壮大な石垣はまさに天空の城の名前にふさわしい。

大小様々な石によって組まれた石垣は穴太積みと呼ばれる技法を用いられており、これは安土城などと同じものである。
元々竹田城は豊臣秀吉の弟の秀長によって攻め落とされた城で、その後の改修によって現在の形になったという。そのために、織田信長から豊臣秀吉に至る勢力の影響を強く受けた城だったようだ。

ちなみに立雲峡は左側の山の桜が集まっている部分。立雲峡から見えていた場所がまさに今立っているこの場所ということになる。

雲海の竹田城を堪能するモデルルートはこれだ

雲海に浮かぶ天空の城を堪能するモデルルートととして考えられるのは、秋から冬にかけて、まずは朝と昼気温差がある晴れの日を天気予報を確認したら、
・日の出の少し前の6時頃にに立雲峡にスタンバイ(好条件の時はカメラマンも多いので駐車場が満車の可能性もあるので注意)
・撮影を終えたら次は藤和峠で反対側から竹田城を鑑賞(できれば8時までには行けると雲海が残っている可能性あり)
・最後に山城の郷から竹田城へ登城

時間的に竹田城に登る頃には雲海が晴れてしまっている可能性が高い。どうしても雲海を竹田城から見たい場合は、立雲峡はあきらめて最初に竹田城に登った方が良いだろう。
天気は晴れなのに見上げると低い雲が立ち込めて、山の上が見えない状態ならそれは雲海が発生している証拠。山の上に登れば雲の上に出て眼下に雲海が広がっている事だろう。

かつて人々から忘れ去られ、一部のマニアだけが知る秘境の廃城も、今や但馬で最も人気のスポットになっている。城下の町並みにも新しいお店が増えてきて観光地として順調に発展してきている。

今後も人気は続いていくと思うが、この素晴らしい歴史遺産をできる限り大切に守って行きたいものである。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/25 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

事業拡大のため、デザイナー、システムエンジニア募集中!国内最大級の旅行サイトを一緒に作りませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ