一人旅でも、車がなくても。徒歩40分で巡る、神戸街ナカ夜景5選。

一人旅でも、車がなくても。徒歩40分で巡る、神戸街ナカ夜景5選。

更新日:2014/01/27 17:57

下川 尚子のプロフィール写真 下川 尚子 ライター
絵になる風景が多い、港町の神戸。特に夜は素敵で、ベイエリア、中華街、レトロビルのライトアップなど、様々な姿を見せてくれます。ここでは、街ナカの夜景スポットをご紹介。車がなくても一人旅でも、ぶらりと楽しめる夜景ウォーキング。
スタートからゴールまで、さらっと歩くと40分。途中で休憩を挟み、写真を撮りながら歩くと約1時間のコースです。神戸の夜、ちょっと時間があいたらお気軽に歩いてみてください。

「神戸といえばこの夜景」。まずはハーバーランドからスタート。

「神戸といえばこの夜景」。まずはハーバーランドからスタート。

写真:下川 尚子

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スタート地点は、ベイエリアのハーバーランド。商業施設「umie」内「MOSAIC」前からの夜景です。
神戸の夜景を見るうえで、やはりこのスポットは欠かせません。鼓型の赤い神戸ポートタワー、印象的なシェイプの神戸海洋博物館が並ぶ姿は、パンフレットなどにもよく使われている組み合わせですよね。神戸港内にはクルーズ船も入港しますので、ライトアップされた船が行き交う姿もまた、魅力的です。まずは海風に吹かれつつ、神戸の港町情緒を感じてみてください。

対岸のメリケンパークより、光あふれるハーバーランドを眺める。

対岸のメリケンパークより、光あふれるハーバーランドを眺める。

写真:下川 尚子

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スタート地点から徒歩7〜8分ほど。先ほど眺めた神戸ポートタワー、神戸海洋博物館のあたりまで歩いてみましょう。こちらからハーバーランドを眺めると、「MOSAIC」や観覧車がまばゆい光を放っています。光が海面に映り込む姿がきれいですね。

お時間があれば、神戸ポートタワーに上ってみるのもオススメ。神戸ポートタワー内には展望フロアがあるほか、床全体がゆっくり動きフロアごと回転していく「展望回転喫茶室」もあります。座っているだけで、神戸の夜景が360度見渡せるレアな場所です。一見の価値あり、ですよ。
※12月〜2月は営業時間19:00まで(最終入場18:30まで)、3月〜11月は21:00まで(最終入場20:30まで)となっています。

旧居留地・海岸通りでレトロビルのライトアップを楽しむ。

旧居留地・海岸通りでレトロビルのライトアップを楽しむ。

写真:下川 尚子

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続いて、メリケンパークから三宮方面へ10分ほど歩きます。
ハーバーランド・メリケンパークなどのベイエリアから三宮方面に向かう途中にあるのが、旧居留地。ここは以前、外国人居留地であった場所で、いまも当時のたたずまいを残した洋館や街並みが残っています。ちょっとレトロで雰囲気が良く、歩いていて楽しいエリアです。

写真は、「海岸通り」という大きな道沿いのビル。奥が商船三井ビルディング、手前が海岸ビルといい、もとは大正時代の建築物です。
この海岸通りをさらに三宮方面に向けて歩くと、2ブロック先に「チャータードビル」というビルがあります。こちらは、もとは銀行だった建物で、現在は一階がカフェレストラン「EHバンク」として営業中。レトロな雰囲気を生かした素敵な建物ですので、こちらでおつまみとビールを頼んでちょっと一息、なんていうのも、大人の時間で良いですね。

旧居留地は、ぶらぶらと歩いていると、こうした素敵な建築物に出会えます。海岸通りは大きな道ですが、少し中に入った路地でも、素敵なビルや可愛い雑貨屋、雰囲気の良いバーなどが多いです。お時間のある方は、ゆっくり散策してみても楽しいですよ。
ライトアップ時間はビルによって変わりますので、ホームページなどをご確認ください。ここでご紹介した海岸ビルのライトアップは日没〜22:00まで。商船三井ビルディングは金土日曜・祝祭日・祝前日・夏休・春休・ 神戸ルミナリエ期間・GWの、日没〜22:00となっています。ご参考までに。

中華街「南京町」で、エネルギッシュな喧噪に元気をもらう。

中華街「南京町」で、エネルギッシュな喧噪に元気をもらう。

写真:下川 尚子

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旧居留地「海岸ビル」前より徒歩5分程度で、神戸の中華街「南京町」に着きます。
旧居留地のしっとりとした「レトロモダン」な雰囲気とは大きくベクトルの異なるのが南京町です。夜もにぎやかでエネルギッシュ!露店が多く、食べ歩きすると楽しいです。小腹がすいている方は、豚まんや餃子など、つまんでみても良いですね。

写真は、南京町の西側の入口「西安門」。ライトアップされた姿は美麗です。門の向こう、エネルギッシュな喧噪が伝わるでしょうか?神戸の中華街「南京町」は、横浜の中華街と比較するとずいぶんコンパクトで、東西に延びるメインストリートは約200メートル。そのぶん気軽に歩きやすいのが特徴です。中央の広場でもライトアップが行われていますので、立ち寄ってみてください。

「神戸市庁舎展望ロビー」より、神戸の街を一望する。

「神戸市庁舎展望ロビー」より、神戸の街を一望する。

写真:下川 尚子

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最後は、神戸の街を一望できる展望スポットをご紹介します。
南京町から徒歩10分程度、神戸市庁舎展望ロビーです。ここは神戸市役所の24階にあるロビーで、神戸の街をぐるりと見渡すことができます。

山側(北側)には六甲山系と、山肌にほどこされた市章やいかりマークのライトアップ、西側には神戸ポートタワーやMOSAICなどのベイエリア、海側には神戸大橋とポートアイランドなど、神戸のさまざまなランドマークを見ることができます。写真は、海側を撮ったところです。
市役所の一画ですので、無料で開放されているのも嬉しいところですね。例年12月に行われる「神戸ルミナリエ」の開催期間中は、ルミナリエを上空から眺められる穴場スポットとしてもひそかに人気です。
神戸市庁舎展望ロビーから、神戸の中心である三ノ宮駅は徒歩6〜7分ほど。立地がよいので、ぜひ立ち寄ってみてください。
※開放時間は22:00までとなっています。

おわりに

どんな街も、昼と夜では表情が異なります。せっかくその地に行ったなら、夜の姿も見てみたいものですよね。特に神戸は夜景やライトアップがきれいなので、「絵になる景色」にたくさん出会えます。

スタート地点のハーバーランドから、ゴールの神戸市庁舎展望ロビーまでまっすぐ歩くと30分。ご紹介したスポットをめぐりつつ歩くと、ざっと見て回るなら40分、寄り道しつつ歩けば1時間といったところでしょうか。

皆様にとって、お気に入りのスポットが見つかりますように!

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/06 訪問

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