海津大崎は琵琶湖の北西部に位置します。滋賀県の中でも琵琶湖の水がきれいで自然のあふれるエリアです。
海津大崎へは、JRマキノ駅よりバスを利用するのが便利です。見ごろの期間は約4kmに及ぶ花見のスポットを何回でも乗り降りできる花見バスや、駅〜海津大崎口間のシャトルバスが運行されます。また駅でレンタサイクルを借りていくのも楽しいですよ。
中にはカヌーで湖上から観賞するグループも。何とも優雅ですね。
車窓観賞や花見船に乗るのもいいですが、やっぱり桜は近くで見たい! 桜の下で花見弁当が食べたい! ということで今回はバス&徒歩で。海津並木口でバスを降りると、キラキラ輝く琵琶湖とながーく続く桜のトンネルがお出迎え。バスを降りた瞬間から一気にテンションが上がります! そして進行方向には湖のカーブに沿ってずっと桜並木が遠くまで続いているのが見えます。
水辺の桜はどれも美しいのですが、この琵琶湖面にせり出す桜の美しさといったら別格です!!
湖岸沿いは全長2kmの遊歩道が整備されていて、安全に桜を楽しむことができます。木の根っこなどで多少ぼこぼこしていますので、歩きやすい靴で行かれるのがおススメです。
せっかくの桜、お昼ごはんはぜひ桜の下で食べたいですね。眺めのいい場所を見つけたら、レジャーシートを敷いてのんびり桜を眺めましょう。
ここでご注意。花見エリアには焼きそばなどの屋台と飲食店が数軒しかありません。花見前に済ませておくか、お弁当やお茶を持っていく方が安心です。お弁当はマキノ駅前の臨時駐車場でも滋賀の特産品や簡単なお弁当を販売していますので、できればバスに乗る前に調達しておきましょう。
バス停付近はたくさんの花見客がいらっしゃいますが、桜を見ながらどんどん北へ歩いて行くと人もまばらになってきますので、比較的落ち着いてじっくり桜を楽しむことができます。
時間に余裕のある方は、バス停付近だけでなくぜひ奥の方まで歩いてみてください。美しい桜を見ながらだと歩くのも苦になりませんよ。
歩いて行くと湖岸の景色も変わってきます。丸い小石の多い浜があったりごつごつした岩礁が突き出していたり、様々な水辺の表情も桜だけではない楽しみのひとつです。
全長2kmの遊歩道を歩いて30分、目の前にトンネルが現れ湖岸に観光船乗り場が見えてきたらそこが遊歩道の終点です。
立派な枝垂れ桜のあるお食事処で休憩したら、ぜひ大崎寺にも立ち寄ってみて下さい。階段を上った小高い位置にあるこのお寺の展望台からの琵琶湖の眺めは一見の価値ありです。また本堂右手にある阿弥陀堂は、安土城落城のときの血がついた木の板をそのまま利用して貼っているそうで、「安土の血天井」として知られています。
もっともっと奥へ進んであと2km続く桜を見たいという方、ここから先はトンネルが3つ続きますので徒歩はおススメしません。花見船に乗るもよし、花見バスに乗って二本松〜永原駅〜マキノ駅に帰るもよしです。
お花見で悩ましいのが見頃はいつか?ということ。花見においてはこれ、かなり重要なポイントです。
海津の桜は遅咲きの桜として知られており、例年4月5日前後に開花、10日頃に満開初日を迎え満開から5日ほど見頃が続きます。けれど予想通りにいかないのが自然の常。17日頃が満開の年もあり、4月末まで桜が残っていた年もあります。目安としては、京都市内・円山公園の桜より1週間遅く、彦根より3日程度遅いということですのでご参考までに。
青い湖面と800本の桜の海津大崎、いかがでしたか?
大阪や京都よりも満開時期が遅いので、私はこの桜をシーズン見納めの桜と決め毎年のように訪れています。皆さまもよかったら今年のお花見候補のひとつに加えてみてください!
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(2024/4/26更新)
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