カムイミンタラ「大雪山」は神々が遊ぶパワースポット!

カムイミンタラ「大雪山」は神々が遊ぶパワースポット!

更新日:2019/08/13 16:48

月宮 うさのプロフィール写真 月宮 うさ ブロガー
大雪山。この地は古くから北海道に暮らすアイヌ民族に"神々の遊ぶ庭"の意味を持つ「カムイミンタラ」と呼ばれる場所。そこには雄大な大自然が広がり、神々をも魅了する神秘的な力に満ち溢れています。そんなパワースポット「大雪山」の見どころをご紹介。神々の遊ぶお庭を覗いてみましょう。

「大雪山」とは?

「大雪山」とは?

写真:月宮 うさ

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大雪山とは、1つの山の名称ではなく、北海道の中心部に連なる2000m級の火山群の総称。大雪山連峰と十勝岳連峰で構成される日本最大の国立公園"大雪山国立公園"の中に存在します。1つの山ではないことを明確にするため"大雪山系"と呼ばれることも。その場合は一般的に十勝岳連峰を含む大雪山国立公園のことを指します。

写真は夏の上富良野町から眺めた大雪山連峰。

目の前に広がる雄大な大自然に感動!

目の前に広がる雄大な大自然に感動!

写真:月宮 うさ

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大雪山に広がる高山植物のお花畑は日本一の広さ。標高は2000m前後ですが、緯度が高いため本州では3000m級の山々に咲く高山植物を見ることができます。雪解けとともに咲き乱れるお花畑は感動の風景。7月中旬から8月上旬にかけて一番美しい季節を迎えます。9月上旬から始まる日本一早い紅葉も綺麗です。

目の前に広がる雄大な大自然に感動!

写真:月宮 うさ

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大雪山のあちらこちらで見られるお花畑の主役"チングルマ"。白くて可憐なお花は、花の時期が終わると風車のような綿毛に姿を変えます。秋には葉が紅葉し、神々の遊ぶ庭を真っ赤に染めあげます。

目の前に広がる雄大な大自然に感動!

写真:月宮 うさ

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雄大な大自然のキャンバスに描かれる雪渓の絵画も大雪山を彩る美しい風景。

北海道最高峰「旭岳」は気軽に行けるパワースポット!

北海道最高峰「旭岳」は気軽に行けるパワースポット!

提供元:ようこそ東川 | 公式観光案内サイト

http://www.welcome-higashikawa.jp/地図を見る

ここからは、気軽に行くことができる大雪山の絶景スポットをピックアップ。

まず最初に、北海道最高峰標高2291mの「旭岳」をご紹介。
"大雪山旭岳ロープウェイ"が、東川町の旭岳温泉(山麓駅)から、標高1600mの姿見駅まで運行しており、約10分で神々が遊ぶ庭に到着します。
姿見駅からは1周約1時間1.7kmの散策路があり、夏は一面のお花畑・秋は紅葉の大地の絶景が広がります。

登頂する場合は登山装備が必須。真夏でも気温が一桁になることがありますので、防寒着は必ず準備してください。姿見駅から山頂までのコースタイムは約2時間。

北海道最高峰「旭岳」は気軽に行けるパワースポット!

写真:月宮 うさ

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<大雪山旭岳ロープウェイの基本情報>
住所:上川郡東川町旭岳温泉
電話番号:0166-68-9111
アクセス:JR旭川駅より旭岳温泉行バス「いで湯号」に乗り換え1時間半

※料金・営業時間は利用時期により異なります。詳しくは記事下の関連MEMO内「大雪山旭岳ロープウェイ」のホームページをご参照ください。

登山するなら大雪山の秀峰「黒岳」がオススメ!

登山するなら大雪山の秀峰「黒岳」がオススメ!

写真:月宮 うさ

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大雪山の秀峰・標高1984mの「黒岳」も、7合目までロープウェイ&リフトで行くことが可能な気軽に訪れることができるスポット。ここは、7合目から山頂まで登り約1時間半と比較的短時間で登頂できるため登山がオススメ。夏は8合目辺りから山頂にかけて続くお花畑が訪れる人々を癒してくれます。

登山道はわかりやすく迷う心配はありませんが、大きな岩がゴロゴロした道が続きますので、足元は軽登山靴(トレッキングシューズ)以上を。山頂まで直射日光が照りつける急勾配が続くため、特に夏は水分を多めに用意しましょう。旭岳同様、山頂では真夏でも気温が低くなることがあるため防寒着はお忘れなく。

5合目や7合目にも大自然のパワーを感じる風景が広がっています。層雲峡温泉を訪れた際には、ぜひ黒岳に足を運んで自然の力を感じとってみてください。黒岳のアイドル"シマリス"にも出会えるかも。

登山するなら大雪山の秀峰「黒岳」がオススメ!

写真:月宮 うさ

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<黒岳の基本情報>
登山口:7合目ロッジ(黒岳森林パトロール事務所)前より。
コースタイム:山頂まで登り約1時間〜1時間半、下り約1時間。

<大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイの基本情報>
住所:上川郡上川町層雲峡
電話番号:01658-5-3031
アクセス:JR上川駅より道北バス層雲峡・上川線に乗り換え乗車約30分。終点「層雲峡」にて下車、徒歩5分
料金:ロープウェイ往復大人2400円小人1200円・リフト往復大人800円小人400円・セット券往復大人3000円・小人1500円
※営業時間は利用時期により異なります。詳しくは記事下の関連MEMO内「大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ」のホームページをご参照ください。

神秘的な「大雪高原沼めぐり」

神秘的な「大雪高原沼めぐり」

写真:月宮 うさ

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大雪山には多くの湿地帯が存在します。その中から「大雪高原沼めぐり」をご紹介。
沼めぐりは、上川町にある大雪高原温泉を起点に1周約6km・3時間〜4時間のコース。この辺りは広葉樹が多いため紅葉の季節は特に美しく、秋には絶景をもとめて多くの人々が訪れます。週末には登山道が渋滞することも。沼の数は大小合わせて30個以上といわれています。

※2016年の台風被害による登山道の一部閉鎖が続いており、現在は空沼で折り返しです。

神秘的な「大雪高原沼めぐり」

写真:月宮 うさ

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<大雪高原沼めぐり基本情報>
住所:上川郡上川町層雲峡大雪高原温泉

※秋の観光シーズンはマイカー規制があります。詳しくは記事下の関連MEMO内「北海道上川町・紅葉期の車両交通規制」をご参照ください。
※登山道に入る前にに"ヒグマ情報センター"でのレクチャーが必須です。登山道へはヒグマ情報センターを経由して入ります。

カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)の真実

最後にカムイミンタラの真実を。
カムイミンタラはアイヌ語で"カムイ・ミンタラ=神・庭"の意。アイヌの人々の間ではヒグマは神の化身と考えられており、カムイミンタラはヒグマの生息地のことを指します。そして、多くのヒグマたちが暮らす大雪山には、に神々の遊ぶ庭の言葉にぴったりな風景が広がっています。

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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